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公開番号2025094821
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2023210593
出願日2023-12-13
発明の名称インジケータ付きホース
出願人株式会社ブリヂストン
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G01M 13/00 20190101AFI20250618BHJP(測定;試験)
要約【課題】ホースの使用状態によらず劣化状態を判定することが可能なインジケータ付きホースが提供される。
【解決手段】インジケータ付きホース(30)は、内部に流体流路を形成するゴムで構成されるホース本体(30a)と、ホース本体の端部に接続されて、金属で構成される口金具(30b)と、ホース本体の劣化状態を判定するために劣化判定モデル及び色変化データベースを備える劣化状態判定装置によって色成分が抽出されるインジケータ(31)と、を備え、インジケータは、劣化因子に対して感度を有する色で構成されるカラーパターン(33)を複数有しており、ホースを少なくとも2つの方向から見た場合に、それぞれの方向からカラーパターンが視認されるようにホース本体の外部表面に付されている。
【選択図】図9
特許請求の範囲【請求項1】
内部に流体流路を形成するゴムで構成されるホース本体と、
前記ホース本体の端部に接続されて、金属で構成される口金具と、
前記ホース本体の劣化状態を判定するために劣化判定モデル及び色変化データベースを備える劣化状態判定装置によって色成分が抽出されるインジケータと、を備え、
前記インジケータは、劣化因子に対して感度を有する色で構成されるカラーパターンを複数有しており、前記ホースを少なくとも2つの方向から見た場合に、それぞれの方向から前記カラーパターンが視認されるように前記ホース本体の外部表面に付されている、インジケータ付きホース。
続きを表示(約 390 文字)【請求項2】
前記インジケータは、前記ホース本体の外部表面にらせん状に付されている、請求項1に記載のインジケータ付きホース。
【請求項3】
前記インジケータは、前記ホース本体の複数の位置で円周方向に付されている、請求項1に記載のインジケータ付きホース。
【請求項4】
前記カラーパターンは、劣化因子に対する感度が異なる複数の色が異なる位置に塗布されている、請求項1又は2に記載のインジケータ付きホース。
【請求項5】
前記カラーパターンは、1つの前記劣化因子に対して異なる変化を示す複数の色成分が含まれるように構成される、請求項1又は2に記載のインジケータ付きホース。
【請求項6】
前記劣化因子は、熱、酸素、水、紫外線及びオゾンの少なくとも1つを含む、請求項1又は2に記載のインジケータ付きホース。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、インジケータ付きホースに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
ホースは、流体の輸送及び圧力の伝達に使用される可とう性を有する管であって、様々な用途で用いられる。主にゴム材で構成されるゴムホースが広く使用されている(図13参照)。ゴム部分の劣化は外観からわかりにくいことがあり、特に流体流路に近い内面のゴムの劣化を把握することが難しい。例えば特許文献1は、温度センサにより検知した流体の温度データを複数の温度範囲に区分し、各温度範囲での代表温度を温度条件として各代表温度と相関関係とにより内面ゴムの熱老化寿命を算出し、内面ゴムの劣化具合を判定する方法を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-186983号公報
特開2023-097221号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ただし、特許文献1の方法は、流体の温度を逐次検知するための温度センサをホースに設ける必要がある。ホースは屋外などでも使用されるため、屋外環境でも温度を正確に測定可能な高精度かつ高耐久な温度センサが必要になる。しかし、このような温度センサをホースに取り付けることは、特にコストの観点から難しい。ここで、特許文献2は、対象物の劣化状態を高い精度で判定することを可能にするインジケータを開示する。ただし、インジケータは視認性の良い場所に付される必要がある。対象物がタイヤであれば例えば溝の底部などに付すことで視認性を確保することができる。しかし、ホースは使われ方によって、どの部分の視認性が良いか又は悪いかが異なる。例えばホースのある側面が壁に面して配置される場合に、その側面にインジケータが付されていると劣化状態を判定できないことがあり得る。
【0005】
かかる事情に鑑みてなされた本開示の目的は、ホースの使用状態によらず劣化状態を判定することが可能なインジケータ付きホースを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本開示の一実施形態に係るインジケータ付きホースは、
内部に流体流路を形成するゴムで構成されるホース本体と、
前記ホース本体の端部に接続されて、金属で構成される口金具と、
前記ホース本体の劣化状態を判定するために劣化判定モデル及び色変化データベースを備える劣化状態判定装置によって色成分が抽出されるインジケータと、を備え、
前記インジケータは、劣化因子に対して感度を有する色で構成されるカラーパターンを複数有しており、前記ホースを少なくとも2つの方向から見た場合に、それぞれの方向から前記カラーパターンが視認されるように前記ホース本体の外部表面に付されている。
この構成により、ホースの使用状態によらず劣化状態を判定することが可能になる。
【0007】
(2)本開示の一実施形態として、(1)において、
前記インジケータは、前記ホース本体の外部表面にらせん状に付されている。
この構成により、複数の方向のそれぞれからカラーパターンが視認されるインジケータ付きホースを容易に製造することができる。
【0008】
(3)本開示の一実施形態として、(1)において、
前記インジケータは、前記ホース本体の複数の位置で円周方向に付されている。
この構成により、複数の位置のいずれかにおいて、複数の方向のそれぞれからカラーパターンが視認されるため、一部が汚れなどによって識別不可能になった場合にも、残ったカラーパターンから劣化状態を判定することができる。
【0009】
(4)本開示の一実施形態として、(1)から(3)のいずれかにおいて、
前記カラーパターンは、劣化因子に対する感度が異なる複数の色が異なる位置に塗布されている。
この構成により、ホースの複数の劣化因子について複合的な劣化を判定することができる。
【0010】
(5)本開示の一実施形態として、(1)から(4)のいずれかにおいて、
前記カラーパターンは、1つの前記劣化因子に対して異なる変化を示す複数の色成分が含まれるように構成される。
この構成により、劣化因子の量の推定精度が高まり、ホースの劣化状態をより高い精度で判定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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