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公開番号
2025086393
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-09
出願番号
2023200316
出願日
2023-11-28
発明の名称
ステアリング装置
出願人
豊田合成株式会社
代理人
弁理士法人明成国際特許事務所
主分類
B60Q
3/283 20170101AFI20250602BHJP(車両一般)
要約
【課題】乗員が回転軸方向に沿ってステアリング装置を見たときに視認される周辺部の明るさのばらつきを抑制することができるステアリング装置の技術の提供。
【解決手段】移動体に対して回転可能に取り付けられる回転部と、回転部の回転軸を挟むように少なくとも配されており、回転部と接続している周辺部と、を備え、回転部は、周辺部の予め定められた部位に向かって光を射出する複数の光照射部を備え、複数の光照射部が射出する光の光軸のそれぞれが、予め定められた部位のうち、移動体の回転軸に沿った方向である回転軸方向および移動体の左右方向と垂直な方向である垂直方向と、移動体の左右方向と、を含む一つの面上に位置する部位を通るように構成され、移動体の左右方向に沿って見たときに、複数の光照射部のそれぞれが面に対して同じ側に配されているステアリング装置。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
移動体に設けられたステアリング装置であって、
前記移動体に対して回転可能に取り付けられる回転部と、
前記回転部の回転軸を挟むように少なくとも配されており、前記回転部と接続している周辺部と、
を備え、
前記回転部は、前記周辺部の予め定められた部位に向かって光を射出する複数の光照射部を備え、
前記複数の光照射部が射出する光の光軸のそれぞれが、前記予め定められた部位のうち、前記移動体の回転軸に沿った方向である回転軸方向および前記移動体の左右方向と垂直な方向である垂直方向と、前記移動体の左右方向と、を含む一つの面上に位置する部位を通るように構成され、
前記移動体の左右方向に沿って見たときに、前記複数の光照射部のそれぞれが前記面に対して同じ側に配されている、ステアリング装置。
続きを表示(約 730 文字)
【請求項2】
請求項1に記載のステアリング装置であって、
前記複数の光照射部として、二つの光照射部を備え、
前記二つの光照射部は、異なる色の光を射出する複数の発光素子をそれぞれ備え、
前記回転部が基準の角度位置にあるときに、前記二つの光照射部の前記複数の発光素子のうち、同じ色の光を射出する発光素子同士が、前記回転軸方向と前記垂直方向と、を含む面に対して対称となるように配されている、ステアリング装置。
【請求項3】
請求項1に記載のステアリング装置であって、
前記周辺部の予め定められた部位が伸びている方向を第1方向とし、
前記光軸と前記第1方向と垂直な方向を第2方向とするとき、
前記光軸が、
前記光軸と、前記第2方向と、を含む面における前記周辺部の断面の中心を通るように構成されている、ステアリング装置。
【請求項4】
請求項1に記載のステアリング装置であって、
前記複数の光照射部として、二つの光照射部を備え、
前記二つの光照射部は、
それぞれが射出した光の一部が重複し、
前記回転部が基準の角度位置にあるときに、前記重複した光が、前記周辺部のうち、前記回転部に対して鉛直方向の上側に位置する部分に当たるように構成されている、ステアリング装置。
【請求項5】
請求項4に記載のステアリング装置であって、
前記回転部が基準の角度位置にあるときに、前記二つの光照射部が射出した光の光軸のそれぞれが、前記回転軸方向と前記垂直方向と、を含む面に対して平行となるように構成されている、ステアリング装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ステアリング装置に関する。
続きを表示(約 4,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1において、車両のステアリングのパッド部とスポーク部に装着された複数の発光部によって、ステアリングのホイールに可視光を照射するステアリングホイール照明装置が開示されている。複数の発光部のそれぞれは、パッド部およびスポーク部から、車両の上方向に向かって光を射出している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-111440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1においては、パッド部またはスポーク部における、発光部の具体的な配置場所が記載されていない。一般に、光は光軸に近いほど光の強度が大きく、光軸から遠ざかるにつれて強度が小さくなると考えられる。パッド部またはスポーク部における複数の発光部のそれぞれの位置によっては、乗員がホイールを見たときに、複数の発光部による光がホイールを一様に照らしていない可能性がある。この場合、運転手によって視認されるホイールの各部の明るさにばらつきが生じるおそれがある。複数の発光部を備えるステアリングにおいて、ホイールの見栄えの改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示は、以下の形態として実現することが可能である。
【0006】
(1)本開示の一形態によれば、移動体に設けられたステアリング装置が提供される。このステアリング装置は、前記移動体に対して回転可能に取り付けられる回転部と、前記回転部の回転軸を挟むように少なくとも配されており、前記回転部と接続している周辺部と、を備え、前記回転部は、前記周辺部の予め定められた部位に向かって光を射出する複数の光照射部を備え、前記複数の光照射部が射出する光の光軸のそれぞれが、前記予め定められた部位のうち、前記移動体の回転軸に沿った方向である回転軸方向および前記移動体の左右方向と垂直な方向である垂直方向と、前記移動体の左右方向と、を含む一つの面上に位置する部位を通るように構成され、前記移動体の左右方向に沿って見たときに、前記複数の光照射部のそれぞれが前記面に対して同じ側に配されている。
この形態のステアリング装置によれば、周辺部の、回転部に対して予め定められた方向に位置する部位に、複数の光照射部のそれぞれが射出した光が入射する。複数の光照射部のそれぞれの光軸が、予め定められた部位のうち、垂直方向と、移動体の左右方向とを含む一つの面上に位置する部位を通るように構成されており、移動体の左右方向に沿って見たときに、複数の光照射部のそれぞれが面に対して同じ側に配されているため、例えば複数の光照射部のそれぞれの光軸が、移動体の回転軸と移動体の左右方向と垂直な方向と、移動体の左右方向を含む一つの面上に位置する部位を通らない態様や、移動体の左右方向に沿って見たときに、一つの光照射部が一つの面に対して右側に配され、他の光照射部が一つの面に対して左側に配されている態様と比較して、乗員が回転軸方向に沿ってステアリング装置を見たときに視認される周辺部の明るさのばらつきを抑制することができる。
(2)上記形態のステアリング装置において、前記複数の光照射部として、二つの光照射部を備え、前記二つの光照射部は、異なる色の光を射出する複数の発光素子をそれぞれ備え、前記回転部が基準の角度位置にあるときに、前記二つの光照射部の前記複数の発光素子のうち、同じ色の光を射出する発光素子同士が、前記回転軸方向と前記垂直方向と、を含む面対して対称となるように配されていてもよい。
(3)上記形態のステアリング装置において、前記周辺部の予め定められた部位が伸びている方向を第1方向とし、前記光軸と前記第1方向と垂直な方向を第2方向とするとき、前記光軸が、前記光軸と、前記第2方向と、を含む面における前記周辺部の断面の中心を通るように構成されていてもよい。
一般に、ステアリング装置の周辺部の、移動体の前後方向における寸法は、移動体の左右方向における寸法よりも小さい。そのため、移動体の左右方向において周辺部をある程度以上の範囲で照らすことができる光照射部で、周辺部に光を射出すると、周辺部の前後方向において光が回転軸に平行な方向について、周辺部外に位置する空間を通過する可能性がある。また、一般に、光は光軸に近いほど光の強度が大きく、光軸から遠ざかるにつれて強度が小さくなると考えられる。そのため、光軸に近い光が周辺部を通過してしまう場合、光照射部が射出した光が効率的に使用されない可能性がある。この形態のステアリング装置によれば、光軸と第2方向とを含む面における周辺部の断面の中心を、光軸が通ることで、周辺部の前後方向に見たときに、強度が大きい光が周辺部に効率的に入射する。これにより、光照射部が射出した光を効率的に使用することが可能となる。
(4)上記形態のステアリング装置において、前記複数の光照射部として、二つの光照射部を備え、前記二つの光照射部は、それぞれが射出した光の一部が重複し、前記回転部が基準の角度位置にあるときに、前記重複した光が、前記周辺部のうち、前記回転部に対して鉛直方向の上側に位置する部分に当たるように構成されていてもよい。
この形態のステアリング装置によれば、重複した光が、周辺部のうち回転部に対して鉛直方向の上側に位置する部分に当たるように構成されているため、乗員によって周辺部に入射した光が視認されやすくなる。
(5)上記形態のステアリング装置において、前記回転部が基準の角度位置にあるときに、前記二つの光照射部が射出した光の光軸のそれぞれが、前記回転軸方向と前記垂直方向と、を含む面に対して平行となるように構成されていてもよい。
この形態のステアリング装置によれば、二つの光照射部のうち、移動体の右方向に位置する光照射部の光の光軸が、移動体の左右方向に垂直な面に対して移動体の右方向に向かって傾き、他方の光照射部の光の光軸が、移動体の左右方向に垂直な面に対して移動体の左方向に向かって傾く態様と比較して、重複する光の割合が多くなる。光軸のそれぞれが、回転軸方向と垂直方向と、を含む面に対して平行となるように構成されていない態様と比較して、周辺部のうち回転部に対して鉛直方向の上側に位置する部分において乗員によって周辺部に入射した光が視認されやすくなる。また、二つの光照射部のうち、移動体の右方向に位置する光照射部の光軸が、移動体の左右方向に垂直な面に対して移動体の左方向に向かって傾き、他方の光照射部の光軸が、移動体の左右方向に垂直な面に対して車両の右方向に向かって傾き、光が重複しない態様と比較して、周辺部のうち回転部に対して鉛直方向の上側に位置する部分において乗員によって周辺部に入射した光が視認されやすくなる。
本開示は、ステアリング装置以外の種々の形態で実現することも可能である。例えばステアリング装置の製造方法、ステアリング装置を搭載した車両等の形態で実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本実施形態のステアリング装置が設けられた車両の説明図。
ステアリング装置を説明する図。
ステアリング装置を図2とは別の角度から見た図。
第1光照射部と第2光照射部が射出した光を表した図。
回転ケース部のみを表した図。
第1光照射部と第2光照射部を説明する図。
ステアリング装置を-Y方向に見た図。
図2のVIII-VIII断面図。
図8の第1光照射部を拡大した図。
本実施形態の第1光照射部の各発光素子と、第2光照射部の各発光素子の配置を説明する図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
A.本実施形態:
図1は、本実施形態のステアリング装置1が設けられた車両VWの説明図である。図1において、ステアリング装置1が簡略化されて表されている。図1に示すように、本実施形態において、ステアリング装置1は、移動体である車両VWに設けられている。ステアリング装置1は、車両VWの乗員である運転手DRによって操作される装置である。ステアリング装置1は、車両VWの回転軸ARと連結され、回転軸ARの軸線AXを中心に回転操作が可能に構成されている。ステアリング装置1の回転は、回転軸ARを介して、図示していないステアリングギヤボックスに伝達される。回転軸ARの軸線AXに沿った方向を、X方向と表記する。運転手DRから離れる方向を、+X方向と表記する。軸線AXに直交する方向のうち、車両VWの左右方向に沿った方向を、Y方向と表記する。車両VWの右方向に向かう方向に沿った方向を+Y方向、左方向に向かう方向に沿った方向を-Y方向と表記する。軸線AXおよびY方向に直交する方向をZ方向と表記する。また、図1において、鉛直方向の向きがVU軸で表されている。鉛直方向の上向きが、VU軸の正方向である。
【0009】
図2は、ステアリング装置1を説明する図である。図2に示すステアリング装置1は、車両VWに対して回転していない状態である。なお、図2において、回転軸ARとステアリング装置1が連結していないように見えるが、図示しないステアリング装置1の固定器具と回転軸ARとが連結し、固定器具が、ステアリング装置1の構成である周辺部10および回転部20と、連結している。ステアリング装置1は、周辺部10と、回転部20と、を備えている。
【0010】
周辺部10は、後述する回転部20の周辺に位置する。周辺部10は、運転手DRに把持され得る部位である。本実施形態において、周辺部10はX方向に見たときに、略環状の形状を有している。周辺部10は、回転軸ARを挟むように配されている。周辺部10は、周辺部10の内周側において、回転部20と接続している。周辺部10は、回転部20の一部を覆っている。これにより、周辺部10は回転部20と接続している。
(【0011】以降は省略されています)
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