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公開番号2025087636
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-10
出願番号2024206934
出願日2024-11-28
発明の名称硬化剤組成物、硬化剤組成物の製造方法、硬化性組成物の製造方法、硬化性組成物、硬化物及び硬化物の製造方法
出願人株式会社ADEKA
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C08L 61/04 20060101AFI20250603BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】本開示は、貯蔵安定性に優れた硬化剤組成物を提供することを主目的とする。
【解決手段】本開示は、アミン系硬化剤と、ビスフェノールAと、を含有し、上記ビスフェノールAの含有量が、上記アミン系硬化剤の含有量に対して、1質量ppm以上15,000質量ppm以下である、硬化剤組成物を提供することにより、上記目的を達成する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
アミン系硬化剤と、ビスフェノールAと、を含有し、
前記ビスフェノールAの含有量が、前記アミン系硬化剤の含有量に対して、1質量ppm以上15,000質量ppm以下である、硬化剤組成物。
続きを表示(約 920 文字)【請求項2】
前記ビスフェノールAの含有量が、前記硬化剤組成物中に、1質量ppm以上5,000質量ppm以下である、請求項1に記載の硬化剤組成物。
【請求項3】
前記硬化剤組成物が、フェノール樹脂を含有する、請求項1に記載の硬化剤組成物。
【請求項4】
前記フェノール樹脂の含有量が、前記硬化剤組成物100質量部中に、20質量部以上80質量部以下である、請求項3に記載の硬化剤組成物。
【請求項5】
アミン化合物及びビスフェノールA型エポキシ化合物を用いて、アミン化合物とビスフェノールA型エポキシ化合物との反応物を形成する第1工程を含み、
前記第1工程に用いられる前記アミン化合物の添加量が、前記ビスフェノールA型エポキシ化合物のエポキシ基1モルに対して、1モル超である、硬化剤組成物の製造方法。
【請求項6】
前記第1工程に用いられる前記アミン化合物の添加量が、前記ビスフェノールA型エポキシ化合物のエポキシ基1モルに対して、1.1モル以上4.0モル以下である、請求項5に記載の硬化剤組成物の製造方法。
【請求項7】
前記第1工程後に、フェノール樹脂を添加する第2工程を含み、
前記第2工程に用いられる前記フェノール樹脂の添加量が、アミン化合物及びビスフェノールA型エポキシ化合物の合計100質量部に対して、20質量部以上500質量部以下である、請求項5に記載の硬化剤組成物の製造方法。
【請求項8】
請求項1に記載の硬化剤組成物と、硬化性化合物と、を混合する混合工程を含む、硬化性組成物の製造方法。
【請求項9】
アミン系硬化剤と、ビスフェノールAと、硬化性化合物と、を含有し、
前記ビスフェノールAの含有量が、前記アミン系硬化剤の含有量に対して、1質量ppm以上15,000質量ppm未満である、硬化性組成物。
【請求項10】
請求項8に記載の硬化性組成物の製造方法で製造された硬化性組成物又は請求項9に記載の硬化性組成物の硬化物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、硬化剤組成物、硬化剤組成物の製造方法、硬化性組成物、硬化性組成物の製造方法、硬化物及び硬化物の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
エポキシ化合物は、接着剤、塗料、電気絶縁材料、複合材料、土木建築材料など、様々な用途で使用されている。
また、エポキシ化合物を含む硬化性組成物に用いられる硬化剤としては、イミダゾール類、アミン類、ジシアンジアミド、酸無水物類、フェノール類、ヒドラジン類、グアニジン類等の種々の硬化剤が幅広い用途に用いられている。例えば、特許文献1では、硬化剤としてイミダゾール化合物等のアミン系硬化剤を用いた例が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-189834号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の硬化剤には、貯蔵安定性が不十分な場合がある。
本開示は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、貯蔵安定性に優れた硬化剤組成物を提供することを主目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、鋭意検討した結果、アミン系硬化剤にビスフェノールAを所定量併用することにより、貯蔵安定性に優れた硬化剤組成物が得られることを見出した。
【0006】
すなわち、本開示は、アミン系硬化剤と、ビスフェノールAと、を含有し、上記ビスフェノールAの含有量が、上記アミン系硬化剤の含有量に対して、1質量ppm以上15,000質量ppm以下であることを特徴とする、硬化剤組成物を提供する。
本開示の硬化剤組成物は、貯蔵安定性に優れる。
【0007】
本開示においては、上記ビスフェノールAの含有量が、上記硬化剤組成物中に、1質量ppm以上10,000質量ppm以下であることが好ましい。上記含有量が上述の範囲内であることで、上記硬化剤組成物の貯蔵安定性がより向上する。
【0008】
本開示においては、上記硬化剤組成物が、フェノール樹脂を含有することが好ましい。上記硬化剤組成物の貯蔵安定性がより向上するためである。
【0009】
本開示においては、上記フェノール樹脂の含有量が、上記硬化剤組成物100質量部中に、20質量部以上80質量部以下であることが好ましい。上記硬化剤組成物の貯蔵安定性がより向上するためである。
【0010】
本開示においては、アミン化合物及びビスフェノールA型エポキシ化合物を用いて、アミン化合物とビスフェノールA型エポキシ化合物との反応物を形成する第1工程を含み、上記第1工程に用いられる上記アミン化合物の添加量が、上記ビスフェノールA型エポキシ化合物のエポキシ基1モルに対して、1モル超であることを特徴とする、硬化剤組成物の製造方法を提供する。
本開示によれば、ビスフェノールAの含有量が少ない硬化剤組成物を容易に製造できる。
(【0011】以降は省略されています)

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