TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025093070
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-23
出願番号
2023208573
出願日
2023-12-11
発明の名称
回路装置及び制御方法
出願人
日本電気株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G06N
10/40 20220101AFI20250616BHJP(計算;計数)
要約
【課題】位相ロック信号の出力チャンネルの数を低減しつつ、発振器の発振状態の制御を可能とする回路装置を提供する。
【解決手段】回路装置は、複数のパラメトリック発振器と、パラメトリック発振器ごとに設けられた磁場発生部と、パラメトリック発振器ごとに設けられた結合器と、パラメトリック発振器へ結合器を介して入射する位相ロック信号と磁場発生部へ入射するポンプ信号とを出力する信号出力部と、信号出力部を制御する制御部と、を備え、パラメトリック発振器は可変素子を備え、磁場発生部は可変素子へ磁場を印加し、信号出力部は、パラメトリック発振器の数より少数の、位相ロック信号の出力チャンネルを備え、制御部は、位相ロック信号とポンプ信号の位相差を制御する。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
複数のパラメトリック発振器と、
前記パラメトリック発振器ごとに設けられた磁場発生部と、
前記パラメトリック発振器ごとに設けられた結合器と、
前記パラメトリック発振器へ前記結合器を介して入射する位相ロック信号と、前記磁場発生部へ入射するポンプ信号と、を出力する信号出力部と、
前記信号出力部を制御する制御部と、
を備え、
前記パラメトリック発振器は、可変素子を備え、
前記磁場発生部は、前記可変素子へ磁場を印加し、
前記信号出力部は、前記パラメトリック発振器の数より少数の、前記位相ロック信号の出力チャンネルを備え、
前記制御部は、前記位相ロック信号と前記ポンプ信号の位相差を制御する、
回路装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記信号出力部は、前記パラメトリック発振器ごとに定められた異なる周波数の信号を重畳した前記位相ロック信号を出力し、
重畳した前記位相ロック信号を出力する前記出力チャンネルを1つ備える、
請求項1に記載の回路装置。
【請求項3】
前記位相ロック信号の前記出力チャンネルと前記結合器のそれぞれとが伝送路で接続される、
請求項1または請求項2に記載の回路装置。
【請求項4】
前記位相ロック信号の前記出力チャンネルと前記結合器のそれぞれとが伝送路で接続され、前記伝送路と前記結合器の接続部には、前記結合器に対応する前記パラメトリック発振器について定められた周波数に対応する所定の周波数の前記位相ロック信号を通すフィルタが設けられる、
請求項1または請求項2に記載の回路装置。
【請求項5】
前記信号出力部は、前記パラメトリック発振器の数より少数の、前記ポンプ信号の出力チャンネルを備える、
請求項1または請求項2に記載の回路装置。
【請求項6】
前記信号出力部は、前記パラメトリック発振器ごとに定められた異なる周波数の信号を重畳した前記ポンプ信号を出力し、
重畳した前記ポンプ信号を出力する前記ポンプ信号の前記出力チャンネルを1つ備える、
請求項1または請求項2に記載の回路装置。
【請求項7】
前記ポンプ信号の前記出力チャンネルと前記磁場発生部のそれぞれとが伝送路で接続されるか、または、前記ポンプ信号の前記出力チャンネルと前記磁場発生部のそれぞれとが伝送路で接続され、前記伝送路と前記磁場発生部の接続部には、前記磁場発生部に対応する前記パラメトリック発振器について定められた周波数に対応する所定の周波数の前記ポンプ信号を通すフィルタが設けられる、
請求項6に記載の回路装置。
【請求項8】
前記信号出力部は、前記パラメトリック発振器ごとに定められた異なる周波数の前記位相ロック信号および前記位相ロック信号を重畳した信号を出力し、
重畳した前記信号を出力する出力チャンネルを1つ備える、
請求項1に記載の回路装置。
【請求項9】
前記パラメトリック発振器は量子ビットであり、前記位相差によって前記量子ビットの状態が制御される、
請求項1に記載の回路装置。
【請求項10】
複数のパラメトリック発振器と、
前記パラメトリック発振器ごとに設けられた磁場発生部と、
前記パラメトリック発振器ごとに設けられた結合器と、
前記パラメトリック発振器へ前記結合器を介して入射する位相ロック信号と前記磁場発生部へ入射するポンプ信号とを出力する信号出力部と、
を備え、
前記パラメトリック発振器は、可変素子を備え、
前記磁場発生部は、前記可変素子へ磁場を印加し、
前記信号出力部が、前記パラメトリック発振器の数より少数の、前記位相ロック信号の出力チャンネルを備える回路装置において、
前記位相ロック信号と前記ポンプ信号の位相差を制御する、
制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、回路装置及び制御方法に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
ジョセフソンパラメトリック発振器(JPO)は、量子演算に使用される超伝導量子ビットの1つである。特許文献1には、複数のJPOを結合させた構成を含む量子計算機が開示されている。JPOの2つのコヒーレント状態を演算ビット(それぞれ0と1、以下、量子ビットと称する)に採用する場合は、JPOは2種の高周波信号の入力によって制御可能である。1つ目はポンプ信号である。JPOが備えるSQUID(superconducting quantum interference device)ループ回路にポンプ信号に基づく交流磁場を入力すると、JPOが発振し、量子ビットとして動作する。2つ目は位相ロック信号である。JPOに結合器を介して高周波信号(位相ロック信号)を入力すると、0状態と1状態の発生確率が制御可能である(非特許文献1)。
【0003】
非特許文献1には、上述した2種の高周波信号の入力によってJPOを制御する技術が示されている。非特許文献1に開示された技術によると、演算装置を構成するJPOの数と、位相ロック信号を出力する出力チャンネルの数が同数である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/014885号
【非特許文献】
【0005】
Z.R.Lin et al., "Josephson parametric phase-locked oscillator and its application to dispersive readout of superconducting qubits", Nature Communications volume 5, Article number: 4480 (2014),[検索日 2023.11.30],インターネット,<https://doi.org/10.1038/ncomms5480>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1のような複数のJPOを持つ量子計算機を大規模化させることを考えたとき、それぞれのJPOに個別に位相ロック信号を入力する場合、JPOの数の増大に伴って出力チャンネルの数が増大し、装置が大型化する可能性がある。JPOを持つ量子計算機以外でも、複数の発振器を持つ装置を大規模化させることを考えたとき、それぞれの発振器に個別に位相ロック信号を入力する場合、発振器の数の増大に伴って出力チャンネルの数が増大し、装置が大型化する可能性がある。
そこで、位相ロック信号の出力チャンネルの数を低減しつつ、発振器の発振状態の制御を可能とする技術を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様によれば、回路装置は、複数のパラメトリック発振器と、前記パラメトリック発振器ごとに設けられた磁場発生部と、前記パラメトリック発振器ごとに設けられた結合器と、前記パラメトリック発振器へ前記結合器を介して入射する位相ロック信号と、前記磁場発生部へ入射するポンプ信号と、を出力する信号出力部と、前記信号出力部を制御する制御部と、を備え、前記パラメトリック発振器は、可変素子を備え、前記磁場発生部は、前記可変素子へ磁場を印加し、前記信号出力部は、前記パラメトリック発振器の数より少数の、前記位相ロック信号の出力チャンネルを備え、前記制御部は、前記位相ロック信号と前記ポンプ信号の位相差を制御する。
【0008】
本開示の一態様によれば、制御方法は、複数のパラメトリック発振器と、前記パラメトリック発振器ごとに設けられた磁場発生部と、前記パラメトリック発振器ごとに設けられた結合器と、前記パラメトリック発振器へ前記結合器を介して入射する位相ロック信号と前記磁場発生部へ入射するポンプ信号とを出力する信号出力部と、を備え、前記パラメトリック発振器は、可変素子を備え、前記磁場発生部は、前記可変素子へ磁場を印加し、前記信号出力部が、前記パラメトリック発振器の数より少数の、前記位相ロック信号の出力チャンネルを備える、回路装置において、前記位相ロック信号と前記ポンプ信号の位相差を制御する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、位相ロック信号の出力チャンネルの数を低減しつつ、発振器の発振状態の制御を可能とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施形態に係る超伝導量子回路装置の一例を示す第1の図である。
JPOの0状態と1状態の発生確率について説明する図である。
実施形態に係る超伝導量子回路装置の一例を示す第2の図である。
実施形態に係る超伝導量子回路装置の一例を示す第3の図である。
実施形態に係る超伝導量子回路装置の一例を示す第4の図である。
一般的な超伝導量子回路装置の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日本電気株式会社
回路装置及び制御方法
今日
日本電気株式会社
光軸調整方法および装置
5日前
日本電気株式会社
推論装置および推論方法
13日前
日本電気株式会社
素材変換装置および素材変換方法
13日前
日本電気株式会社
制御装置、制御方法、及びプログラム
6日前
日本電気株式会社
端末、端末の制御方法及びプログラム
18日前
日本電気株式会社
評価装置、評価方法、およびプログラム
14日前
日本電気株式会社
膜製造方法、積層構造、及びボロメータ
13日前
日本電気株式会社
判定システム、判定方法、及びプログラム
11日前
日本電気株式会社
共振器、発振器、および共振器の製造方法
7日前
日本電気株式会社
配信装置、配信方法、及び、配信プログラム
7日前
日本電気株式会社
デジタル署名システム、方法並びに記録媒体
4日前
日本電気株式会社
プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置
7日前
日本電気株式会社
プログラム、情報処理方法、及び情報処理装置
7日前
日本電気株式会社
モデル生成装置、モデル生成方法、プログラム
6日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
14日前
日本電気株式会社
端末、システム、端末の制御方法及びプログラム
12日前
日本電気株式会社
デルタシグマ変調装置及びデルタシグマ変調方法
17日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
6日前
日本電気株式会社
端末、システム、端末の制御方法及びプログラム
12日前
日本電気株式会社
サーバ装置、サーバ装置の制御方法及びプログラム
17日前
日本電気株式会社
サーバ装置、サーバ装置の制御方法及びプログラム
13日前
日本電気株式会社
関係可視化装置、関係可視化方法、及びプログラム
6日前
日本電気株式会社
ポリシー管理装置、ポリシー管理方法及びプログラム
7日前
日本電気株式会社
コントローラ、学習コスト削減方法、及びプログラム
今日
日本電気株式会社
光トランシーバ、光通信システム及び光信号の受信方法
12日前
日本電気株式会社
位置情報可視化システム、装置、方法およびプログラム
7日前
日本電気株式会社
情報処理装置、表示制御方法、および表示制御プログラム
14日前
日本電気株式会社
プログラム、キーワード検出方法、及びキーワード検出装置
7日前
日本電気株式会社
プログラム、ナレッジ情報生成方法、及びナレッジ情報生成装置
13日前
日本電気株式会社
情報生成装置、情報生成システム、情報生成方法およびプログラム
12日前
日本電気株式会社
眼球運動測定装置、眼球運動測定プログラム及び眼球運動測定方法
7日前
日本電気株式会社
情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム
7日前
日本電気株式会社
グループ化畳み込み処理最適化装置およびグループ化畳み込み処理最適化方法
5日前
日本電気株式会社
端末装置、ネットワーク装置及び方法
6日前
日本電気株式会社
情報処理装置、制御方法、およびプログラム
4日前
続きを見る
他の特許を見る