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公開番号2025092965
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208410
出願日2023-12-11
発明の名称オープンシールド機およびそれを用いたオープンシールド工法
出願人個人,個人
代理人個人,個人
主分類E21D 9/06 20060101AFI20250616BHJP(地中もしくは岩石の削孔;採鉱)
要約【課題】家屋等が近接した狭い場所での函渠敷設や既設柵渠等の改修工事などで、掘削機を用いず、安全にかつ作業効率の良いオープンシールド機およびそれを用いたオープンシールド工法を提供する。
【解決手段】左右側壁板1aと底板1bからとなる機体を前後方向でフロント機17とテール機18に分割し、フロント機17の後端にテール機18の前端を嵌入して屈曲可能とし、テール機18の内部の前側に後方へ向けて推進ジャッキ3を左右に寄せ、かつ上下複数段に配設したオープンシールド機1であって、前後方向の梁材30を設けた架構27をテール機18の上端から上方へ向けて形成し、チェーンブロック28を走行可能に設置した走行用梁材を前記前後方向の梁材30に横架し、掘削用クラムシェルバケット31を前記チェーンブロック28に吊り下げた。
【選択図】図4



特許請求の範囲【請求項1】
左右側壁板と底板からなる機体を前後方向でフロント機とテール機に分割し、フロント機の後端にテール機の前端を嵌入して屈曲可能とし、テール機内部の前側に後方へ向けて推進ジャッキを左右に寄せ、かつ上下複数段に配設したオープンシールド機であって、
前後方向の梁材を設けた架構をテール機上端から上方へ向けて形成し、揚重昇降設備を走行可能に設置した走行用梁材を前記前後方向の梁材に横架し、掘削用クラムシェルバケットを前記揚重昇降用設備に吊り下げたことを特徴とする
オープンシールド機。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
フロント機の刃口にスライド土留板を設け、前後方向の梁材の前端は前記フロント機の刃口前端から最大伸長したスライド土留板先端を超えて前方に張出した請求項1記載のオープンシールド機。
【請求項3】
掘削用クラムシェルバケットは油圧開閉式であり、オープンシールド機に設置した推進ジャッキと前記クラムシェルバケットはそれぞれ個別の油圧ポンプに接続され、前記油圧ジャッキの伸長によるオープンシールド機の推進と前記クラムシェルバケットの開閉が同時または個別に操作可能である請求項1または請求項2記載のオープンシールド機。
【請求項4】
掘削用クラムシェルバケットは油圧開閉式であり、オープンシールド機に設置した推進ジャッキを稼働させる油圧ポンプに前記クラムシェルバケットを接続し、前記油圧ポンプからの配油でクラムシェルバケットの操作が可能な請求項1または請求項2記載のオープンシールド機。
【請求項5】
前後方向の梁材を設けた架構の走行用梁材に設置した揚重昇降用設備に掘削用クラムシェルバケットを吊り下げ、前記クラムシェルバケットをオープンシールド機刃口前方の切羽地山へ向けて吊り下げ、掘削、巻上げ後、後方に配置した土砂搬出設備まで移動、積込みを行う掘削・土砂運搬搬出工程と、
前記オープンシールド機の推進ジャッキの伸長による推進工程と、
一函体長分推進後、前記クラムシェルバケットの撤去・移動工程と、
オープンシールド機後方に運搬された函体またはU型開渠の前記架構による吊り上げ、移動、テール機内への吊り下げ設置工程と、
を繰り返しながら函体またはU型開渠を設置することを特徴としたオープンシールド機を用いたオープンシールド工法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、オープンシールド機およびそれを用いたオープンシールド工法に関するものである。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
オープンシールド工法は、開削工法(オープンカット工法)とシールド工法の長所を生かした合理性に富む工法で図8~図17にその概略を示す。
【0003】
図中1はオープンシールド機で、図11~図13に示すように左右の側壁板1aとこれら側壁板1aに連結する底板1bとからなる前面、後面及び上面を開口したシールド機である。
【0004】
前記オープンシールド機1は前記側壁板1aと底板1bの先端を刃口2として形成し、また側壁板1aの中央又は後端近くに推進ジャッキ3を後方に向け上下に並べて配設する。
【0005】
また、オープンシールド機1は機体を前後方向でフロント機17とテール機18に分割し、フロント機17の後端にテール機18の前端が嵌入して相互の嵌合部で中折れ部47を形成して屈曲可能とした。この中折れ部47には中折ジャッキ20を配設する。
【0006】
フロント機17は主に掘削部となるものであり、テール機18は推進ジャッキ3を配置し、コンクリート函体4やU型開渠42の吊り降し設置部としてのテール部19となる。
【0007】
図中16はフロント機17の前端に設けたスライド土留板のスライドジャッキで、23はH形鋼材等を用いた押角(プレスバー)である。図中48はオープンシールド機1の掘進に伴いテール機18からコンクリート函体4が抜け出たときの後方土留板であり、この内側でコンクリート函体4の上部の埋戻しを行う。
【0008】
オープンシールド工法の概略の工程は、まず、図14に示すように、発進立坑8内でオープンシールド機1を所定の位置で組立て、組み立てた後、オープンシールド機1の推進ジャッキ3を伸長して発進立坑内の反力壁9に反力をとってオープンシールド機1を前進させ、地中構造物を形成する第1番目のコンクリート函体4を上方から吊り降し、オープンシールド機1のテール部19内で縮めた推進ジャッキ3の後方にセットする。
【0009】
発進立坑8内で順次布設するコンクリート函体4はオープンシールド機1が前方へ推進し、発進立坑8から出た後、所定の距離まで推進しオープンシールド機の推進力が発進立坑8内の反力壁9まで伝達しなくなるまで反力伝達材として仮に布設しておく函体で、反力壁9に推進反力が伝達されなくなった時点で撤去する。
【0010】
発進立坑8は土留壁49で構成され、オープンシールド機1を発進させるにはこの前面の土留壁の一部鏡切りするが、必要に応じて薬液注入等で発進立坑8の前方部分に地盤改良11を施しておくこともある。
(【0011】以降は省略されています)

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