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公開番号
2025086279
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-06
出願番号
2023200242
出願日
2023-11-27
発明の名称
中実タイヤ用着脱装置
出願人
小野谷機工株式会社
代理人
個人
主分類
B60C
25/138 20060101AFI20250530BHJP(車両一般)
要約
【課題】 支持体を高精度でピストンの軸線と同一軸線をなすように乗載することができる、作業性の向上された中実タイヤ用着脱装置を提供する。
【解決手段】 中実タイヤ用着脱装置1は、第1シリンダケース11と、第1ピストン12と、第2シリンダケース13と、第2ピストン14と、ピストン棒15と、を有する複動油圧シリンダCY1と、油圧源5と、ホイールWを支持するための円筒状の支持体7と、タイヤTに乗載され、支持体7が挿入可能な、支持体7よりも大径の押圧リング部8を有する押圧体10と、第2シリンダケース13から突出するピストン棒15の突出部分15aに螺着され、押圧体10の載置面3から離反する方向への変位を阻止するナット9と、を備える。第1シリンダケース11は、開口2から露出した第1シリンダケース11の端面に設けられる位置決め突部3aを含む。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
開口が設けられた平坦状の載置面を有する基台と、
複動油圧シリンダであって、
前記開口から上部が突出した状態で、前記基台に収容される第1シリンダケースと、
前記第1シリンダケースに収容される第1ピストンと、
前記第1ピストンに固定され、前記第1シリンダケースの軸線に沿って移動可能な第2シリンダケースと、
前記第2シリンダケースに収容される第2ピストンと、
前記第2ピストンに固定され、前記第1シリンダケースの軸線と同一直線をなす第2シリンダケースの軸線に沿って移動可能なピストン棒と、を有する複動油圧シリンダと、
前記複動油圧シリンダに作動油を供給する油圧源と、
前記載置面上に載置され、ホイールを支持するための円筒状の支持体と、
前記ホイール上に乗載された中実のタイヤまたは前記ホイールに装着された前記タイヤに乗載される押圧体であって、前記支持体が挿入可能な、前記支持体よりも大径の押圧リング部を有する押圧体と、
前記第2シリンダケースから突出する前記ピストン棒の突出部分に螺着され、前記押圧体の前記載置面から離反する方向への変位を阻止するナットと、
を備え、
前記第1シリンダケースは、前記開口から露出した前記第1シリンダケースの端面に設けられる位置決め突部であって、前記支持体に嵌合することによって、前記支持体の軸線が前記第1シリンダケースの軸線と同軸となるように前記支持体を位置決めする位置決め突部、を含むことを特徴とする中実タイヤ用着脱装置。
続きを表示(約 390 文字)
【請求項2】
前記油圧源は、前記第1シリンダケースおよび前記ピストン棒が縮退するように、前記複動油圧シリンダに前記油圧源の作動油を導く第1油路と、前記第1シリンダケースおよび前記ピストン棒が伸長するように、前記油圧源から前記複動油圧シリンダに作動油を導く第2油路とを含む油路構成部、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の中実タイヤ用着脱装置。
【請求項3】
前記油路構成部は、前記油圧源から前記第1油路または前記第2油路を経て前記複動油圧シリンダに供給される作動油の圧力を減圧する減圧弁、をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載の中実タイヤ用着脱装置。
【請求項4】
前記複動油圧シリンダに前記油圧源から供給される作動油の圧力が13MPa以上であるとき点灯する警報灯、を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の中実タイヤ用着脱装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フォークリフトなどの産業用車両に使用される中実タイヤのタイヤ本体をホイールから取り外し、ホイールにタイヤ本体を装着するための中実タイヤ用着脱装置に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来技術の中実タイヤ用着脱装置は、たとえば特許文献1にタイヤ着脱装置として記載されている。この従来技術のタイヤ着脱装置は、タイヤ、支持体およびホイールをセットする載置面を有し、中央に開口を有するテーブル本体と、テーブル本体の下面側に垂下されるように取付けられたシリンダと、シリンダの駆動によってテーブル本体の中央の開口を伸縮自在に貫通し、上方に延びる筒状のピストンと、ピストンに伸縮自在にかつ係止可能に設けられるセット螺杆と、を備える。
【0003】
シリンダの駆動によるピストンおよびセット螺杆の降下時の押圧力によってタイヤを、セット螺杆の端部に係止した着脱リングによって、テーブル本体の方向に加圧し、タイヤがホイールに装着される。支持体は、円筒状であり、ホイールの下縁をピストンと略同心円となるように支持するように構成される。ホイールにタイヤを装着する場合、載置面上に支持体が載置され、支持体によってホイールの下縁が支持され、ホイールの上縁にタイヤが乗載され、タイヤを上方から着脱リングによって押圧することによって、ホイールにタイヤが装着される。また、ホイールからタイヤを取外す場合、タイヤが装着されたホイールの下縁が支持体によって支持され、タイヤに乗載された着脱リングがシリンダによって載置面に近づく方向に駆動されることによって、タイヤがホイールから取外される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平9-277808号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記特許文献1の従来技術では、載置面に乗載される支持体をピストンの軸線と同一軸線をなすように、支持体を位置決めできる構成を備えていないので、作業者が目視で支持体を載置面上に乗載しなければならず、乗載後に支持体をピストンの軸線と同一軸線をなすように、支持体の位置を調整しなければならず、作業性がわるいという問題がある。また、支持体を作業者が手作業で位置決めすると、支持体がピストンの軸線と同一軸線からずれる場合もあり、支持体の軸線がピストンの軸線からずれていると、支持体に乗載されるホイールおよびホイールに乗載されるタイヤの軸線もずれてしまう。この状態でタイヤを着脱リングによって80ton以上の大きな押圧力で押圧すると、着脱リングによるタイヤへ押圧力が偏心して作用するという問題がある。
【0006】
したがって本発明の目的は、支持体を高精度でピストンの軸線と同一軸線をなすように乗載することができる、作業性の向上された中実タイヤ用着脱装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、開口が設けられた平坦状の載置面を有する基台と、
複動油圧シリンダであって、
前記開口から上部が突出した状態で、前記基台に収容される第1シリンダケースと、
前記第1シリンダケースに収容される第1ピストンと、
前記第1ピストンに固定され、前記第1シリンダケースの軸線に沿って移動可能な第2シリンダケースと、
前記第2シリンダケースに収容される第2ピストンと、
前記第2ピストンに固定され、前記第1シリンダケースの軸線と同一直線をなす前記第2シリンダケースの軸線に沿って移動可能なピストン棒と、を有する複動油圧シリンダと、
前記複動油圧シリンダに作動油を供給する油圧源と、
前記載置面上に載置され、ホイールを支持するための円筒状の支持体と、
前記ホイール上に乗載された中実のタイヤまたは前記ホイールに装着された前記タイヤに乗載される押圧体であって、前記支持体が挿入可能な、前記支持体よりも大径の押圧リング部を有する押圧体と、
前記第2シリンダケースから突出する前記ピストン棒の突出部分に螺着され、前記押圧体の前記載置面から離反する方向への変位を阻止するナットと、
を備え、
前記第1シリンダケースは、前記開口から露出した前記第1シリンダケースの端面に設けられる位置決め突部であって、前記支持体に嵌合することによって、前記支持体の軸線が前記第1シリンダケースの軸線と同軸となるように前記支持体を位置決めする位置決め突部、を含むことを特徴とする中実タイヤ用着脱装置である。
【0008】
また本発明は、前記油圧源は、前記第1シリンダケースおよび前記ピストン棒が縮退するように、前記複動油圧シリンダに前記油圧源の作動油を導く第1油路と、前記第1シリンダケースおよび前記ピストン棒が伸長するように、前記油圧源から前記複動油圧シリンダに作動油を導く第2油路とを含む油路構成部、をさらに含むことを特徴とする。
【0009】
また本発明は、前記油路構成部は、前記油圧源から前記第1油路または前記第2油路を経て前記複動油圧シリンダに供給される作動油の圧力を減圧する減圧弁、をさらに含むことを特徴とする。
【0010】
また本発明は、前記複動油圧シリンダに前記油圧源から供給される作動油の圧力が13MPa以上であるとき点灯する警報灯、を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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