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公開番号2025088524
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-11
出願番号2023203280
出願日2023-11-30
発明の名称不飽和ポリエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂の硬化物、樹脂組成物、及び不飽和ポリエステル樹脂の製造方法
出願人三菱瓦斯化学株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C08G 63/52 20060101AFI20250604BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】他の各種高分子材料との相溶性や反応性が高められた、新規構造を有する不飽和ポリエステル樹脂及びその製造方法等を提供する。
【解決手段】不飽和ポリエステル樹脂は、下記式(1)で表される構造単位と、下記式(2)で表される構造単位と、を含む。
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(式(1)中、R1はエチレン性不飽和結合を1つ以上有する二価の連結基である。)
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>JPEG</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025088524000025.jpg</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">32</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">170</com:WidthMeasure> </com:Image>
(式(2)中、R2及びR3は、それぞれ独立して、直鎖状又は分岐状の炭素原子数1以上10以下の炭化水素連結基であり、nは、繰り返し単位数である。)
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
下記式(1)で表される構造単位と、下記式(2)で表される構造単位と、を含む、
不飽和ポリエステル樹脂。
JPEG
2025088524000019.jpg
23
170
(上記式(1)中、R
1
は、エチレン性不飽和結合を1つ以上有する二価の連結基である。)
JPEG
2025088524000020.jpg
32
170
(上記式(2)中、R
2
及びR
3
は、それぞれ独立して、直鎖状又は分岐状の炭素原子数1以上10以下の炭化水素連結基であり、nは、繰り返し単位数である。)
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記式(2)で表される構造単位中のnが、5以上33以下である、
請求項1に記載の不飽和ポリエステル樹脂。
【請求項3】
前記式(1)で表される構造単位が、不飽和ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸及びこれらの酸無水物からなる群より選択される少なくとも1種に由来する、
請求項1に記載の不飽和ポリエステル樹脂。
【請求項4】
前記式(2)で表される構造単位が、末端水酸基含有水素化ポリブタジエンに由来する、
請求項1に記載の不飽和ポリエステル樹脂。
【請求項5】
前記式(1)で表される構造単位が、無水マレイン酸、マレイン酸、フマル酸、無水フタル酸及びフタル酸からなる群より選択される少なくとも1種に由来する、
請求項1に記載の不飽和ポリエステル樹脂。
【請求項6】
前記式(2)で表される構造単位に対する前記式(1)で表される構造単位のモル比が0.50以上5.0以下である、
請求項1に記載の不飽和ポリエステル樹脂。
【請求項7】
数平均分子量が、5.00×10
2
以上3.00×10
4
以下である、
請求項1に記載の不飽和ポリエステル樹脂。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の不飽和ポリエステル樹脂の硬化物。
【請求項9】
請求項1~7のいずれか1項に記載の不飽和ポリエステル樹脂を含む、樹脂組成物。
【請求項10】
前記不飽和ポリエステル樹脂の含有量が、樹脂成分100質量部に対して0.50質量部以上である、
請求項9に記載の樹脂組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、不飽和ポリエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂の硬化物、樹脂組成物、及び不飽和ポリエステル樹脂の製造方法等に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)【背景技術】
【0002】
ポリエステル樹脂は、機械的強度、電気絶縁性、耐熱性、耐薬品性等に優れていることから、様々な用途で使用されており、様々なポリエステル樹脂及び不飽和ポリエステル樹脂並びにそれらの製造方法が報告されている。
【0003】
例えば特許文献1には、末端水酸基変性ポリブタジエンと無水マレイン酸或いは無水コハク酸とを反応して得られる、新規な構造を有する末端変性ポリブタジエンが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2017-066222号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1は、新規な構造を有する末端変性ポリブタジエンの合成を開示するに留まり、当該末端変性ポリブタジエンの有用性は何ら検討されていない。実際、特許文献1には、意図する用途として各種ゴム用の添加剤が挙げられているものの、各種ゴム用の添加剤として有用であることを裏付ける具体的な性能評価は何ら示されていない。
【0006】
ところで近年においては、高分子材料の用途の広がりにともない、要求性能が多様化し或いは高度化している。例えば、近年の電子材料用途等においては、誘電特性等の電気的特性のみならず、例えば相溶性、成形性、機械的強度、低熱膨張率、低反り、金属密着性等も求められることがあり、単一のポリマーでこれらの要求性能を満たすことが難しくなってきている。そのため、ポリマーブレンドやポリマーアロイ等を検討したが、ポリエステル樹脂は、他の各種高分子材料との相溶性や反応性が良好ではなく、所望する性能を得ることが困難であった。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、他の各種高分子材料との相溶性や反応性が高められた、新規構造を有する不飽和ポリエステル樹脂及びその製造方法等を提供することにある。また、本発明の別の目的は、電子材料等で用いられる硬化性材料との相溶性や反応性が高められた、新規構造を有する不飽和ポリエステル樹脂及びその製造方法等を提供することにある。
【0008】
さらに、本発明の他の目的は、新規構造を有する不飽和ポリエステル樹脂を含む樹脂組成物及び当該不飽和ポリエステル樹脂の硬化物等であって、電子材料用途の積層板等として用いた際に、優れた機械的強度、成形性、表面性、低熱膨張率、誘電特性、銅箔密着性、低反り等を実現し得る樹脂組成物及び硬化物等を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題を解決すべく、ポリエステル樹脂の構造及び組成に着目して鋭意検討した。その結果、特定の構造単位を含むポリエステル樹脂を用いることにより、上記課題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0010】
本発明は、以下に示す種々の具体的態様を提供する。
[1]
下記式(1)で表される構造単位と、下記式(2)で表される構造単位と、を含む、
不飽和ポリエステル樹脂。
JPEG
2025088524000001.jpg
23
170
(上記式(1)中、R
1
は、エチレン性不飽和結合を1つ以上有する二価の連結基である。)
JPEG
2025088524000002.jpg
32
170
(上記式(2)中、R
2
及びR
3
は、それぞれ独立して、直鎖状又は分岐状の炭素原子数1以上10以下の炭化水素連結基であり、nは、繰り返し単位数である。)
[2]
前記式(2)で表される構造単位中のnが、5以上33以下である、
[1]に記載の不飽和ポリエステル樹脂。
[3]
前記式(1)で表される構造単位が、不飽和ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸及びこれらの酸無水物からなる群より選択される少なくとも1種に由来する、
[1]又は[2]に記載の不飽和ポリエステル樹脂。
[4]
前記式(2)で表される構造単位が、末端水酸基含有水素化ポリブタジエンに由来する、
[1]~[3]のいずれか1項に記載の不飽和ポリエステル樹脂。
[5]
前記式(1)で表される構造単位が、無水マレイン酸、マレイン酸、フマル酸、無水フタル酸及びフタル酸からなる群より選択される少なくとも1種に由来する、
[1]~[4]のいずれか1項に記載の不飽和ポリエステル樹脂。
[6]
前記式(2)で表される構造単位に対する前記式(1)で表される構造単位のモル比が0.50以上5.0以下である、
[1]~[5]のいずれか1項に記載の不飽和ポリエステル樹脂。
[7]
数平均分子量が、5.00×10
2
以上3.00×10
4
以下である、
[1]~[6]のいずれか1項に記載の不飽和ポリエステル樹脂。
[8]
[1]~[7]のいずれか1項に記載の不飽和ポリエステル樹脂の硬化物。
[9]
[1]~[7]のいずれか1項に記載の不飽和ポリエステル樹脂を含む、樹脂組成物。
[10]
前記不飽和ポリエステル樹脂の含有量が、樹脂成分100質量部に対して0.50質量部以上である、
[9]に記載の樹脂組成物。
[11]
下記式(4)で表される化合物及び/又は前記式(4’)で表される化合物と、下記式(5)で表される化合物とを反応させることを含む、
不飽和ポリエステル樹脂の製造方法。
JPEG
2025088524000003.jpg
31
170
JPEG
2025088524000004.jpg
29
170
(上記式(4)中、R
1
は、エチレン性不飽和結合を1つ以上有する二価の連結基であり、R
3
及びR
4
は、それぞれ独立して、水素原子又は炭素原子数1~10の一価の炭化水素基であり、上記式(4’)中、R
1
は上記式(4)におけるR
1
と同義である。)
JPEG
2025088524000005.jpg
40
170
(上記式(5)中、R
2
及びR
3
は、それぞれ独立して、直鎖状又は分岐状の炭素原子数1以上10以下の炭化水素連結基であり、R
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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