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公開番号2025087250
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2023201769
出願日2023-11-29
発明の名称軌条車両
出願人株式会社日立製作所
代理人弁理士法人第一国際特許事務所
主分類B61F 5/24 20060101AFI20250603BHJP(鉄道)
要約【課題】台車からヨーダンパ及びヨーダンパ支持部を経由して台枠に伝達される加振力を軌条車両構体に効率的に伝達するとともに、簡便な構成で且つ、溶接時の入熱量を小さくできるとともに、容易に非破壊検査できる十分な強度を備える軽量の軌条車両を提供する。
【解決手段】軌条車両は、床面をなす床部と、前記床部に接合される枕梁と、から構成される台枠と、前記台枠の幅方向の両端部に立設される側構体と、有する軌条車両構体と、前記軌条車両構体と支持する台車と、一端が前記台車に接続されるヨーダンパと、前記ヨーダンパの他端が接続されるヨーダンパ支持部と、備える軌条車両において、前記ヨーダンパ支持部は、前記枕梁の幅方向の端部に固定される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
床面をなす床部と、
前記床部に接合される枕梁と、から構成される台枠と、
前記台枠の幅方向の両端部に立設される側構体と、
を有する軌条車両構体と、
前記軌条車両構体と支持する台車と、
一端が前記台車に接続されるヨーダンパと、
前記ヨーダンパの他端が接続されるヨーダンパ支持部と、
を備える軌条車両において、
前記ヨーダンパ支持部は、
前記枕梁の幅方向の端部に固定される、
ことを特徴とする軌条車両。
続きを表示(約 810 文字)【請求項2】
請求項1に記載される軌条車両において、
前記枕梁の幅方向の寸法は、
前記床部の幅方向の寸法より大きい、
ことを特徴とする軌条車両。
【請求項3】
請求項2に記載される軌条車両において、
前記枕梁は、
前記床部の下面に当接する水平部と、
前記水平部の幅方向の端部から上方に突出する突出部と、
からなる、
ことを特徴とする軌条車両。
【請求項4】
請求項3に記載される軌条車両において、
前記水平部の端部と、前記突出部は、前記軌条車両の長手方向に沿って一体に押し出し成型される中空押し出し型材により形成される、
ことを特徴とする軌条車両。
【請求項5】
請求項3に記載される軌条車両において、
前記突出部は、
前記側構体の下端部に接合される、
ことを特徴とする軌条車両。
【請求項6】
請求項5に記載される軌条車両において、
前記水平部の幅方向の端部の下面に、前記ヨーダンパ支持部が接続される、
ことを特徴とする軌条車両。
【請求項7】
請求項3に記載される軌条車両において、
前記突出部は、
前記台枠の幅方向の端部に近い内側面板と、
前記内側面板に隔置される外側面板と、
前記外側面板と前記内側面板とを接続する接続板とからなる、
ことを特徴とする軌条車両。
【請求項8】
請求項3に記載される軌条車両において、
前記床部の下面の長手方向に交差する断面形状と、前記枕梁の前記水平部と前記突出部の上面の長手方向に交差する断面形状とは、ほぼ同じであり、前記下面に前記上面が係合するよう組付けられる、
ことを特徴とする軌条車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、軌条車両に関する。
続きを表示(約 1,000 文字)【背景技術】
【0002】
敷設された軌道に沿って運行される軌条車両は、六面体の軌条車両構体と、この軌条車両構体を支持するとともに軌道に沿って進む台車と、からなる。
【0003】
軌条車両構体は、床面をなす台枠と、台枠の長手方向の両端部に立設される妻構体と、台枠の幅方向の両端部に立設される側構体と、妻構体および屋根構体の上端部に載置される屋根構体からなる。
【0004】
台枠は、床部と、床部の周縁に備えられる側梁と端梁、そして、台車を支持する部位に備えられる枕梁などから構成される。台車が車体へ伝達するけん引力やブレーキ力は、この枕梁(台枠)を経て軌条車両構体に伝達される。
【0005】
枕梁の幅方向の端部には、ヨーダンパ支持部が備えられ、高速走行時に水平面内で旋回する台車のヨーイングを抑制するヨーダンパが、その下端部に接続される。ヨーダンパ支持部の上端部は、台枠(構体)に備えられるヨーダンパ受部に接続される。
【0006】
特許文献1に、ボルスタアンカまたはヨーダンパ支持用ブラケットの締結位置で下フランジに偶力が作用した時に上フランジ及び下フランジに生じる面外曲げ応力を低減できる鉄道車両の台枠構造が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2014-125138号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
鉄道車両の速度が高まる(高速化する)につれて、軌道の不整の影響を受ける台車は、水平面内で旋回するヨーイングを生じやすい傾向にある。このため、台車のヨーイングを抑制するヨーダンパに接続するヨーダンパ支持部、そして、ヨーダンパ支持部と台枠との接続部であるヨーダンパ受部に作用する荷重も大きくなる傾向にある。
【0009】
さらに、ヨーダンパ受部は、ヨーダンパに接続するヨーダンパ支持部が接続する部位であるため、車体が傾斜したり、曲線を通過したりする際に、車体と台車とを接続するヨーダンパが車両限界から逸脱しないように、台枠に備えられる際に高い取り付け位置精度が求められる。
【0010】
また、ヨーダンパ受部を台枠の幅方向の端部に溶接する時、溶接線の長さを小さくして、溶接時の熱変形や溶接部の非破壊検査の工数が大きくならないように、溶接時の入熱量を小さくすることが望まれる。
(【0011】以降は省略されています)

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