特許ウォッチ

公開番号2025091079
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-18
出願番号2023206069
出願日2023-12-06
発明の名称制御用基板、冷蔵庫、及び冷蔵庫の製造方法
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人イノベンティア
主分類G06F 11/22 20060101AFI20250611BHJP(計算;計数)
要約【課題】管理が容易であり、かつ、機器に対する取り付け間違いを防止できる制御用基板を提供する。
【解決手段】制御用基板1は機器に搭載される制御用基板であって、複数機種の機器の動作部とそれぞれ接続可能なコネクタ14,16,18,20と、制御用基板の検査用プログラムP1を記憶しており、かつ、制御用基板が機器に搭載された後に機器の機種に対応した動作用プログラムP2を書き込み可能なメモリ12と、プロセッサ11と、を備える。プロセッサは、検査用プログラムを実行することによって、コネクタを介して検査用の動作信号を出力し、制御用基板が機器に搭載された後にメモリに書き込まれた動作用プログラムを実行することによって、コネクタに接続された動作部の運転制御を行う、ように構成されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項１】
機器に搭載される制御用基板であって、
複数機種の前記機器の動作部とそれぞれ接続可能なコネクタと、
前記制御用基板の検査用プログラムを記憶しており、かつ、前記制御用基板が前記機器に搭載された後に前記機器の機種に対応した動作用プログラムを書き込み可能なメモリと、
プロセッサと、を備え、
前記プロセッサは、
前記検査用プログラムを実行することによって、前記コネクタを介して検査用の動作信号を出力し、
前記制御用基板が前記機器に搭載された後に前記メモリに書き込まれた前記動作用プログラムを実行することによって、前記コネクタに接続された前記動作部の運転制御を行う、ように構成されている
制御用基板。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記制御用基板が前記機器に搭載された状態においてプログラム書き込み装置が接続可能な書き込み用コネクタであって、前記動作用プログラの書き込み装置が接続可能な書き込み用コネクタをさらに備える
請求項１に記載の制御用基板。
【請求項３】
前記プロセッサは外部信号の入力を受け付け、前記外部信号が予め規定された指示信号である場合に、前記検査用プログラムに従って前記動作信号を出力する、ように構成されている
請求項１に記載の制御用基板。
【請求項４】
前記指示信号の入力部をさらに備える
請求項３に記載の制御用基板。
【請求項５】
前記プロセッサは、電力が供給されてから規定時間以内に前記指示信号の入力がなく、かつ、前記メモリに前記動作用プログラムが記憶されているときに、前記動作用プログラムによって、電力が供給されると前記規定時間以内に規定された運転制御を行う、ように構成されている
請求項３に記載の制御用基板。
【請求項６】
前記プロセッサは、電力が供給されてから前記規定時間以内に前記指示信号の入力がなく、かつ、前記メモリに前記動作用プログラムが記憶されていないときにエラー出力する、ように構成されている
請求項５に記載の制御用基板。
【請求項７】
前記プロセッサは前記動作用プログラムによって、電力が供給されると規定された運転制御を行う、ように構成されている
請求項１に記載の制御用基板。
【請求項８】
前記機器は冷蔵庫である
請求項１に記載の制御用基板。
【請求項９】
請求項１～８のいずれか一項に記載の制御用基板を備える
冷蔵庫。
【請求項１０】
制御用基板が搭載される冷蔵庫の製造方法であって、
前記冷蔵庫は動作部を有し、
前記制御用基板は、複数機種の冷蔵庫の動作部とそれぞれ接続可能なコネクタを有し、
前記制御用基板のメモリに記憶された検査用プログラムを用いて、前記制御用基板の検査を行い、
前記冷蔵庫に、前記検査の後の制御用基板を組み込み、
前記制御用基板の前記コネクタに前記動作部を接続し、
前記制御用基板の前記メモリに、前記冷蔵庫の機種に対応した動作用プログラムを書き込む、ことを備えた
冷蔵庫の製造方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本開示は、制御用基板、冷蔵庫、及び冷蔵庫の製造方法に関する。
続きを表示（約 1,800 文字）【背景技術】
【０００２】
機種ごとに、サイズや仕様によって部品や動作が異なる機器がある。例えば、機器が冷蔵庫である場合、機種によって容量や仕様が異なる場合がある。そのため、機器に搭載される制御用基板は、機種に応じて搭載される電子部品や動作用プログラムが異なることがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開平１０－３０７７５９号公報
【発明の概要】
【０００４】
搭載される電子部品や動作用プログラムが機種によって異なる場合、制御用基板の種類が増える。そのため、制御用基板の管理が煩雑になる。例えば、対応する機種ごとに区別して制御用基板を保管するための保管場所が必要となる場合がある。また例えば、対応する機種ごとに区別して制御用基板の数の管理が必要となる場合がある。また、機器の機種ごとに制御用基板の種類が異なる場合、機器に対する制御用基板の取り付け間違いが問題となる。本開示は、管理が容易であり、かつ、機器に対する取り付け間違いを防止できる制御用基板、その制御用基板を搭載した冷蔵庫、及び冷蔵庫の製造方法を提供することを目的の１つとする。
【０００５】
ある実施の形態に従うと、制御用基板は機器に搭載される制御用基板であって、複数機種の機器の動作部とそれぞれ接続可能なコネクタと、制御用基板の検査用プログラムを記憶しており、かつ、制御用基板が機器に搭載された後に機器の機種に対応した動作用プログラムを書き込み可能なメモリと、プロセッサと、を備える。プロセッサは、検査用プログラムを実行することによって、コネクタを介して検査用の動作信号を出力し、制御用基板が機器に搭載された後にメモリに書き込まれた動作用プログラムを実行することによって、コネクタに接続された動作部の運転制御を行う、ように構成されている。
【０００６】
更なる詳細は、後述の実施形態として説明される。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
図１は、実施の形態に係る冷蔵庫の機能的な概略構成を示すブロック図である。
図２は、実施の形態に係る制御用基板の概略構成図である。
図３は、実施の形態に係る冷蔵庫の製造方法の一例の概略図である。
図４は、実施の形態に係る制御用基板での動作の流れの一例を表したフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
＜１．制御用基板、冷蔵庫、及び冷蔵庫の製造方法の概要＞
（１）実施の形態に係る制御用基板は機器に搭載される制御用基板であって、複数機種の機器の動作部とそれぞれ接続可能なコネクタと、制御用基板の検査用プログラムを記憶しており、かつ、制御用基板が機器に搭載された後に機器の機種に対応した動作用プログラムを書き込み可能なメモリと、プロセッサと、を備える。プロセッサは、検査用プログラムを実行することによって、コネクタを介して検査用の動作信号を出力し、制御用基板が機器に搭載された後にメモリに書き込まれた動作用プログラムを実行することによって、コネクタに接続された動作部の運転制御を行う、ように構成されている。
【０００９】
実施の形態に係る制御用基板が数機種の機器の動作部とそれぞれ接続可能なコネクタを有し、かつ、制御用基板が機器に搭載された後に機器の機種に対応した動作用プログラムを書き込む構成とすることによって、複数機種の機器に共通の制御用基板とすることができる。これにより、制御用基板の機種ごとの管理を不要とすることができる。その結果、制御用基板の管理が容易となる。また、複数機種の機器に共通の制御用基板とすることで、機器に対する取り付け間違いを防止できる。
【００１０】
（２）（１）に記載の制御用基板であって、好ましくは、制御用基板が機器に搭載された状態においてプログラム書き込み装置が接続可能な書き込み用コネクタであって、動作用プログラムの書き込み装置が接続可能な書き込み用コネクタをさらに備える。これにより、制御用基板を機器に搭載した後に書き込み装置を接続して動作用プログラムを書き込むことができる。
（【００１１】以降は省略されています）

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