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公開番号
2025095546
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023211618
出願日
2023-12-15
発明の名称
光学積層体及び画像表示装置
出願人
日東電工株式会社
代理人
弁理士法人青藍国際特許事務所
,
個人
主分類
G02B
5/30 20060101AFI20250619BHJP(光学)
要約
【課題】第1の液晶配向固化層と第2の液晶配向固化層とを粘着シートを介して接合しながらも、反射の低減と高温での耐久性との両立に適した光学積層体を提供する。
【解決手段】提供される光学積層体は、第1の液晶配向固化層、粘着シート及び第2の液晶配向固化層をこの順に含む。粘着シートは、ベースポリマーの架橋体を含む。ベースポリマーは複数のモノマーにより構成され、ベースポリマーを構成する各モノマーについて、前記各モノマーの屈折率とベースポリマーを構成する全モノマーに占める前記各モノマーの重量の割合との積を求めたときに、ベースポリマーにおける前記積の総和は1.51以上であり、ベースポリマーの重量平均分子量は80万以上である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1の液晶配向固化層、粘着シート及び第2の液晶配向固化層をこの順に含み、
前記粘着シートは、ベースポリマーの架橋体を含み、
前記ベースポリマーは複数のモノマーにより構成され、前記ベースポリマーを構成する各モノマーについて、前記各モノマーの屈折率と前記ベースポリマーを構成する全モノマーに占める前記各モノマーの重量の割合との積を求めたときに、前記ベースポリマーにおける前記積の総和は1.51以上であり、
前記ベースポリマーの重量平均分子量は80万以上である、光学積層体。
続きを表示(約 610 文字)
【請求項2】
前記第1の液晶配向固化層及び前記第2の液晶配向固化層の各々の平均屈折率と、前記積の総和との差の絶対値が、いずれも0.08以下である、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項3】
前記第1の液晶配向固化層及び/又は前記第2の液晶配向固化層が位相差層である、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項4】
前記ベースポリマーを構成する前記モノマーには、芳香環含有モノマーが含まれる、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項5】
前記芳香環含有モノマーが高沸点モノマーである、請求項4に記載の光学積層体。
【請求項6】
前記芳香環含有モノマーがフェノキシベンジルアクリレートである、請求項4に記載の光学積層体。
【請求項7】
前記ベースポリマーを構成する全モノマーに占める前記芳香環含有モノマーの重量の割合が50%以上である、請求項4に記載の光学積層体。
【請求項8】
前記架橋体は、過酸化物系架橋剤による架橋構造を有する、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項9】
前記架橋体は、イソシアネート系架橋剤による架橋構造を有する、請求項1に記載の光学積層体。
【請求項10】
前記粘着シートは4μm以上の厚さを有する、請求項1に記載の光学積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、光学積層体及び画像表示装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶表示装置及びエレクトロルミネセンス(EL)表示装置に代表される各種の画像表示装置は、一般に、偏光フィルムや位相差層等の光学基材を含む光学積層体を備えている。複数の光学基材を含む光学積層体において近接する光学基材の間には、通常、両者を接合する接合層が配置されている。特許文献1には、偏光子と第1位相差層と第2位相差層とをこの順に備え、第1位相差層と第2位相差層とが接着剤層を介して貼り合わされた位相差層付き偏光板が開示されている。また、特許文献1には、第1位相差層及び/又は第2位相差層は、液晶化合物の配向固化層(以下、液晶配向固化層と記載)であってもよいことが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-204111号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
接着剤層の代わりに粘着シートを介して第1の液晶配向固化層と第2の液晶配向固化層とを接合することが考えられる。しかし、本発明者らの検討によれば、粘着シートを介する場合には、光学積層体における反射の低減と高温での耐久性との両立が難しいことが判明した。
【0005】
本発明は、第1の液晶配向固化層と第2の液晶配向固化層とを粘着シートを介して接合しながらも、反射の低減と高温での耐久性との両立に適した光学積層体の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、鋭意検討の結果、粘着シートを形成するベースポリマーの屈折率及び重量平均分子量、並びに粘着シートの厚さの組み合わせに着目して本発明を完成させた。
【0007】
本発明は、
第1の液晶配向固化層、粘着シート及び第2の液晶配向固化層をこの順に含み、
前記粘着シートは、ベースポリマーの架橋体を含み、
前記ベースポリマーは複数のモノマーにより構成され、前記ベースポリマーを構成する各モノマーについて、前記各モノマーの屈折率と前記ベースポリマーを構成する全モノマーに占める前記各モノマーの重量の割合との積を求めたときに、前記ベースポリマーにおける前記積の総和は1.51以上であり、
前記ベースポリマーの重量平均分子量は80万以上である、光学積層体を提供する。
【0008】
さらに、本発明は、
上記本発明の光学積層体を備えた画像表示装置を提供する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の光学積層体は、第1の液晶配向固化層と第2の液晶配向固化層とを粘着シートを介して接合しながらも、反射の低減と高温での耐久性との両立に適している。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、本発明の光学積層体の一例を模式的に示す断面図である。
図2は、本発明の光学積層体の一例を模式的に示す断面図である。
図3は、本発明の光学積層体の一例を模式的に示す断面図である。
図4は、本発明の光学積層体の一例を模式的に示す断面図である。
図5は、本発明の画像表示装置の一例を模式的に示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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