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公開番号2025094285
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2022055642
出願日2022-03-30
発明の名称端末装置、方法、および、集積回路
出願人シャープ株式会社
代理人個人,個人
主分類H04W 16/28 20090101AFI20250618BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信制御を効率的に行う端末装置、基地局装置、通信方法及び集積回路を提供する。
【解決手段】端末装置のMACエンティティは、SCGのPSCellのBFI_COUNTERの値がbeamFailureInstanceMaxCount以上であり、かつ、SCGが不活性化されていた場合、BFI_COUNTERの値がbeamFailureInstanceMaxCount以上である条件を満たしているか否か及びPSCellにおけるビーム失敗が端末装置のRRCエンティティに通知されているか否かを判断し、BFI_COUNTERの値がbeamFailureInstanceMaxCount以上である条件を満たしてしていて、かつ、PSCellにおけるビーム失敗がRRCエンティティに通知されていないと判断したことに基づいて、RRCエンティティに、PSCellにおけるビーム失敗を示す通知を通知する。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
基地局装置と通信する端末装置であって、
MCGとSCGを用いて通信する処理部と、
前記基地局装置にシグナリングを送信する送信部と、
を備え、
前記SCGは少なくともPSCellを含み、
前記処理部は、MACエンティティでの処理とRRCエンティティでの処理を実行し、
前記MACエンティティは、
前記PSCellのBFI_COUNTERの値がbeamFailureInstanceMaxCount以上であり、かつ、前記SCGが不活性化されていた場合、
前記BFI_COUNTERの値が前記beamFailureInstanceMaxCount以上である条件を満たしてしまっているか否か、および、前記PSCellにおけるビーム失敗が前記RRCエンティティに通
知されてしまっているか否かを判断し、
前記BFI_COUNTERの値が前記beamFailureInstanceMaxCount以上である条件を満たしてしまっていて、かつ、前記PSCellにおけるビーム失敗が前記RRCエンティティに通知されて
しまっていないと判断したことに基づいて、
前記RRCエンティティに、前記PSCellにおけるビーム失敗を示す通知を通知し、
前記RRCエンティティは、
前記MACエンティティから、前記通知が通知されたか否かを判断し、
前記MACエンティティから、前記通知が通知されたと判断したことに基づいて、
前記基地局装置にSCG失敗情報(SCG failure information)を示すシグナリングの送信を開始する、
端末装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
基地局装置と通信する端末装置の方法であって、
MCGとSCGを用いて通信し、
前記SCGは少なくともPSCellを含み、
前記端末装置のMACエンティティは、
前記PSCellのBFI_COUNTERの値がbeamFailureInstanceMaxCount以上であり、かつ、前記SCGが不活性化されていた場合、
前記BFI_COUNTERの値が前記beamFailureInstanceMaxCount以上である条件を満たしてしまっているか否か、および、前記PSCellにおけるビーム失敗が前記端末装置のRRCエンテ
ィティに通知されてしまっているか否かを判断し、
前記BFI_COUNTERの値が前記beamFailureInstanceMaxCount以上である条件を満たしてしまっていて、かつ、前記PSCellにおけるビーム失敗が前記RRCエンティティに通知されて
しまっていないと判断したことに基づいて、
前記RRCエンティティに、前記PSCellにおけるビーム失敗を示す通知を通知し、
前記RRCエンティティは、
前記MACエンティティから、前記通知が通知されたか否かを判断し、
前記MACエンティティから、前記通知が通知されたと判断したことに基づいて、
前記基地局装置にSCG失敗情報(SCG failure information)を示すシグナリングの送信を開始する、
方法。
【請求項3】
基地局装置と通信する端末装置に実装される集積回路であって、
MCGとSCGを用いて通信し、
前記SCGは少なくともPSCellを含み、
前記集積回路は、
前記端末装置のMACエンティティが、
前記PSCellのBFI_COUNTERの値がbeamFailureInstanceMaxCount以上であり、かつ、前記SCGが不活性化されていた場合、
前記BFI_COUNTERの値が前記beamFailureInstanceMaxCount以上である条件を満たしてしまっているか否か、および、前記PSCellにおけるビーム失敗が前記端末装置のRRCエンテ
ィティに通知されてしまっているか否かを判断し、
前記BFI_COUNTERの値が前記beamFailureInstanceMaxCount以上である条件を満たしてしまっていて、かつ、前記PSCellにおけるビーム失敗が前記RRCエンティティに通知されて
しまっていないと判断したことに基づいて、
前記RRCエンティティに、前記PSCellにおけるビーム失敗を示す通知を通知し、
前記RRCエンティティが、
前記MACエンティティから、前記通知が通知されたか否かを判断し、
前記MACエンティティから、前記通知が通知されたと判断したことに基づいて、
前記基地局装置にSCG失敗情報(SCG failure information)を示すシグナリングの送信を開始するよう指示する機能を前記端末装置に発揮させる、
集積回路。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、端末装置、方法、および、集積回路に関する。
続きを表示(約 3,400 文字)【背景技術】
【0002】
セルラ移動通信システムの標準化プロジェクトである、第3世代パートナーシッププロ
ジェクト(3rd Generation Partnership Project:3GPP)において、無線アクセス、コア網
、サービス等を含む、セルラ移動通信システムの技術検討及び規格策定が行われている。
【0003】
例えば、E-UTRA(Evolved Universal Terrestrial Radio Access)は、3GPPにおいて、第3.9世代および第4世代向けセルラ移動通信システム向け無線アクセス技術(Radio Access Technology:RAT)として、技術検討及び規格策定が開始された。現在も3GPPにおいて、E-UTRAの拡張技術の技術検討及び規格策定が行われている。なお、E-UTRAは、Long Term Evolution(LTE:登録商標)とも称し、拡張技術をLTE-Advanced(LTE-A)、LTE-Advanced Pro(LTE-A Pro)と称する事もある。
【0004】
また、NR(New Radio、またはNR Radio access)は、3GPPにおいて、第5世代(5th Generation:5G)向けセルラ移動通信システム向け無線アクセス技術(Radio Access Technology:RAT)として、技術検討及び規格策定が開始された。現在も3GPPにおいて、NRの拡張技術の
技術検討及び規格策定が行われている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
3GPP TS 38.300 v16.4.0,"NR;NR and NG-RAN Overall description; Stage 2" pp10-134
3GPP TS 36.300 v16.4.0,"Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA)and Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network (E-UTRAN);Overall description; Stage 2" pp19-362
3GPP TS 38.331 v16.3.1,"NR;Radio Resource Control (RRC);Protocol specifications"pp21-881
3GPP TS 36.331 v16.3.0,"Evolved Universal Terrestrial Radio Access (E-UTRA);Radio Resource Control (RRC);Protocol specifications" pp25-1015
3GPP TS 37.340 v16.4.0,"EvolvedUniversal Terrestrial Radio Access (E-UTRA)and NR; Multi-Connectivity; Stage 2" pp7-77
3GPP TS 38.321 v16.3.0, "NR;Medium Access Control (MAC) protocol specification" pp8-152
R2-2204211, “Introduction of eDCCA”
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
NRの拡張技術として大容量のデータ通信を可能とするために、複数のセルグループを用いて一つまたは複数の基地局装置と端末装置とが通信するデュアルコネクティビティ(マルチコネクティビティとも称する)技術がある。このデュアルコネクティビティでは、それぞれのセルグループで通信を行うために、端末装置はそれぞれのセルグループにおいて自分宛のメッセージの有無をモニタする必要がある。大容量のデータ通信が発生したときに端末装置が低遅延で通信できるように、端末装置は常に複数のセルグループのモニタを行う必要があり、多くの電力を消費する問題があった。そのため、一部のセルグループのモニタを低頻度で行う、または停止する技術(セルグループの不活性化(Deactivated)
技術)の検討が開始された。
【0007】
非特許文献7は、これまでに合意された仕様詳細に基づいて作成されたMACの仕様書のCR(Change Request)案である。しかしながら、現在のCR案に基づくと、セルグループの不
活性化の後でビーム失敗が複数回検出されたときにMACが正しく動作しない。
【0008】
本発明の一態様は、上記した事情に鑑みてなされたもので、通信制御を効率的に行うことができる端末装置、基地局装置、通信方法、集積回路を提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の目的を達成するために、本発明の一態様は、以下のような手段を講じた。すなわち本発明の一態様は、基地局装置と通信する端末装置であって、MCGとSCGを用いて通信する処理部と、前記基地局装置にシグナリングを送信する送信部と、を備え、前記SCGは少
なくともPSCellを含み、前記処理部は、MACエンティティでの処理とRRCエンティティでの処理を実行し、前記MACエンティティは、前記PSCellのBFI_COUNTERの値がbeamFailureInstanceMaxCount以上であり、かつ、前記SCGが不活性化されていた場合、前記BFI_COUNTERの値が前記beamFailureInstanceMaxCount以上である条件を満たしてしまっているか否か、および、前記PSCellにおけるビーム失敗が前記RRCエンティティに通知されてしまっているか否かを判断し、前記BFI_COUNTERの値が前記beamFailureInstanceMaxCount以上である条件を満たしてしまっていて、かつ、前記PSCellにおけるビーム失敗が前記RRCエンティティに通知されてしまっていないと判断したことに基づいて、前記RRCエンティティに、前記PSCellにおけるビーム失敗を示す通知を通知し、前記RRCエンティティは、前記MACエンティティから、前記通知が通知されたか否かを判断し、前記MACエンティティから、前記通知が通知されたと判断したことに基づいて、前記基地局装置にSCG失敗情報(SCG failure information)を示すシグナリングの送信を開始する。
【0010】
また本発明の一態様は、基地局装置と通信する端末装置の方法であって、MCGとSCGを用いて通信し、前記SCGは少なくともPSCellを含み、前記端末装置のMACエンティティは、前記PSCellのBFI_COUNTERの値がbeamFailureInstanceMaxCount以上であり、かつ、前記SCG
が不活性化されていた場合、前記BFI_COUNTERの値が前記beamFailureInstanceMaxCount以上である条件を満たしてしまっているか否か、および、前記PSCellにおけるビーム失敗が前記端末装置のRRCエンティティに通知されてしまっているか否かを判断し、前記BFI_COUNTERの値が前記beamFailureInstanceMaxCount以上である条件を満たしてしまっていて、かつ、前記PSCellにおけるビーム失敗が前記RRCエンティティに通知されてしまっていないと判断したことに基づいて、前記RRCエンティティに、前記PSCellにおけるビーム失敗を示す通知を通知し、前記RRCエンティティは、前記MACエンティティから、前記通知が通知されたか否かを判断し、前記MACエンティティから、前記通知が通知されたと判断したことに基づいて、前記基地局装置にSCG失敗情報(SCG failure information)を示すシグナリングの送信を開始する。
(【0011】以降は省略されています)

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