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公開番号
2025093328
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2023208902
出願日
2023-12-12
発明の名称
原稿搬送装置
出願人
シャープ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B65H
1/14 20060101AFI20250617BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】原稿搬送装置内で紙詰まりおよび給紙ローラの損傷を防止しながら、誤った原稿の搬送を容易かつ安心して停止させることができる原稿搬送装置を提供する。
【解決手段】原稿搬送装置は、搬送路へ原稿を供給する給紙ローラと、前記原稿が置かれ得る給紙トレイと、前記給紙トレイ上の前記原稿のサイズを検出するサイズセンサと、前記給紙トレイを上昇させることにより前記給紙ローラに前記給紙トレイ上の前記原稿を接触させる昇降部と、前記サイズセンサの検出信号に基づいて前記昇降部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記昇降部が前記給紙ローラに前記給紙トレイ上の前記原稿を接触させた状態で、前記原稿のサイズが変更されようとしていることが前記サイズセンサによって検出された場合に、前記給紙トレイを下降させるように、前記昇降部を制御する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
搬送路へ原稿を供給する給紙ローラと、
前記原稿が置かれ得る給紙トレイと、
前記給紙トレイ上の前記原稿のサイズを検出するサイズセンサと、
前記給紙トレイを上昇させることにより前記給紙ローラに前記給紙トレイ上の前記原稿を接触させる昇降部と、
前記サイズセンサの検出信号に基づいて前記昇降部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記昇降部が前記給紙ローラに前記給紙トレイ上の前記原稿を接触させた状態で、前記原稿のサイズが変更されようとしていることが前記サイズセンサによって検出された場合に、前記給紙トレイを下降させるように、前記昇降部を制御する、
原稿搬送装置。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記給紙トレイは、前記給紙トレイから前記搬送路へ前記原稿をガイドするように構成され、前記原稿のサイズに合わせて移動可能な一対のガイド部材を含み、
前記サイズセンサは、前記一対のガイド部材の間の幅が所定量以上変化したことを検出するガイド幅検出センサであり、
前記制御部は、前記昇降部が前記給紙ローラに前記給紙トレイ上の前記原稿を接触させた状態で、前記一対のガイド部材の間の幅が所定量以上変化したことが前記ガイド幅検出センサによって検出された場合に、前記給紙トレイを下降させるように、前記昇降部を制御する、
請求項1に記載の原稿搬送装置。
【請求項3】
前記サイズセンサは、前記給紙トレイ上の前記原稿の進行方向における前記原稿の長さを検出する原稿長さセンサであり、
前記制御部は、前記昇降部が前記給紙ローラに前記給紙トレイ上の前記原稿を接触させた状態で、前記給紙トレイ上の前記原稿の長さが短くなったことが前記原稿長さセンサによって検出された場合に、前記給紙トレイを下降させるように、前記昇降部を制御する、
請求項1に記載の原稿搬送装置。
【請求項4】
前記サイズセンサは、前記給紙トレイ上の前記原稿の進行方向における前記原稿の長さを検出する原稿長さセンサであり、
前記制御部は、前記昇降部が前記給紙ローラに前記給紙トレイ上の前記原稿を接触させた状態で、前記給紙トレイ上の前記原稿の長さが長くなったことが前記原稿長さセンサによって検出された場合に、前記給紙トレイを下降させるように、前記昇降部を制御する、
請求項1に記載の原稿搬送装置。
【請求項5】
搬送路へ原稿を供給する給紙ローラと、
前記原稿が置かれ得る給紙トレイと、
前記給紙トレイ上の前記原稿のサイズを検出するサイズセンサと、
前記給紙ローラを下降させることにより前記給紙トレイ上の前記原稿に前記給紙ローラを接触させる昇降部と、
前記サイズセンサの検出信号に基づいて前記昇降部を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記昇降部が前記給紙トレイ上の前記原稿に前記給紙ローラを接触させた状態で、前記原稿のサイズが変更されようとしていることが前記サイズセンサによって検出された場合に、前記給紙ローラを上昇させるように、前記昇降部を制御する、
原稿搬送装置。
【請求項6】
前記給紙トレイは、前記給紙トレイから前記搬送路へ前記原稿をガイドするように構成され、前記原稿のサイズに合わせて移動可能な一対のガイド部材を含み、
前記サイズセンサは、前記一対のガイド部材の間の幅が所定量以上変化したことを検出するガイド幅検出センサであり、
前記制御部は、前記昇降部が前記給紙トレイ上の前記原稿に前記給紙ローラを接触させた状態で、前記一対のガイド部材の間の幅が所定量以上変化したことが前記ガイド幅検出センサによって検出された場合に、前記給紙ローラを上昇させるように、前記昇降部を制御する、
請求項5に記載の原稿搬送装置。
【請求項7】
前記サイズセンサは、前記給紙トレイ上の前記原稿の進行方向における前記原稿の長さを検出する原稿長さセンサであり、
前記制御部は、前記昇降部が前記給紙トレイ上の前記原稿に前記給紙ローラを接触させた状態で、前記給紙トレイ上の前記原稿の長さが短くなったことが前記原稿長さセンサによって検出された場合に、前記給紙ローラを上昇させるように、前記昇降部を制御する、
請求項5に記載の原稿搬送装置。
【請求項8】
前記サイズセンサは、前記給紙トレイ上の前記原稿の進行方向における前記原稿の長さを検出する原稿長さセンサであり、
前記制御部は、前記昇降部が前記給紙トレイ上の前記原稿に前記給紙ローラを接触させた状態で、前記給紙トレイ上の前記原稿の長さが長くなったことが前記原稿長さセンサによって検出された場合に、前記給紙ローラを上昇させるように、前記昇降部を制御する、
請求項5に記載の原稿搬送装置。
【請求項9】
前記原稿を前記搬送路に沿って搬送する複数の搬送ローラをさらに備え、
前記制御部は、前記原稿のサイズが変更されようとしていることが前記サイズセンサによって検出された場合に、前記複数の搬送ローラによる搬送が既に開始されている前記原稿の搬送を完了させるように、前記複数の搬送ローラを制御する、
請求項1または5に記載の原稿搬送装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記原稿のサイズが変更されようとしていることが前記サイズセンサによって検出された場合に、前記給紙ローラによる前記給紙トレイ上の前記原稿の前記搬送路へのさらなる供給を停止させるように、前記給紙ローラを制御する、
請求項1または5に記載の原稿搬送装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、原稿搬送装置に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、特許文献1に開示されているように、画像形成装置に搭載されている原稿搬送装置の開発が行われている。このような原稿搬送装置は、一般に、操作パネルに対するユーザの操作に基づいて、給紙トレイを上昇させたり下降させたりする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-88446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のような原稿搬送装置によれば、原稿が給紙トレイ上に置かれた状態で、ユーザのパネル操作により給紙トレイが上昇する。給紙トレイが上昇した後に、ユーザが給紙トレイに誤って置いた原稿を給紙トレイから取り除きたい場合がある。この場合に、ユーザが給紙ローラと給紙トレイとに挟まれた原稿を引き抜くと、給紙トレイおよび原稿が損傷するおれがあるという問題が生じる。この問題は、給紙ローラが給紙トレイに向かって下降することにより原稿を給紙ローラと給紙トレイとで挟む原稿搬送装置においても同様に生じる。
【0005】
本開示は、上述の問題に鑑みなされたものである。本開示の目的は、給紙ローラおよび原稿の損傷を抑制することができる原稿搬送装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様の原稿搬送装置は、搬送路へ原稿を供給する給紙ローラと、前記原稿が置かれ得る給紙トレイと、前記給紙トレイ上の前記原稿のサイズを検出するサイズセンサと、前記給紙トレイを上昇させることにより前記給紙ローラに前記給紙トレイ上の前記原稿を接触させる昇降部と、前記サイズセンサの検出信号に基づいて前記昇降部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記昇降部が前記給紙ローラに前記給紙トレイ上の前記原稿を接触させた状態で、前記原稿のサイズが変更されようとしていることが前記サイズセンサによって検出された場合に、前記給紙トレイを下降させるように、前記昇降部を制御する。
【0007】
本開示の第2の態様の原稿搬送装置は、搬送路へ原稿を供給する給紙ローラと、前記原稿が置かれ得る給紙トレイと、前記給紙トレイ上の前記原稿のサイズを検出するサイズセンサと、前記給紙ローラを下降させることにより前記給紙トレイ上の前記原稿に前記給紙ローラを接触させる昇降部と、前記サイズセンサの検出信号に基づいて前記昇降部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記昇降部が前記給紙トレイ上の前記原稿に前記給紙ローラを接触させた状態で、前記原稿のサイズが変更されようとしていることが前記サイズセンサによって検出された場合に、前記給紙ローラを上昇させるように、前記昇降部を制御する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態1の原稿搬送装置の斜視図である。
実施の形態1の原稿搬送装置のカバーが開かれた状態を示す斜視図である。
実施の形態1の原稿搬送装置の断面図である。
実施の形態1の原稿搬送装置の全体構成を示す機能ブロック図である。
実施の形態1の原稿搬送装置の平面模式図であって、給紙トレイが上昇した後かつ原稿が給紙ローラによって搬送路に供給される前に、ユーザの手がガイド部材を移動させている状態を示す図である。
実施の形態1の原稿搬送装置の断面模式図であって、給紙トレイが上昇した後に給紙ローラが搬送路に原稿を供給している状態を示す図である。
実施の形態1の原稿搬送装置の平面模式図であって、ユーザの手がガイド部材を移動させている状態を示す図である。
実施の形態1の原稿搬送装置の断面模式図であって、給紙ローラが停止されてから既に搬送路に供給された原稿の複数の搬送ローラによる搬送が完了するまでの状態を示す図である。
実施の形態1の原稿搬送装置の断面模式図であって、給紙トレイが下降した後に印刷ジョブが停止された状態を示す図である。
実施の形態1の原稿搬送装置の断面模式図であって、ユーザの手の存在がサイズセンサによって検出される状態を示す図である。
実施の形態1の原稿搬送装置の断面模式図であって、原稿の端部がユーザの手によって持ち上げられたことがサイズセンサによって検出される状態を示す図である。
実施の形態1の原稿搬送装置の制御部が原稿の搬送前に実行する処理を説明するための第1のフローチャートの第1図である。
実施の形態1の原稿搬送装置の制御部が原稿の搬送前に実行する処理を説明するための第2のフローチャートである。
実施の形態1の原稿搬送装置の制御部が原稿の搬送前に実行する処理を説明するための第3のフローチャートである。
実施の形態1の原稿搬送装置の制御部が原稿の搬送中に実行する処理を説明するためのフローチャートである。
実施の形態2の原稿搬送装置の斜視図である。
実施の形態2の原稿搬送装置のカバーが開かれた状態を示す斜視図である。
実施の形態2の原稿搬送装置の断面図である。
実施の形態2の原稿搬送装置の全体構成を示す機能ブロック図である。
実施の形態2の原稿搬送装置の断面模式図であって、給紙ローラが上昇させられたことにより、給紙トレイ上の原稿から離れている状態を示す図である。
実施の形態2の原稿搬送装置の断面模式図であって、給紙ローラが下降させられたことにより給紙トレイ上の原稿に接触しているために、原稿が給紙ローラによって搬送部へ供給されている状態を示す図である。
実施の形態2の原稿搬送装置の断面模式図であって、搬送部による給紙トレイ上の原稿の搬送が完了した状態を示す図である。
実施の形態2(ただし、実施の形態1に適用可能)の原稿搬送装置の制御部が原稿の搬送中に実行する処理を説明するためのフローチャートである。
実施の形態2の原稿搬送装置の制御部が原稿の搬送中に実行する処理を説明するための他の例のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の実施の形態の原稿搬送装置を、図面を参照しながら説明する。なお、図面については、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明は繰り返さない。
【0010】
(実施の形態1)
図1~図15を用いて、実施の形態1の原稿搬送装置100を説明する。本実施の形態の原稿搬送装置100は、画像形成装置の一部を構成している。
(【0011】以降は省略されています)
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