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公開番号2025089134
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023204156
出願日2023-12-01
発明の名称判定システム、判定方法、及びプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人
主分類G06Q 50/26 20240101AFI20250605BHJP(計算;計数)
要約【課題】人物の認知機能を評価してその評価に基づき役務の提供についての手順又は可否を判定する処理を実行する際に、なりすましを防止することが可能な判定システムを提供する。
【解決手段】本開示にかかる判定システムは、取得処理、仮評価処理、及び判定処理を実行する。取得処理は、人物の音声情報である第1音声情報及び人物の目線の動きを検出した目線情報を取得する。仮評価処理は、第1音声情報及び目線情報の少なくとも一方に基づいて人物の認知機能を仮評価する。判定処理は、人物に対して第1本人認証処理を行い、人物に対する役務の提供についての手順又は可否を判定する。第1本人認証処理は、人物の音声情報である第2音声情報を取得し、第1音声情報と第2音声情報と目線情報とに基づき本人認証を行う処理を含む。判定処理は、第1本人認証処理で本人認証に成功した場合、仮評価処理での仮評価の結果を用いて、手順又は可否の判定を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
人物の音声情報である第1音声情報及び前記人物の目線の動きを検出した目線情報を取得する取得処理と、
前記第1音声情報及び前記目線情報の少なくとも一方に基づいて、前記人物の認知機能を仮評価する仮評価処理と、
前記人物に対して第1本人認証処理を行い、前記人物に対する役務の提供についての手順又は可否を判定する判定処理と、
を実行し、
前記第1本人認証処理は、前記人物の音声情報である第2音声情報を取得し、前記第1音声情報と前記第2音声情報と前記目線情報とに基づき本人認証を行う処理を含み、
前記判定処理は、前記第1本人認証処理で本人認証に成功した場合、前記仮評価処理での仮評価の結果を用いて、前記手順又は可否の判定を行う、
判定システム。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記取得処理は、識別情報が割り振られた前記人物の生体情報を記録した証明書を用いて、第2本人認証処理を行っている期間を含む期間において、前記第1音声情報及び前記目線情報を取得する、
請求項1に記載の判定システム。
【請求項3】
前記第2本人認証処理は、前記人物の生体情報と、前記役務を提供する側が管理するサーバ装置に予め記憶された前記人物の生体情報とを照合することで、前記人物の本人認証を行う処理を含む、
請求項2に記載の判定システム。
【請求項4】
前記第2本人認証処理は、前記人物の口を撮像装置で撮像して前記人物の口の動きを検出した口情報を取得し、前記口情報と前記第1音声情報とに基づき前記人物の本人認証を行う処理を含む、
請求項2又は3に記載の判定システム。
【請求項5】
前記人物の生体情報は、前記人物の顔情報を含み、
前記第1本人認証処理及び前記第2本人認証処理の少なくとも一方は、前記人物の顔を撮像装置で撮像して前記顔情報を取得し、取得した前記顔情報に基づき前記人物の本人認証を行う処理を含む、
請求項2又は3に記載の判定システム。
【請求項6】
前記第1本人認証処理は、前記役務を提供する側の監視者の前で、前記第2音声情報にかかる音声の取得を行う、
請求項1又は2に記載の判定システム。
【請求項7】
前記取得処理は、前記第1音声情報及び前記目線情報を、前記人物が使用する端末装置で取得する処理であり、
前記端末装置は、前記役務を提供する側が管理するサーバ装置に前記第1音声情報を登録し、
前記第1本人認証処理は、前記サーバ装置に登録された前記第1音声情報と、前記第2音声情報を照合することで、前記人物の本人認証を行う処理を含む、
請求項1又は2に記載の判定システム。
【請求項8】
前記第2音声情報にかかる音声は、前記第1音声情報にかかる音声を取得した端末装置とは異なる端末装置である他の端末装置で取得される、
請求項1又は2に記載の判定システム。
【請求項9】
コンピュータが、
人物の音声情報である第1音声情報及び前記人物の目線の動きを検出した目線情報を取得する取得処理と、
前記第1音声情報及び前記目線情報の少なくとも一方に基づいて、前記人物の認知機能を仮評価する仮評価処理と、
前記人物に対して第1本人認証処理を行い、前記人物に対する役務の提供についての手順又は可否を判定する判定処理と、
を実行し、
前記第1本人認証処理は、前記人物の音声情報である第2音声情報を取得し、前記第1音声情報と前記第2音声情報と前記目線情報とに基づき本人認証を行う処理を含み、
前記判定処理は、前記第1本人認証処理で本人認証に成功した場合、前記仮評価処理での仮評価の結果を用いて、前記手順又は可否の判定を行う、
判定方法。
【請求項10】
コンピュータに、
人物の音声情報である第1音声情報及び前記人物の目線の動きを検出した目線情報を取得する取得処理と、
前記第1音声情報及び前記目線情報の少なくとも一方に基づいて、前記人物の認知機能を仮評価する仮評価処理と、
前記人物に対して第1本人認証処理を行い、前記人物に対する役務の提供についての手順又は可否を判定する判定処理と、
を含む処理であって、
前記第1本人認証処理は、前記人物の音声情報である第2音声情報を取得し、前記第1音声情報と前記第2音声情報と前記目線情報とに基づき本人認証を行う処理を含み、
前記判定処理は、前記第1本人認証処理で本人認証に成功した場合、前記仮評価処理での仮評価の結果を用いて、前記手順又は可否の判定を行う、
処理を実行させるためのプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、判定システム、判定方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、運転免許証の発行と更新との少なくとも一方の役務を行う運転免許センターにおける、対象者への役務の提供に際して用いられる認知機能の判定方法が記載されている。特許文献1に記載の判定方法は、本人確認処理、音声取得処理、推定処理、及び判定処理を備える。本人確認処理は、対象者が本人であることを確認するための処理である。音声取得処理は、本人確認処理の後に実行される処理であり、対象者に定型文の読み上げを実行させ読み上げに係る音声データを取得する。推定処理は、音声取得処理で取得された音声データに基づいて、対象者の認知機能を推定する。反映処理は、運転免許センターでの対象者への役務の提供の手順又は役務の提供の可否の判断に、推定処理の結果を反映させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2021/024987号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の判定方法では、音声取得処理を行う前に本人確認処理を行っているものの、なりすましの対策としては十分とは言い難い。つまり、特許文献1に記載の判定方法では、対象者についての本人確認処理を完了しさえすれば、他の人物が対象者になりすまして音声取得処理を行うことができる。そのため、他の人物の認知機能の推定処理の結果に基づいて、対象者への役務の提供の手順又は役務の提供の可否の判断が行われてしまう。
【0005】
本開示の目的は、人物の認知機能を評価してその評価に基づき役務の提供についての手順又は可否を判定する処理を実行する際に、なりすましを防止することが可能な判定システム、判定方法、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る判定システムは、人物の音声情報である第1音声情報及び前記人物の目線の動きを検出した目線情報を取得する取得処理と、前記第1音声情報及び前記目線情報の少なくとも一方に基づいて、前記人物の認知機能を仮評価する仮評価処理と、前記人物に対して第1本人認証処理を行い、前記人物に対する役務の提供についての手順又は可否を判定する判定処理と、を実行し、前記第1本人認証処理は、前記人物の音声情報である第2音声情報を取得し、前記第1音声情報と前記第2音声情報と前記目線情報とに基づき本人認証を行う処理を含み、前記判定処理は、前記第1本人認証処理で本人認証に成功した場合、前記仮評価処理での仮評価の結果を用いて、前記手順又は可否の判定を行う、ものである。
【0007】
本開示に係る判定方法は、コンピュータが、人物の音声情報である第1音声情報及び前記人物の目線の動きを検出した目線情報を取得する取得処理と、前記第1音声情報及び前記目線情報の少なくとも一方に基づいて、前記人物の認知機能を仮評価する仮評価処理と、前記人物に対して第1本人認証処理を行い、前記人物に対する役務の提供についての手順又は可否を判定する判定処理と、を実行し、前記第1本人認証処理は、前記人物の音声情報である第2音声情報を取得し、前記第1音声情報と前記第2音声情報と前記目線情報とに基づき本人認証を行う処理を含み、前記判定処理は、前記第1本人認証処理で本人認証に成功した場合、前記仮評価処理での仮評価の結果を用いて、前記手順又は可否の判定を行う、ものである。
【0008】
本開示に係るプログラムは、コンピュータに、人物の音声情報である第1音声情報及び前記人物の目線の動きを検出した目線情報を取得する取得処理と、前記第1音声情報及び前記目線情報の少なくとも一方に基づいて、前記人物の認知機能を仮評価する仮評価処理と、前記人物に対して第1本人認証処理を行い、前記人物に対する役務の提供についての手順又は可否を判定する判定処理と、を含む処理であって、前記第1本人認証処理は、前記人物の音声情報である第2音声情報を取得し、前記第1音声情報と前記第2音声情報と前記目線情報とに基づき本人認証を行う処理を含み、前記判定処理は、前記第1本人認証処理で本人認証に成功した場合、前記仮評価処理での仮評価の結果を用いて、前記手順又は可否の判定を行う、処理を実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、人物の認知機能を評価してその評価に基づき役務の提供についての手順又は可否を判定する処理を実行する際に、なりすましを防止することが可能な判定システム、判定方法、及びプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示に係る判定システムの一構成例を示すブロック図である。
本開示に係る判定方法の一例を説明するためのフロー図である。
本開示に係る判定システムの他の構成例を示すブロック図である。
本開示に係る判定システムの他の構成例を示すブロック図である。
本開示に係る判定方法に含まれる仮評価処理及び第2本人認証処理の一例を説明するためのフロー図である。
本開示に係る運転免許証の更新案内葉書の一例を示す図である。
本開示に係るユーザインタフェース画像の一例を示す図である。
本開示に係るユーザインタフェース画像の他の例を示す図である。
本開示に係る判定方法の他の例を説明するためのフロー図である。
本開示に係る判定システムの他の構成例を示すブロック図である。
本開示に係る装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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