TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2025072097
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-09
出願番号2023182619
出願日2023-10-24
発明の名称紙葉類取扱装置
出願人沖電気工業株式会社
代理人個人
主分類G07D 11/12 20190101AFI20250430BHJP(チェック装置)
要約【課題】複数の紙幣収納庫におけるステージの位置を揃える。
【解決手段】紙幣入出金装置11は、上方向及び下方向に移動可能に支持され、上面に紙葉類としての紙幣BLを集積するステージ19cと、ステージ19cの下面に所定の押圧力で押し付けられて配置され、該ステージ19cを上方向に押し上げるように付勢する圧縮コイルばね36L及び36Rと、リール48と、一端がステージ19cに係止され、該ステージ19cを下方向に引張可能なように引き回された状態で他端がリール48に係止されたワイヤ40cと、ワイヤ40cが巻き回される複数のプーリ60cと、複数のプーリ60cのうち少なくとも1つのプーリ60c3の位置を変更可能に設け、プーリ60c3の位置を変更することにより、リール48からステージ19cに至るまでのワイヤ40cのワイヤ長を変化させるワイヤ長調整機構70とを設ける。
【選択図】図7


特許請求の範囲【請求項1】
上方向及び下方向に移動可能に支持され、上面に紙葉類を集積するステージと、
前記ステージの下面に所定の押圧力で押し付けられて配置され、該ステージを前記上方向に押し上げるように付勢する付勢部と、
リールと、
一端が前記ステージに係止され、該ステージを前記下方向に引張可能なように引き回された状態で他端が前記リールに係止されたワイヤと、
前記ワイヤが巻き回される複数のプーリと、
前記複数のプーリのうち少なくとも1つの前記プーリの位置を変更可能に設け、前記プーリの位置を変更することにより、前記リールから前記ステージに至るまでの前記ワイヤのワイヤ長を変化させるワイヤ長調整機構と
を有する紙葉類取扱装置。
続きを表示(約 510 文字)【請求項2】
前記ステージは複数設けられると共に、各前記ステージに対応して複数の前記リールが設けられ、
前記ワイヤ長調整機構は、一方の前記ステージに係止された前記ワイヤの前記ワイヤ長を変化させることにより、他方の前記ステージの高さに合うよう一方の前記ステージの高さを調整する
請求項1に記載の紙葉類取扱装置。
【請求項3】
前記ワイヤ長調整機構は、
前記プーリを支持し移動可能なブラケットと、
前記ブラケットを固定する固定部材と
を有する請求項1に記載の紙葉類取扱装置。
【請求項4】
前記ブラケットは、
前記固定部材であるねじを内部で移動可能とするねじ溝が形成され、前記ねじ溝の内部に前記ねじが配置された状態で前記ねじに対し移動することにより、前記プーリの位置を変化させる
請求項3に記載の紙葉類取扱装置。
【請求項5】
前記ステージは複数設けられると共に、各前記ステージに対応して複数の前記リールが設けられ、
前記複数のリールを駆動する1つの駆動源
をさらに有する請求項1に記載の紙葉類取扱装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は紙葉類取扱装置に関し、例えばスーパーマーケットやコンビニエンスストア等のような小売店舗の精算所において使用されるレジ釣銭システムに適用して好適なものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
近年、レジ釣銭システムにおいては、POS(Point Of Sales)システム等に接続されたPOSレジに、紙幣や硬貨の入出金処理を行う釣銭機が組み合わされたものが普及している。この釣銭機のうち紙幣を処理する紙葉類取扱装置は、レジ係員との間で紙幣の授受を行う入出金部と、紙幣を搬送する搬送部と、投入された紙幣の金種及び真偽を鑑別する鑑別部と、再利用可能な紙幣を金種毎に収納する紙幣収納庫と、再利用すべきでない紙幣を収納するリジェクト庫とを有するものがある。
【0003】
そのような紙葉類取扱装置としては、複数のリールそれぞれに巻回されたワイヤを互いに異なる紙幣収納庫のステージに接続し、同一の駆動源で複数のリールを駆動することにより、複数の収納庫のステージを同時に動作させるものがある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-97708号公報(図22)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
このような紙葉類取扱装置においては、各紙幣収納庫の配置によっては、リールからステージまでのワイヤのルートが複雑になる場合がある。その場合、ワイヤは、リールとステージとの間に設けられたプーリに巻き回されて進行方向が適宜変更される。その場合、ワイヤ自体の製造時の長さのばらつきや、プーリの寸法ばらつきにより、一方の紙幣収納庫のステージの位置と他方の紙幣収納庫のステージの位置との位置のずれが大きくなり、互いのステージの位置が揃わないことがあった。
【0006】
互いの紙幣収納庫のステージの位置がずれると、例えば、一方の紙幣収納庫はステージがまだ下降可能な位置にあるにも関わらず、他方の紙幣収納庫はステージが下降しきってしまっている場合、紙葉類取扱装置は、一方の紙幣収納庫のステージをこれ以上下降させることができなくなり、一方の紙幣収納庫に本来収納できるはずの枚数の紙幣が入らなくなってしまう。一方、互いの紙幣収納庫のステージの位置がずれると、例えば、一方の紙幣収納庫はステージがまだ上昇可能な位置にあるにも関わらず、他方の紙幣収納庫はステージが上昇しきってしまっている場合、紙葉類取扱装置は、一方の紙幣収納庫のステージをこれ以上上昇させることができなくなり、一方の紙幣収納庫から繰り出せるはずの紙幣が繰り出せなくなってしまう場合もある。
【0007】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、複数の紙幣収納庫におけるステージの位置を揃え得る紙葉類取扱装置を提案しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる課題を解決するため本発明の紙葉類取扱装置においては、上方向及び下方向に移動可能に支持され、上面に紙葉類を集積するステージと、ステージの下面に所定の押圧力で押し付けられて配置され、該ステージを上方向に押し上げるように付勢する付勢部と、リールと、一端がステージに係止され、該ステージを下方向に引張可能なように引き回された状態で他端がリールに係止されたワイヤと、ワイヤが巻き回される複数のプーリと、複数のプーリのうち少なくとも1つのプーリの位置を変更可能に設け、プーリの位置を変更することにより、リールからステージに至るまでのワイヤのワイヤ長を変化させるワイヤ長調整機構とを設けるようにした。
【0009】
これにより本発明は、一方のステージの高さが他方のステージの高さと同一となるようにワイヤ長調整機構により一方のステージを上下動させるワイヤのワイヤ長を調整することができる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、一方のステージの高さが他方のステージの高さと同一となるようにワイヤ長調整機構により一方のステージを上下動させるワイヤのワイヤ長を調整することができ、複数の紙幣収納庫におけるステージの位置を揃え得る紙葉類取扱装置を実現できる
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社バンダイ
物品供給装置
16日前
有限会社ノア
年齢識別装置
23日前
沖電気工業株式会社
硬貨処理装置
1か月前
沖電気工業株式会社
媒体処理装置
7日前
株式会社寺岡精工
システム
1か月前
沖電気工業株式会社
紙幣処理装置
22日前
沖電気工業株式会社
紙葉類取扱装置
今日
富士電機株式会社
料理提供装置
1か月前
JRCモビリティ株式会社
車両搭載装置
1日前
グローリー株式会社
貨幣処理装置
25日前
株式会社寺岡精工
登録装置、設定方法
今日
株式会社寺岡精工
システム、監視装置
11日前
株式会社寺岡精工
登録装置、プログラム
今日
沖電気工業株式会社
棒金収納装置
1か月前
株式会社イシダ
商品処理装置
1か月前
旭精工株式会社
コイン搬送装置およびコイン処理装置
1日前
東芝テック株式会社
セキュリティゲート
1か月前
沖電気工業株式会社
硬貨処理装置
1か月前
株式会社イシダ
商品処理装置
7日前
株式会社寺岡精工
精算装置及びプログラム
17日前
株式会社寺岡精工
システム、およびプログラム
今日
株式会社寺岡精工
データ処理装置、プログラム
1か月前
富士電機株式会社
自動販売機
1か月前
オムロン株式会社
表示装置およびこれを備えた展示装置
1か月前
富士電機株式会社
自動販売機
1日前
オムロン株式会社
表示装置およびこれを備えた展示装置
1か月前
グローリー株式会社
セルフ精算システム、システム
1か月前
富士電機株式会社
金銭処理装置
1か月前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
今日
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
1日前
株式会社寺岡精工
販売データ処理装置及びプログラム
17日前
林テレンプ株式会社
車両検知装置および駐車制御装置
9日前
東芝テック株式会社
不正行為推定装置及びプログラム
1か月前
株式会社寺岡精工
計量装置、計量システム、プログラム
1か月前
オムロン株式会社
情報取得装置、及び自動改札機
11日前
トヨタ自動車株式会社
車両用録画システム
今日
続きを見る