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公開番号
2025094229
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-24
出願番号
2025051111,2021511339
出願日
2025-03-26,2020-03-11
発明の名称
ガラス樹脂積層体の製造方法
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
B32B
37/12 20060101AFI20250617BHJP(積層体)
要約
【課題】接着剤層を介してガラスフィルムと樹脂フィルムとを積層する際に、接着剤層が薄い場合でも従来より気泡欠点の発生を抑制可能なガラス樹脂積層体の製造方法を提供する。
【解決手段】本ガラス樹脂積層体1の製造方法は、ガラスフィルム10と、樹脂フィルム20とを、前記樹脂フィルムを押圧する第1のロールと、前記第1のロールに対向して配置され前記ガラスフィルムを押圧する第2のロールとの間に挟んで、接着剤層21を介して貼り合わせる工程を有するガラス樹脂積層体の製造方法であって、前記第1のロールの表面層は、鉄よりも弾性率の低い樹脂材料で形成されており、前記樹脂材料は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、又はポリプロピレンであり、前記第1のロールの表面層の弾性率をP1、前記樹脂フィルムの弾性率をP2としたときに、弾性率P2に対する弾性率P1の比P1/P2が、3×10
-3
≦P1/P2≦1.0、を満たす。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
ガラスフィルムと、樹脂フィルムとを、前記樹脂フィルムを押圧する第1のロールと、前記第1のロールに対向して配置され前記ガラスフィルムを押圧する第2のロールとの間に挟んで、接着剤層を介して貼り合わせる工程を有するガラス樹脂積層体の製造方法であって、
前記第1のロールの表面層は、鉄よりも弾性率の低い樹脂材料で形成されており、
前記樹脂材料は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、又はポリプロピレンであり、
前記第1のロールの表面層の弾性率をP1、前記樹脂フィルムの弾性率をP2としたときに、弾性率P2に対する弾性率P1の比P1/P2が、3×10
-3
≦P1/P2≦1.0、を満たすことを特徴とするガラス樹脂積層体の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガラス樹脂積層体の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、画面上にタッチセンサ機能を搭載した液晶セルが携帯電話からインフォメーションディスプレイまで、幅広い分野で用いられつつある。
【0003】
一例として、センサ機能を有するフィルム又はガラスを偏光板の上に積層し、前面板と呼ばれる強化ガラスを、センサ表面の段差を埋めるための粘着剤層を介して、最表層に配置した表示パネルが挙げられる。又、最近では薄型化、軽量化の観点からタッチセンサを液晶セルのガラス基板に組み込んだインセルと呼ばれる液晶パネルが登場している。
【0004】
一方で強化ガラスの薄型化も進んでいるが、強化ガラスは300μm以下になるとガラスの圧縮応力により自己破壊するため、薄型化には限界がある。そうした中、樹脂を用いた前面板の高硬度化が検討されているが、十分な硬度が得られないのが実態である。
【0005】
そこで、薄いガラスフィルムが、液晶セルの前面板として注目されつつある。このガラスフィルムは、例えば、接着剤層を介して偏光板を含む樹脂フィルムと積層される。製品の薄型化の要求等から、接着剤層は薄くなる傾向にある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
国際公開第2013/175767号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、ガラスフィルムと樹脂フィルムとの積層は、例えば、上下に隣接して配置された2つのロール間に挟まれながら行われる。この際、樹脂フィルムと接する側のロール表面に異物が付着していると、剛性が高いガラスフィルムは殆ど変形せず、剛性の低い樹脂フィルムが主に変形する。
【0008】
そのため、樹脂フィルムのガラスフィルムと接する側に、異物の形状に応じた凹凸が生じ、凹部内に空気が入り込み気泡欠点が生じる場合があった。特に、接着剤層の厚みが薄い場合に、気泡欠点の発生が顕著であった。製品としては、気泡欠点の個数が少ないほど好ましい。
【0009】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、接着剤層を介してガラスフィルムと樹脂フィルムとを積層する際に、接着剤層が薄い場合でも従来より気泡欠点の発生を抑制可能なガラス樹脂積層体の製造方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本ガラス樹脂積層体の製造方法は、ガラスフィルムと、樹脂フィルムとを、前記樹脂フィルムを押圧する第1のロールと、前記第1のロールに対向して配置され前記ガラスフィルムを押圧する第2のロールとの間に挟んで、接着剤層を介して貼り合わせる工程を有するガラス樹脂積層体の製造方法であって、前記第1のロールの表面層は、鉄よりも弾性率の低い樹脂材料で形成されており、前記樹脂材料は、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、又はポリプロピレンであり、前記第1のロールの表面層の弾性率をP1、前記樹脂フィルムの弾性率をP2としたときに、弾性率P2に対する弾性率P1の比P1/P2が、3×10
-3
≦P1/P2≦1.0、を満たす。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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