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公開番号2025092254
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023208018
出願日2023-12-08
発明の名称車両用電気装置ボックス
出願人豊田合成株式会社
代理人弁理士法人 共立特許事務所
主分類H05K 5/06 20060101AFI20250612BHJP(他に分類されない電気技術)
要約【課題】蓋とケースとの継ぎ目部分の断熱性能を向上させる車両用電気装置ボックスを提供する。
【解決手段】車両用電気装置ボックスは、外界に向けて開口する収容空間29を内部に有するケース2と、ケースの開口20を開閉する蓋3と、ケースと蓋との間に配置されるガスケット4と、を具備し、ケースは、開口の周縁部にあり開口の周方向に延びるとともに開口の径方向に突出するケースフランジ部21を有し、蓋は、ケースフランジ部と対面する蓋フランジ部31を有し、ケース2の開口を蓋が閉じた閉状態において、ケースフランジ部と蓋フランジ部との間には隙間6が形成され、隙間は、ガスケットを収容保持するガスケット収容領域61と、ガスケット収容領域よりも外界側にある外側領域62と、を有し、ケースフランジ部と蓋フランジ部との少なくとも一方は、外側領域62に露出し外界から収容空間に向けた流体流路に干渉する干渉部5を有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
外界に向けて開口する収容空間を内部に有するケースと、前記ケースの開口を閉じる蓋と、前記ケースと前記蓋との間に配置されるガスケットと、を具備し、
前記ケースは、前記開口の周縁部にあり前記開口の周方向に延びるとともに前記開口の径方向に突出するケースフランジ部を有し、
前記蓋は、前記ケースフランジ部と対面する蓋フランジ部を有し、
前記ケースの前記開口を前記蓋が閉じた閉状態において、前記ケースフランジ部と前記蓋フランジ部との間には隙間が形成され、
前記隙間は、前記ガスケットを収容保持するガスケット収容領域と、前記ガスケット収容領域よりも外界側にある外側領域と、を有し、
前記ケースフランジ部と前記蓋フランジ部との少なくとも一方は、前記外側領域に突出し外界から前記収容空間に向けた流体流路に干渉する干渉部を有する、車両用電気装置ボックス。
続きを表示(約 340 文字)【請求項2】
前記ガスケット収容領域および前記外側領域は、前記開口の周縁部全周に亘って連続的に設けられ、
前記ガスケットは、前記開口の周縁部全周に亘って、前記ガスケット収容領域に連続的に配置されている、請求項1に記載の車両用電気装置ボックス。
【請求項3】
前記干渉部は、外界から前記収容空間に向けた前記外側領域の流路方向に複数存在する、請求項1または請求項2に記載の車両用電気装置ボックス。
【請求項4】
前記ケースフランジ部と前記蓋フランジ部との両方が前記干渉部を有し、
前記ケースフランジ部の前記干渉部と前記蓋フランジ部の前記干渉部とは、前記外側領域の流路方向において隣り合っている、請求項3に記載の車両用電気装置ボックス。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は車両に搭載される車両用電気装置ボックスに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
車両には、自動車駆動用の電池や当該電池を制御する電子機器等の各種の電気装置が搭載されている。これらの電気装置は、通常、電気装置ボックスに収納され外界から隔離された状態で車両に搭載される。当該電気装置ボックスとして、従来は、金属製のものが用いられている。
【0003】
近年、車両の燃費向上やCO

排出量の低減への要求が高まる一方であり、各種の車両構成部品や車両搭載品を軽量化することが望まれている。電気装置ボックスの軽量化を目的として、当該電気装置ボックスの材料を金属から樹脂に変更する検討が進められている。
【0004】
また、電気装置のなかには熱に対する耐性の低いものがある。このような電気装置を収納する電気装置ボックスには、電気部材への熱の影響を低減できる耐熱性や耐火性が要求される。
【0005】
このような事情を鑑みて、例えば特許文献1、特許文献2には、材料の一部を樹脂とした電気装置ボックスが提案されている。これらの特許文献には、耐火層を設けたり金属層や空気層を設けたりすることで、樹脂材料を用いた電気装置ボックスに耐火性を付与している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2021/215371号
国際公開第2022/202167号
特開2015-230891号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、上記したような各種の電気装置ボックスにおいても、その内部が外界に連絡していると、電気装置ボックスの内部に収納している電気装置が熱に曝される虞がある。
【0008】
例えば特許文献3に紹介されている一般的な電気装置ボックスでは、蓋とケースとの継ぎ目部分に弾性材料からなるガスケットを配置し、当該ガスケットによって蓋とケースと隙間をシールすることで、電気装置ボックスの内部と外界とを遮断している。特許文献2にも、シール材により当該隙間をシールする旨が紹介されている。
【0009】
しかしガスケット等のシール材に用いられる弾性材料の耐熱温度は、例えば、耐熱性の高いフッ素ゴムであっても250℃程度である。このため、当該ガスケットがこれを超える高熱に曝された場合には、劣化してしまい電気装置ボックスの内部と外界とを十分に遮断できなくなる虞がある。
【0010】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、車両用電気装置ボックスにおける蓋とケースとの継ぎ目部分の断熱性能を向上させ得る技術を提供することを解決すべき課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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