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公開番号2025087983
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023202347
出願日2023-11-30
発明の名称誘導加熱調理装置
出願人アール・ビー・コントロールズ株式会社
代理人個人
主分類H05B 6/12 20060101AFI20250604BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】従来の誘導加熱調理装置では複数個のインバータを1枚の電源基板上に実装していたため、各インバータに対して個別の冷却空気を供給する通路を設ける必要があり、また、各インバータへの冷却空気を送風するためのファンを1台で賄っているため、作動していない状態のインバータに対しても冷却空気が無駄に送風され、効率よく電源基板を冷却できない。
【解決手段】2枚の電源基板を、パターン面同士が対向するように所定の間隔を開けて保持すると共に、両パターン面の間に冷却用の空気を流すようにした。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
誘導加熱調理部を複数備え、各誘導加熱部に対して電力を供給する電源基板が各々備えられている誘導加熱調理装置において、上記電源基板は、一方の部品実装面に各種の電子部品が実装され、他方のパターン面に上記各電子部品を電気的に接続する銅箔からなるパターンが被着されており、2枚の電源基板を、パターン面同士が対向するように所定の間隔を開けて保持すると共に、両パターン面の間に冷却用の空気を流すことを特徴とする誘導加熱調理装置。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
上記2枚の電源基板は所定の長さの棒状のスペーサを介して相互に連結されており、上記電源基板の実装面側に実装されたヒートシンクに対応する放熱用のパターン部分にこれらスペーサのうちの少なくとも1本を設けると共に、その放熱用のパターンに設けられたスペーサを金属製として、相互に連結された電源基板の内、一方の電源基板のみが作動している状態で、その作動中の電源基板のヒートシンクの熱をそのスペーサを介して作動していない電源基板の放熱パターンおよびヒートシンクに伝達することを特徴とする請求項1に記載の誘導加熱調理装置。
【請求項3】
両電源基板の間を抜けた冷却用の空気の流れを折り返して上記ヒートシンクに向ける変向板を設けたことを特徴とする請求項2に記載の誘導加熱調理装置。
【請求項4】
上記冷却用の空気の流れに対して平行な1対の側板を、この空気の流れを挟むように設けると共に、エゼクタ効果により周囲の空気を冷却用の空気の流れに吸引するための開口を各側板に設けたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の誘導加熱調理装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、誘導加熱部を複数備えた誘導加熱調理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
天板に取り付けられる、いわゆるビルトイン式と呼ばれる誘導加熱調理装置では、一般に天板上に複数の誘導加熱部が設定されている。これら誘導加熱部には天板の下方に誘導コイルが配設されており、これら誘導コイルに高周波電力を供給するためのインバータと呼ばれる電源基板が設けられている。このインバータは各誘導コイル毎に同様の構成のものが必要となる。そのため誘導加熱部が2個設けられている誘導加熱調理装置では、同様の構成のインバータが2個必要となる。
【0003】
また、これらインバータは大電力を誘導コイルに供給する必要があるため、発熱量が大きく、効率よく冷却する必要が生じる(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2023-60179号公報(図7,図8)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記従来の誘導加熱調理装置では、複数個のインバータを1枚の電源基板上に実装しているので、各インバータに対して個別の冷却空気を供給する通路を設ける必要があり、また、各インバータへの冷却空気を送風するためのファンを1台で賄っているため、作動していない状態のインバータに対しても冷却空気が無駄に送風され、効率よく電源基板を冷却できないという不具合が生じる。
【0006】
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、各インバータを個別の電源基板に構成すると共に、各電源基板に対する送風経路を共用化することによって上記不具合を解決することのできる誘導加熱調理装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために本発明による誘導加熱調理装置は、誘導加熱調理部を複数備え、各誘導加熱部に対して電力を供給する電源基板が各々備えられている誘導加熱調理装置において、上記電源基板は、一方の部品実装面に各種の電子部品が実装され、他方のパターン面に上記各電子部品を電気的に接続する銅箔からなるパターンが被着されており、2枚の電源基板を、パターン面同士が対向するように所定の間隔を開けて保持すると共に、両パターン面の間に冷却用の空気を流すことを特徴とする。
【0008】
電源基板に生じた熱はパターン面に被着された銅箔からなるパターンから放熱されやすい。そこで、2枚の電源基板を各々のパターン面が対向するように保持して両電源基板の間に冷却用の空気を流すことによって、同時に両電源基板を冷却できるようにした。
【0009】
また、上記2枚の電源基板は所定の長さの棒状のスペーサを介して相互に連結されており、上記電源基板の実装面側に実装されたヒートシンクに対応する放熱用のパターン部分にこれらスペーサのうちの少なくとも1本を設けると共に、その放熱用のパターンに設けられたスペーサを金属製として、相互に連結された電源基板の内、一方の電源基板のみが作動している状態で、その作動中の電源基板のヒートシンクの熱をそのスペーサを介して作動していない電源基板の放熱パターンおよびヒートシンクに伝達するように構成することが考えられる。
【0010】
ところで、両電源基板の間を抜けた冷却用の空気の流れを折り返して上記ヒートシンクに向ける変向板を設けることによって、ヒートシンクを効率よく冷却するように構成してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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