TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025091822
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207301
出願日2023-12-07
発明の名称車両のオフロード走行制御装置
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人個人,個人
主分類B60C 23/14 20060101AFI20250612BHJP(車両一般)
要約【課題】車両のオフロード走行中である場合に、路面状態に応じて車輪の空気圧を適切に制御するオフロード走行制御装置を提供する。
【解決手段】オフロードモード判定部88によりオフロードモードが選択されていると判定されている状態で、スリップ判定部90に対応するS2により左右の前輪14及び左右の後輪16の全部または一部がスリップしていると判定された場合は、オフロード走行制御部92により、そのスリップした車輪又は全部の車輪の空気圧が下げられる一方で、その後に、スリップ判定部90により車輪がスリップしていないと判定された場合は、車輪の空気圧が所定値まで上げられるとともに、駆動制御部86により車輪の駆動力が制限される。これにより、車両のオフロード走行中である場合に、路面状態に応じて車輪の空気圧及び駆動力が適切に制御されるので、オフロード走行の走行性能を十分に高めることができる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
車両のオフロード走行に際して車輪の空気圧及び駆動力を制御する車両のオフロード走行制御装置であって、
オフロードモードが選択されているか否かを判定するオフロードモード判定部と、
前記車輪がスリップしているか否かを判定するスリップ判定部と、
前記オフロードモード判定部により前記オフロードモードが選択されていると判定されている状態で、前記スリップ判定部により前記車輪がスリップしていると判定された場合は前記車輪の空気圧を下げ、前記車輪がスリップしていないと判定された場合は前記車輪の空気圧を所定値まで上げるオフロード走行制御部と、
前記車輪がスリップしていないと判定されて空気圧が所定値まで上げられた車輪の駆動力を制限する駆動制御部と、を含む
ことを特徴とする車両のオフロード走行制御装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、オフロード走行性能を高めるために、車両のオフロード走行に際して車輪のスリップ状態に応じて車輪(タイヤ)の空気圧及び駆動力を制御する車両のオフロード走行制御装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
車両のオフロード走行時において、車輪の空気圧を低減させることにより、車輪の接地面積を拡大し、車両のトラクションを高めることが提案されている。たとえば、特許文献1に記載の車両がそれである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第00/69662号(特表2002-544046号公報)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、オフロードでは、路面μや路面性状(砂、土、岩、氷雪)等の路面状態がランダムに変化し、それに応じて車輪はスリップとグリップとを繰り返し、適切な空気圧も変化する。
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の車両では、オフロードモードが選択されているときの車輪の空気圧は、プリセット値として一意に決めているため、車輪の空気圧の適正化が不十分であり、走行性能を十分に高めることができないという問題があった。
【0006】
本発明は、以上の事情を背景として為されたものであり、その目的とするところは、車両のオフロード走行中である場合に、路面状態に応じて車輪の空気圧を適切に制御するオフロード走行制御装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の要旨とするところは、(a)車両のオフロード走行に際して車輪の空気圧及び駆動力を制御する車両のオフロード走行制御装置であって、(b)オフロードモードが選択されているか否かを判定するオフロードモード判定部と、(c)前記車輪がスリップしているか否かを判定するスリップ判定部と、(d)前記オフロードモード判定部により前記オフロードモードが選択されていると判定されている状態で、前記スリップ判定部により前記車輪がスリップしていると判定された場合は前記車輪の空気圧を下げ、前記車輪がスリップしていないと判定された場合は前記車輪の空気圧を所定値まで上げるオフロード走行制御部と、(e)前記車輪がスリップしていないと判定されて空気圧が所定値まで上げられた車輪の駆動力を制限する駆動制御部と、を含むことにある。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、オフロード走行制御部により、前記オフロードモード判定部により前記オフロードモードが選択されていると判定されている状態で、前記スリップ判定部により前記車輪がスリップしていると判定された場合は前記車輪の空気圧が下げられ、前記車輪がスリップしていないと判定された場合は前記車輪の空気圧が所定値まで上げられるとともに、前記駆動制御部により前記車輪の駆動力が制限される。これにより、車両のオフロード走行中である場合に、路面状態に応じて車輪の空気圧及び駆動力が適切に制御されるので、オフロード走行の走行性能を十分に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の一実施例の車輪の空気圧を制御可能な四輪駆動車両、及びその四輪駆動車両に設けられている制御系統の要部を説明するブロック図である。
図1の電子制御装置の制御作動の要部を説明するフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、以下の実施例において図は適宜簡略化或いは変形されており、各部の寸法比および形状等は必ずしも正確に描かれていない。
【実施例】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
カーテント
19日前
個人
車窓用防虫網戸
1か月前
個人
警告装置
2か月前
個人
小型EVシステム
2か月前
個人
車輪清掃装置
23日前
日本精機株式会社
ケース
2か月前
個人
アンチロール制御装置
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
13日前
個人
キャンピングトライク
6日前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
日本精機株式会社
表示装置
2か月前
井関農機株式会社
作業車両
11日前
株式会社松華
懸架装置
3か月前
個人
キャンピングトレーラー
6日前
個人
ブレーキシステム
2か月前
個人
ワイパーゴム性能保持具
1か月前
株式会社クラベ
ヒータユニット
1か月前
個人
自走式立体型洗車場
3か月前
個人
自動車ドア開度規制ベルト
2か月前
井関農機株式会社
収穫作業車両
1か月前
横浜ゴム株式会社
タイヤ
2か月前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
3日前
日本精機株式会社
車両用表示装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
2か月前
株式会社ユーシン
照明装置
2か月前
帝国繊維株式会社
作業車両
2か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
13日前
株式会社ユーシン
照明装置
1か月前
井関農機株式会社
作業車両
3日前
トヨタ自動車株式会社
車両
10日前
井関農機株式会社
作業車両
1か月前
日本精機株式会社
車両用投影装置
13日前
エムケー精工株式会社
車両処理装置
1か月前
スズキ株式会社
車両制御装置
2か月前
個人
農業機械への架線給電システム
3か月前
続きを見る