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公開番号2025094849
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210634
出願日2023-12-13
発明の名称情報処理装置及びその制御方法、並びに、プログラム
出願人株式会社ブリヂストン
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G10K 11/178 20060101AFI20250618BHJP(楽器;音響)
要約【課題】路面状況が切り替わる場合における、騒音に起因する乗員の不快感をより効果的に低減する。
【解決手段】情報処理装置10は、マイク15により検知された、車両50の走行中に発生したノイズの音声情報を取得し、取得した音声情報に基づいて、車両50が走行する路面Gの凹凸に起因して生じるロードノイズをキャンセルするためのキャンセル音を生成し、生成したキャンセル音をスピーカ16に出力させる、制御部11を備える。制御部11は、車両50が進行する方向における路面Gの状況を示す路面情報を取得し、取得した路面情報に基づいて、路面Gの凹凸に関する状況が切り替わる切替り地点を検出し、切替り地点を検出したことに応じて、車両50が走行に伴い切替り地点を通過する前又は後の路面の凹凸の度合いがより小さい一定の移行区間において、ロードノイズを模したノイズ音をスピーカ16に出力させる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
マイクにより検知された、車両の走行中に発生したノイズの音声情報を取得し、
取得した前記音声情報に基づいて、前記車両が走行する路面の凹凸に起因して生じるロードノイズをキャンセルするためのキャンセル音を生成し、
生成した前記キャンセル音をスピーカに出力させる、
制御部を備え、
前記制御部は、
前記車両が進行する方向における前記路面の状況を示す路面情報を取得し、
取得した前記路面情報に基づいて、前記路面の凹凸に関する状況が切り替わる切替り地点を検出し、
前記切替り地点を検出したことに応じて、前記車両が走行に伴い前記切替り地点を通過する前又は後の前記路面の凹凸の度合いがより小さい一定の移行区間において、前記ロードノイズを模したノイズ音を前記スピーカに出力させる、
情報処理装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記制御部は、前記移行区間において、前記スピーカに出力させるキャンセル音の音量を小さくするか、キャンセル音の出力を停止させる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記制御部は、取得した前記路面情報に基づいて、前記切替り地点の前後で、前記路面の凹凸の度合いがより小さい区間から凹凸の度合いがより大きい区間へ前記車両が走行していることが検出された場合、前記切替り地点を通過する前の前記移行区間において、前記ノイズ音を前記スピーカに出力させる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記車両が前記移行区間を走行している間に、前記切替り地点により近づくにつれて、より大きな音量の前記ノイズ音を前記スピーカに出力させる、請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記制御部は、取得した前記路面情報に基づいて、前記切替り地点の前後で、前記路面の凹凸の度合いがより大きい区間から凹凸の度合いがより小さい区間へ前記車両が走行していることが検出された場合、前記切替り地点を通過した後の前記移行区間において、前記ノイズ音を前記スピーカに出力させる、請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記車両が前記移行区間を走行している間に、前記切替り地点から遠ざかるにつれて、より小さな音量の前記ノイズ音を前記スピーカに出力させる、請求項5に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記路面情報として、前記車両が進行する方向における前記路面の撮影画像を取得し、
前記撮影画像を解析して、前記路面の凹凸に関する状況が切り替わる前記切替り地点を検出する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記制御部は、
前記路面情報として、前記マイクにより検知された前記音声情報を取得し、
前記音声情報を解析して、前記路面の凹凸に関する状況が切り替わる前記切替り地点を検出する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
制御部を備える情報処理装置の制御方法であって、
前記制御部が、
マイクにより検知された、車両の走行中に発生したノイズの音声情報を取得する工程と、
取得した前記音声情報に基づいて、前記車両が走行する路面の凹凸に起因して生じるロードノイズをキャンセルするためのキャンセル音を生成する工程と、
生成した前記キャンセル音をスピーカに出力させる工程と、
を含み、
前記制御部は、
前記車両が進行する方向における前記路面の状況を示す路面情報を取得し、
取得した前記路面情報に基づいて、前記路面の凹凸に関する状況が切り替わる切替り地点を検出し、
前記切替り地点を検出したことに応じて、前記車両が走行に伴い前記切替り地点を通過する前又は後の前記路面の凹凸の度合いがより小さい一定の移行区間において、前記ロードノイズを模したノイズ音を前記スピーカに出力させる、
情報処理装置の制御方法。
【請求項10】
コンピュータを、請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置として動作させるプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置及びその制御方法、並びに、プログラムに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
車両の走行に伴い発生する騒音を低減するために、ノイズをキャンセルするためのキャンセル音を出力することが知られている。例えば、特許文献1には、車両前方の路面状況に応じて、車両の車室に侵入するロードノイズをキャンセルするためのキャンセル音を調整することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-169525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の構成は、車両の走行に伴い路面の状況が切り替わる場合において、タイヤ付近から生じる騒音に起因する乗員の不快感を低減するという点で改善の余地があった。
【0005】
本開示の目的は、路面状況が切り替わる場合における、騒音に起因する乗員の不快感をより効果的に低減することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、
マイクにより検知された、車両の走行中に発生したノイズの音声情報を取得し、
取得した前記音声情報に基づいて、前記車両が走行する路面の凹凸に起因して生じるロードノイズをキャンセルするためのキャンセル音を生成し、
生成した前記キャンセル音をスピーカに出力させる、
制御部を備え、
前記制御部は、
前記車両が進行する方向における前記路面の状況を示す路面情報を取得し、
取得した前記路面情報に基づいて、前記路面の凹凸に関する状況が切り替わる切替り地点を検出し、
前記切替り地点を検出したことに応じて、前記車両が走行に伴い前記切替り地点を通過する前又は後の前記路面の凹凸の度合いがより小さい一定の移行区間において、前記ロードノイズを模したノイズ音を前記スピーカに出力させる。
このような構成によれば、車両が切替り地点を通過する前又は後の凹凸の度合いがより小さい一定の移行区間において、あえてロードノイズを模したノイズ音をスピーカに出力させることで、切替り地点の前後において乗員が知覚する騒音の変化を小さくする。そのため、切替り地点を通過する場合であっても、路面変化による騒音の変化がなだらかになり、騒音に起因する乗員の不快感をより効果的に低減することが可能である。
【0007】
(2)本開示の一実施形態として、(1)において、
前記制御部は、前記移行区間において、前記スピーカに出力させるキャンセル音の音量を小さくするか、キャンセル音の出力を停止させてもよい。
このような構成によれば、ロードノイズを模したノイズ音をスピーカ16から出力しなくても、騒音に起因する乗員の不快感を低減することが可能である。
【0008】
(3)本開示の一実施形態として、(1)又は(2)において、
前記制御部は、取得した前記路面情報に基づいて、前記切替り地点の前後で、前記路面の凹凸の度合いがより小さい区間から凹凸の度合いがより大きい区間へ前記車両が走行していることが検出された場合、前記切替り地点を通過する前の前記移行区間において、前記ノイズ音を前記スピーカに出力させてもよい。
このような構成によれば、車両が良路から悪路へ進行している場合において、切替り地点の手前の移行区間の走行中にあえてノイズを出力することで、切替り地点を通過する前後における騒音の変化を小さくする。したがって、切替り地点通過の前後における騒音の変化がなだらかになり、騒音に起因する乗員の不快感をより効果的に低減することが可能である。
【0009】
(4)本開示の一実施形態として、(3)において、
前記制御部は、前記車両が前記移行区間を走行している間に、前記切替り地点により近づくにつれて、より大きな音量の前記ノイズ音を前記スピーカに出力させてもよい。
このような構成によれば、移行区間の走行中に出力するノイズ音の音量を切替り地点からの距離に応じて変化させることで、乗員が知覚する騒音の変化をより小さくすることができ、乗員の不快感を更に効果的に低減することが可能である。
【0010】
(5)本開示の一実施形態として、(1)から(4)のいずれかにおいて、
前記制御部は、取得した前記路面情報に基づいて、前記切替り地点の前後で、前記路面の凹凸の度合いがより大きい区間から凹凸の度合いがより小さい区間へ前記車両が走行していることが検出された場合、前記切替り地点を通過した後の前記移行区間において、前記ノイズ音を前記スピーカに出力させてもよい。
このような構成によれば、車両が悪路から良路へ進行している場合において、切替り地点を通過した後の移行区間の走行中にあえてノイズを出力することで、切替り地点を通過する前後における騒音の変化を小さくする。したがって、切替り地点通過の前後における騒音の変化がなだらかになり、騒音に起因する乗員の不快感をより効果的に低減することが可能である。
(【0011】以降は省略されています)

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