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公開番号2025093490
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209165
出願日2023-12-12
発明の名称決済端末
出願人株式会社デンソーウェーブ
代理人弁理士法人快友国際特許事務所
主分類G07G 1/12 20060101AFI20250617BHJP(チェック装置)
要約【課題】アンテナと特定の読取手段との双方を起動する待機動作を維持しつつ、アンテナが起動していることに起因する誤動作の発生を抑制するための技術を提供する。
【解決手段】決済端末は、筐体と、少なくとも2種類の読取手段のうちの一つであり、筐体の表側に配置されているアンテナと、少なくとも2種類の読取手段のうち、アンテナとは異なる読取手段であり、表側に配置されている特定の読取手段と、表側に配置されているタッチスクリーンと、アンテナと特定の読取手段とタッチスクリーンとを制御する制御部と、を備え、制御部は、アンテナと特定の読取手段との双方を起動して決済情報の読み取りを待機する待機動作を開始し、待機動作においてアンテナと特定の読取手段のうちの特定の読取手段を利用すべき場合に、タッチスクリーンを起動した後に特定の読取手段を利用した第1読取処理を実行する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
少なくとも２種類の読取手段を有する決済端末であって、
筐体と、
前記少なくとも２種類の読取手段のうちの一つであり、前記筐体の表側に配置されているアンテナと、
前記少なくとも２種類の読取手段のうち、前記アンテナとは異なる読取手段であり、前記表側に配置されている特定の読取手段と、
前記表側に配置されているタッチスクリーンと、
前記アンテナと前記特定の読取手段と前記タッチスクリーンとを制御する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記アンテナと前記特定の読取手段との双方を起動して決済情報の読み取りを待機する待機動作を開始し、
前記待機動作において前記アンテナと前記特定の読取手段のうちの前記特定の読取手段を利用すべき場合に、前記タッチスクリーンを起動した後に前記特定の読取手段を利用した第１読取処理を実行し、
前記待機動作において前記アンテナと前記特定の読取手段のうちの前記アンテナを利用すべき場合に、前記タッチスクリーンを起動することなく、前記アンテナを利用した第２読取処理を実行し、
前記第１読取処理及び前記第２読取処理のいずれかによって読み取られた前記決済情報を利用した決済処理を実行する、
決済端末。
続きを表示（約 750 文字）【請求項２】
前記特定の読取手段は、情報コードを撮像可能なイメージセンサであり、
前記制御部は、前記イメージセンサによって出力される画像に前記情報コードを表す画像が含まれる場合に、前記待機動作において前記特定の読取手段を利用すべきことを判断し、
前記制御部は、前記第１読取処理を実行する場合に、前記情報コードから読み取った前記決済情報を利用した前記決済処理を実行する、請求項１に記載の決済端末。
【請求項３】
前記制御部は、前記待機動作において前記特定の読取手段を利用すべきことを判断する場合に、所定値以上の明るさで前記タッチスクリーンを起動して、前記情報コードを照らす、請求項２に記載の決済端末。
【請求項４】
前記特定の読取手段は、磁気ストライプから前記決済情報を読み取るための手段であり、
前記制御部は、前記磁気ストライプを有するカードの所定の移動を検知する場合に、前記待機動作において前記特定の読取手段を利用すべきことを判断し、
前記制御部は、前記第１読取処理を実行する場合に、前記磁気ストライプから読み取った前記決済情報を利用した前記決済処理を実行する、請求項１に記載の決済端末。
【請求項５】
前記決済端末は、さらに、前記表側に配置されているイメージセンサを備え、
前記制御部は、前記イメージセンサによって出力される画像を分析して、前記所定の移動を検知する、請求項４に記載の決済端末。
【請求項６】
前記決済端末は、前記アンテナと外部の記憶媒体との間に無線接続が確立された後に、前記無線接続が切断される場合に、前記所定の移動を検知したと判断する、前記請求項４に記載の決済端末。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本明細書は、決済処理を実行する決済端末を開示する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
特許文献１は、磁気カード決済、接触ＩＣカード決済、及び非接触ＩＣカード決済を含む複数種類の決済処理を実行可能な決済端末を開示する。決済端末は、上記の３種類の決済処理のいずれもＯＮとする３面待ちで動作可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２１－１３５７９６号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
例えば、３面待ちにおいて非接触ＩＣカード決済がＯＮのまま、磁気カード決済を実行しようとすると、非接触ＩＣカードを誤って検知し、磁気カード決済が正常に実行されない可能性がある。このような状況において、非接触ＩＣカード決済をＯＦＦにして磁気カード決済を実行することが想定される。しかし、３面待ちを維持することができない。
【０００５】
本明細書では、アンテナと特定の読取手段との双方を起動する待機動作を維持しつつ、アンテナが起動していることに起因する誤動作の発生を抑制するための技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本明細書では、少なくとも２種類の読取手段を有する決済端末を開示する。当該決済端末は、筐体と、前記少なくとも２種類の読取手段のうちの一つであり、前記筐体の表側に配置されているアンテナと、前記少なくとも２種類の読取手段のうち、前記アンテナとは異なる読取手段であり、前記表側に配置されている特定の読取手段と、前記表側に配置されているタッチスクリーンと、前記アンテナと前記特定の読取手段と前記タッチスクリーンとを制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記アンテナと前記特定の読取手段との双方を起動して決済情報の読み取りを待機する待機動作を開始し、前記待機動作において前記アンテナと前記特定の読取手段のうちの前記特定の読取手段を利用すべき場合に、前記タッチスクリーンを起動した後に前記特定の読取手段を利用した第１読取処理を実行し、前記待機動作において前記アンテナと前記特定の読取手段のうちの前記アンテナを利用すべき場合に、前記タッチスクリーンを起動することなく、前記アンテナを利用した第２読取処理を実行し、前記第１読取処理及び前記第２読取処理のいずれかによって読み取られた前記決済情報を利用した決済処理を実行する。
【０００７】
アンテナを起動した状態でタッチスクリーンを起動すると、タッチスクリーン内を流れる電流がアンテナの発生する磁界に影響を与える。この結果、アンテナが決済情報を読み取ることが可能な範囲が狭くなる。当該範囲が狭くなることにより、特定の読取手段を利用すべき場合において、待機動作を維持しつつ、アンテナが起動していることに起因する誤動作の発生を抑制することができる。
【０００８】
前記特定の読取手段は、情報コードを撮像可能なイメージセンサであり、前記制御部は、前記イメージセンサによって出力される画像に前記情報コードを表す画像が含まれる場合に、前記待機動作において前記特定の読取手段を利用すべきことを判断し、前記制御部は、前記第１読取処理を実行する場合に、前記情報コードから読み取った前記決済情報を利用した前記決済処理を実行してもよい。
【０００９】
上記の構成によれば、情報コードから決済情報を読み取るべき場合に、アンテナが起動していることに起因する誤動作の発生を抑制することができる。
【００１０】
前記制御部は、前記待機動作において前記特定の読取手段を利用すべきことを判断する場合に、所定値以上の明るさで前記タッチスクリーンを起動して、前記情報コードを照らしてもよい。
（【００１１】以降は省略されています）

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