TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025081835
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-28
出願番号2023194868
出願日2023-11-16
発明の名称媒体処理装置
出願人グローリー株式会社
代理人個人,個人
主分類G07D 11/10 20190101AFI20250521BHJP(チェック装置)
要約【課題】搬送された媒体が搬送部材の接触部からスムーズに離れて本来向かうべき方向に移動しやすい媒体処理装置を提供する。
【解決手段】媒体処理装置は、媒体である硬貨が搬送される搬送面612と、硬貨が接触する突起部627を有し、当該突起部627により硬貨を押して搬送する搬送ベルト625と、を備える。搬送面612は、搬送ベルト625により媒体が搬送される第1搬送面613と、第1搬送面613よりも搬送ベルト625による搬送方向の下流側に存在し、突起部627から離れた媒体が搬送される第2搬送面614と、含む。突起部627は、第1搬送面613よりも搬送方向の下流側において、第1搬送面613に対して第2搬送面614が存在する方向と異なる方向に移動して搬送面612を離れる。搬送面612には、第1搬送面613と第2搬送面614との間に、第1搬送面613に対して第2搬送面614を凹ませる段差615が設けられる。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
媒体が搬送される搬送面と、
媒体が接触する接触部を有し、当該接触部により媒体を押して搬送する搬送部材と、を備え、
前記搬送面は、
前記搬送部材により媒体が搬送される第1搬送面と、
前記第1搬送面よりも前記搬送部材による搬送方向の下流側に存在し、前記接触部から離れた媒体が搬送される第2搬送面と、含み、
前記接触部は、前記第1搬送面よりも前記下流側において、前記第1搬送面に対して前記第2搬送面が存在する方向と異なる方向に移動して前記搬送面を離れ、
前記搬送面には、前記第1搬送面と前記第2搬送面との間に、前記第1搬送面に対して前記第2搬送面を凹ませる段差が設けられる、
ことを特徴とする媒体処理装置。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
請求項1に記載の媒体処理装置において、
前記第2搬送面は、前記第1搬送面の端部において媒体が進行する方向に、前記第1搬送面から延伸して設けられる、
ことを特徴とする媒体処理装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の媒体処理装置において、
前記搬送部材は、無端状の搬送ベルトを含み、
前記接触部は、前記搬送ベルトから前記搬送面側に突出する突起部を含み、
前記突起部は、前記第1搬送面よりも前記下流側において、前記搬送ベルトが掛けられたプーリの外周に沿うようにして前記異なる方向に移動する、
ことを特徴とする媒体処理装置。
【請求項4】
請求項1ないし3の何れか一項に記載の媒体処理装置において、
前記第1搬送面に媒体を繰り出す繰出部を、さらに備え、
前記第2搬送面は、前記繰出部よりも上方に配置され、前記繰出部へ戻される媒体を案内し、
前記接触部は、前記繰出部よりも上方において、前記異なる方向に移動して前記搬送面から離れる、
ことを特徴とする媒体処理装置。
【請求項5】
請求項4に記載の媒体処理装置において、
前記繰出部の上に配置され、媒体が貯留される貯留部を、さらに備える、
ことを特徴とする媒体処理装置。
【請求項6】
請求項5に記載の媒体処理装置において、
前記第2搬送面により案内された媒体を、前記繰出部または前記貯留部に振り分けるための振分機構を、さらに備える、
ことを特徴とする媒体処理装置。
【請求項7】
請求項1ないし6の何れか一項に記載の媒体処理装置において、
前記接触部は、前記異なる方向へ移動して前記搬送面の一側縁から前記搬送面を離れ、
前記段差は、前記搬送面の一側縁側に近いほど媒体が早く前記段差に近づくように、前記搬送面の幅方向に対して斜めに設けられる、
ことを特徴とする媒体処理装置。
【請求項8】
請求項1ないし7の何れか一項に記載の媒体処理装置において、
前記段差が斜面になっている、
ことを特徴とする媒体処理装置。
【請求項9】
請求項1ないし8の何れか一項に記載の媒体処理装置において、
前記搬送面に隣接し、前記異なる方向に移動した前記接触部が通過するゲートと、
前記第1搬送面を搬送される媒体を、当該媒体が前記第2搬送面に近づくに従って前記第1搬送面の幅方向に前記ゲートから離れるよう案内するガイド部と、をさらに備える、
ことを特徴とする媒体処理装置。
【請求項10】
請求項9に記載の媒体処理装置において、
前記第1搬送面の幅方向において、前記ゲートは、前記ガイド部よりも前記第1搬送面から離れている、
ことを特徴とする媒体処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、硬貨等の媒体に関して所定の処理が行われる媒体処理装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、媒体処理装置の一例として、媒体である硬貨に関して入出金等の処理を行う硬貨処理装置が知られている。硬貨処理装置の内部では、搬送部により収納部等への硬貨の搬送が行われる。搬送部は、硬貨に接触する接触部を有し当該接触部により硬貨を押して搬送する搬送部材を備える構成とされ得る。
【0003】
特許文献1には、搬送部が、第1搬送路と、第1搬送路の上方に設けられた第2搬送路と、第1搬送路により搬送される硬貨の搬送方向を180°度変えて第2搬送路に送る折り返し部分と、複数の突起部が等間隔で設けられた無端状のベルトとを有し、繰出部から搬送部に繰り出された硬貨が、突起部に引っ掛けられることにより搬送される硬貨処理装置が記載されている。突起部は、硬貨に接触する接触部であり、ベルトは、接触部により硬貨を押して搬送する搬送部材である。
【0004】
この硬貨処理装置では、第2搬送路の下流側端部であり、ベルトが掛け渡されたプーリの下方に、第2搬送路から繰出部に硬貨を案内するための案内部が設けられる。第2搬送路の下流側端部は、プーリの外周に沿ってほぼ90°円弧状に曲げられ、案内部に接続されている。搬送部により搬送された硬貨は、硬貨収納部等の何れかの選別場所に選別され、何れの選別場所にも選別されなかった硬貨は、第2搬送路から案内部に送られて繰出部に戻される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-742号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記特許文献1の硬貨処理装置では、突起部に押されて搬送された硬貨は、第2搬送路の下流側端部をプーリに沿って曲がった後、当該硬貨に作用する重力により突起部から離れて、下方の案内部へと向かう。硬貨が離れた突起部は、プーリの外周に沿って、第2搬送路から案内部へ向かう方向と異なる方向に向かい、プーリと案内部との間の隙間を通って第2搬送路から離れる。
【0007】
しかしながら、上記特許文献1の硬貨処理装置では、第2搬送路の下流側端部で硬貨が突起部からスムーズに離れないようなことが起きた場合に、上記異なる方向に向かってしまい、硬貨が本来向かうべき方向、即ち案内部の方向に移動しにくくなることが懸念される。
【0008】
このような課題は、上記特許文献1の硬貨処理装置の搬送部と同様な構成の搬送部を有する、硬貨処理装置以外の媒体処理装置にも同様に生じ得る。
【0009】
かかる課題に鑑み、本発明は、搬送された媒体が搬送部材の接触部からスムーズに離れて本来向かうべき方向に移動しやすい媒体処理装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の主たる態様は、媒体処理装置に関する。本態様に係る媒体処理装置は、媒体が搬送される搬送面と、媒体が接触する接触部を有し、当該接触部により媒体を押して搬送する搬送部材と、を備える。ここで、前記搬送面は、前記搬送部材により媒体が搬送される第1搬送面と、前記第1搬送面よりも前記搬送部材による搬送方向の下流側に存在し、前記接触部から離れた媒体が搬送される第2搬送面と、含む。前記接触部は、前記第1搬送面よりも前記下流側において、前記第1搬送面に対して前記第2搬送面が存在する方向と異なる方向に移動して前記搬送面を離れる。前記搬送面には、前記第1搬送面と前記第2搬送面との間に、前記第1搬送面に対して前記第2搬送面を凹ませる段差が設けられる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

株式会社バンダイ
物品供給装置
1か月前
有限会社ノア
年齢識別装置
1か月前
沖電気工業株式会社
媒体処理装置
1か月前
沖電気工業株式会社
紙幣処理装置
1か月前
三和ニューテック株式会社
釣銭機
15日前
沖電気工業株式会社
硬貨処理装置
1か月前
富士電機株式会社
自動販売機
4日前
沖電気工業株式会社
紙葉類取扱装置
29日前
グローリー株式会社
硬貨処理装置
23日前
JRCモビリティ株式会社
車両搭載装置
1か月前
グローリー株式会社
媒体処理装置
10日前
グローリー株式会社
貨幣処理装置
1か月前
グローリー株式会社
現金処理装置
9日前
富士電機株式会社
自動販売機システム
4日前
株式会社寺岡精工
登録装置、設定方法
29日前
株式会社寺岡精工
システム、監視装置
1か月前
株式会社バンダイ
物品供給装置及び物品供給システム
24日前
株式会社バンダイ
物品供給装置及び物品供給システム
24日前
株式会社イシダ
商品処理装置
1か月前
株式会社寺岡精工
登録装置、プログラム
29日前
旭精工株式会社
コイン搬送装置およびコイン処理装置
1か月前
株式会社イシダ
商品処理装置
2か月前
株式会社寺岡精工
精算装置及びプログラム
1か月前
株式会社イシダ
商品販売処理装置
2日前
株式会社寺岡精工
システム、およびプログラム
29日前
オムロン株式会社
表示装置およびこれを備えた展示装置
1か月前
富士電機株式会社
自動販売機
11日前
国立大学法人宇都宮大学
ゲート装置
19日前
富士電機株式会社
自動販売機
1か月前
東芝テック株式会社
決済端末
19日前
オムロン株式会社
表示装置およびこれを備えた展示装置
1か月前
富士電機株式会社
金銭処理機
18日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
29日前
トヨタ自動車株式会社
情報処理装置
1か月前
富士電機株式会社
紙幣処理装置
25日前
株式会社寺岡精工
データ処理装置、およびプログラム
18日前
続きを見る