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公開番号
2025089049
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-12
出願番号
2023203998
出願日
2023-12-01
発明の名称
ロールスクリーン
出願人
立川ブラインド工業株式会社
代理人
個人
主分類
E06B
9/322 20060101AFI20250605BHJP(戸,窓,シャッタまたはローラブラインド一般;はしご)
要約
【課題】前後二重のスクリーンの相対移動による採光量の調節時、更には昇降操作の切り替え時に、錘部材が上下動することをより抑制可能としたロールスクリーンを提供する。
【解決手段】本発明のロールスクリーンは、2本の巻取軸4a,4bと、当該前後二重のスクリーン5a,5bの重なり具合を調節する調光操作の際に、一方の巻取軸4aにより一方のスクリーン5aを巻き取るときは他方の巻取軸4bにより他方のスクリーン5bを巻き戻し、一方の巻取軸4aにより一方のスクリーン5aを巻き戻すときは他方の巻取軸4bにより他方のスクリーン5bを巻き取るようにして、2本の巻取軸4a,4bの回転方向を切り替え可能とする回転方向切替機構30と、を備える。回転方向切替機構30は、2段遊星歯車24を用いた速度変換伝達機能を有する回転方向切替式の被動歯車ユニット20を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
前後二重のスクリーンを吊下するロールスクリーンであって、
2本の巻取軸と、
当該前後二重のスクリーンの重なり具合を調節する調光操作の際に、一方の巻取軸により一方のスクリーンを巻き取るときは他方の巻取軸により他方のスクリーンを巻き戻し、前記一方の巻取軸により前記一方のスクリーンを巻き戻すときは前記他方の巻取軸により前記他方のスクリーンを巻き取るようにして、前記2本の巻取軸の回転方向を切り替え可能とする回転方向切替機構と、を備え、
前記回転方向切替機構は、前記一方の巻取軸の回転と同期して回転する駆動歯車、及び前記駆動歯車の回転を基に、調光操作時と昇降操作時とで前記他方の巻取軸の回転方向を切り替えて連動回転させるための回転方向切替式の被動歯車ユニットを備え、
前記回転方向切替式の被動歯車ユニットは、前記2本の巻取軸の各回転速度を同一速度で回転させる昇降操作時に対し、調光操作時においても前記2本の巻取軸の各回転速度を実質的に同一速度で回転させるよう、前記駆動歯車から伝達される回転速度を変換して前記他方の巻取軸に逆回転で回転伝達させる速度変換伝達機能を有することを特徴とするロールスクリーン。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記回転方向切替式の被動歯車ユニットは、前記速度変換伝達機能として、
第1の突起部を有するキャリアベースと、
前記一方の巻取軸を回転させるための前記駆動歯車の回転を基に連動回転し、前記キャリアベースを一体となって回転させる内歯車と、
前記他方の巻取軸を回転させるよう前記他方の巻取軸に連結する太陽歯車と、
回転作用で前記第1の突起部と係合・非係合の状態を生じさせる第2の突起部を有し、前記内歯車に形成される内側歯部に噛合する第1の歯部、及び前記第1の歯部より少ない歯数で前記太陽歯車と噛合する第2の歯部を有する2段遊星歯車を回転可能に軸支し、前記内歯車及び前記太陽歯車と同軸回転可能に配置するキャリアと、
前記キャリアの回転に所定の制動トルクを付与する制動部材と、
を備えるように構成され、
前記キャリアベースにおける第1の突起部と前記キャリアにおける第2の突起部との係合・非係合の切り替えにより、調光操作と昇降操作とを連続的に切り替え可能としたことを特徴とすることを特徴とする、請求項1に記載のロールスクリーン。
【請求項3】
本発明のロールスクリーンにおいて、前記内歯車に形成される内側歯部の歯数をNa、前記太陽歯車の歯数をNb、前記2段遊星歯車における第1の歯部の歯数をNc、前記2段遊星歯車における第2の歯部の歯数をNdとしたとき、0.99≦Na/Nb×Nc/Nd≦1.01を満たすように設定されていることを特徴とする、請求項2に記載のロールスクリーン。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数枚のスクリーンを重ね合わせた状態で吊下支持するロールスクリーンに関し、特に、そのスクリーンの重なり方を調節することにより、室内への採光量を調整可能としたロールスクリーンに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、二重に重ね合わせたスクリーンを上下方向に相対移動させて室内への採光量を調節可能としたロールスクリーンが知られている。
【0003】
このようなロールスクリーンでは、スクリーンに、光を一部透過させる透光部と、光を遮る遮光部とが縞状に交互に形成され、このスクリーンが二重に重ね合わされた状態で吊下支持されている。そして、操作手段の操作により、前後のスクリーンを上下方向に相対移動させて、透光部と遮光部との重なり具合を調整することにより、採光量を調節可能となっている。
【0004】
特に、透光部と遮光部とを有する2枚の生地についてそれぞれの下端を錘部材に取着し重ね合わせることで2枚のスクリーンを構成し、それぞれのスクリーンの上端部をそれぞれ別個の巻取軸に巻き取り、或いは巻き戻してスクリーンを昇降可能としたロールスクリーンが開示されている(例えば、特許文献1参照)。この場合の錘部材は、主に、2枚の生地の下端を取着し回動可能とする単一のウェイトバーと、これを収容する単一のボトムカバーとを備えるように構成される。特許文献1に開示されるロールスクリーンでは、操作紐の操作により、常には各巻取軸が同期して同方向に回転されて、2枚のスクリーンが同時に昇降される。また、採光量の調節時には、スクリーンの昇降操作の後、操作紐を逆方向に操作すると、一方の巻取軸のみが所定の回転角度内で回転されて、透光部と遮光部が上下方向に相対移動することにより、透光部に対する遮光部の重なり幅を調整し採光量を調節可能としている。しかしながら、特許文献1に開示される技法では、透光部に対する遮光部の重なり幅を調整して採光量を調節する調光操作の際に、スクリーンの下限に設けられる錘部材の高さが上下動してしまうという問題がある。このような錘部材の高さの上下動が生じると、錘部材の下端部からの光漏れが生じることや、気密性を損なうなどの問題が生じる。
【0005】
この問題を改善するため、調光操作の際に、一方の巻取軸により一方のスクリーンを巻き取るときは他方の巻取軸により他方のスクリーンを巻き戻し、或いはその一方の巻取軸により一方のスクリーンを巻き戻すときは他方の巻取軸により他方のスクリーンを巻き取るようにして2本の巻取軸を逆回転させることで、錘部材の高さの上下動を抑制する技法が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特許第5539836号公報
特許第6971741号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に開示される技法では、透光部に対する遮光部の重なり幅を調整して採光量を調節する際に、スクリーンの下限に設けられる錘部材の高さが上下動してしまうという問題がある。このような錘部材の高さの上下動が生じると、錘部材の下端部からの光漏れが生じることや、気密性を損なうなどの問題が生じる。
【0008】
一方で、特許文献2に開示される技法では、調光操作の際に、2本の巻取軸を逆回転させることで、錘部材の高さの上下動を抑制することができる。
【0009】
しかしながら、この特許文献2に開示される実施例では、2本の巻取軸を逆回転させる機構として用いる内歯車、太陽歯車、及びキャリアの遊星歯車の関係において原理的に、錘部材の上下動を最小化するには改善の余地があった。そこで、原理的な観点から、2本の巻取軸の各々を互いに逆方向に回転させる場合の錘部材の上下動の量を実質的に0にすることを可能とする技法が望まれる。錘部材の上下動の量を実質的に0にすることができれば、より一層、採光量を調節可能な態様でその下方からの光漏れを防止することや、通気量を調節可能な態様で気密性を高めることができる。
【0010】
従って、本発明の目的は、上述の問題に鑑みて、前後二重のスクリーンの相対移動による採光量の調節時、更には昇降操作の切り替え時に、錘部材が上下動することをより抑制可能としたロールスクリーンを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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