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公開番号2025095204
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023211052
出願日2023-12-14
発明の名称消火器検出ユニット
出願人日本ドライケミカル株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類A62C 13/78 20060101AFI20250619BHJP(人命救助;消防)
要約【課題】トンネル用消火箱の箱体の奥行寸法の値(表裏方向の寸法の値)を極力小さくすることができる消火器検出ユニットを提供する。
【解決手段】箱体13内に設けられ消火器11が設置される消火器設置部15と、箱体13内に設けられ横方向で見て少なくとも一部が設置済み消火器11の消火器本体39と重なっているリミットスイッチ17と、箱体13内に設けられ消火器当接部55とリミットスイッチ当接部57とを備えて構成され第1の位置P1と第2の位置P2との間で移動する移動体19とを有し、移動体19は、消火器11が消火器設置部15に設置されていないときには第1の位置P1に位置し、消火器11が設置されたときには第2の位置P2に位置し、これにより、リミットスイッチ17が消火器11の設置の有無を検出するように構成されている消火器検出ユニット1である。
【選択図】図12
特許請求の範囲【請求項1】
裏板部と側板部と上板部とを備えて構成されている箱体と、
前記箱体内に設けられ、消火器が設置される消火器設置部と、
前記箱体内に設けられ、前記側板部の厚さ方向で見て、少なくとも一部が前記消火器設置部に設置されている前記消火器の消火器本体と重なっているリミットスイッチと、
前記裏板部の近傍で前記箱体内に設けられ、前記消火器本体に当接する消火器当接部と前記リミットスイッチのアクチュエータに当接するリミットスイッチ当接部とを備えて構成され、前記箱体に支持されることで前記箱体に対して第1の位置と第2の位置との間で移動する移動体と、
を有し、
前記移動体は、前記消火器が前記消火器設置部に設置されていないときには、付勢力をもって前記第1の位置に位置し、前記消火器が前記消火器設置部に設置されたときには、前記消火器本体が前記消火器当接部に当接することで前記消火器本体に押されて前記第2の位置に位置し、前記リミットスイッチ当接部が前記リミットスイッチのアクチュエータを押し、前記リミットスイッチが前記消火器の前記消火器設置部への設置の有無を検出するように構成されている消火器検出ユニット。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記移動体は、前記側板部の厚さ方向と直交する方向である横方向に延びている第1の軸を回動中心にして、前記箱体に対し回動することで、前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動し、
前記リミットスイッチは、ローラレバー式のリミットスイッチであり、このローラ式レバーリミットスイッチは、前記箱体に支持され内臓スイッチが収められているリミットスイッチ本体と、このリミットスイッチ本体から突出しているレバー部と、このレバー部に先端部に設けられているローラとを備えて構成され、
前記レバー部は、この基端部で前記横方向に延びている第2の軸を回動中心にして前記リミットスイッチ本体に対して回動し、前記ローラは前記レバー部の先端部で前記横方向に延びている第3の軸を回転中心にして前記レバー部に対して回転し、
前記ローラが前記移動体のリミットスイッチ当接部に当接し前記レバー部が押されて回動する請求項1に記載の消火器検出ユニット。
【請求項3】
前記消火器本体からの操作用レバーの突出方向と前記消火器本体からのホースの延出方向とが、前記裏板部の厚さ方向に対して斜めになり、しかも、前記ホースが前記裏板部側に位置し、前記操作用レバーが前記裏板部とは反対側に位置するようにして、前記消火器が前記消火器設置部に設置されるように構成されている請求項1に記載の消火器検出ユニット。
【請求項4】
前記移動体の、前記リミットスイッチ当接部が、前記リミットスイッチを覆っている請求項1に記載の消火器検出ユニット。
【請求項5】
前記リミットスイッチとして、前記消火器設置部に前記消火器が設置されているか否かの信号を防災受信盤に送るための第1のリミットスイッチと、前記消火器設置部に前記消火器が設置されているか否かに応じて表示部での表示を変えるための第2のリミットスイッチとが設けられ、
前記第1のリミットスイッチと前記第2のリミットスイッチとは、前記裏板部の厚さ方向である表裏方向でならび設けられている請求項1に記載の消火器検出ユニット。
【請求項6】
前記箱体の上板部とは異なる上板部と前記箱体の側板部とは異なる側板部とを備えて構成され前記箱体の内部で前記箱体に設置されるフレームと、
前記移動体は前記フレームを介して前記箱体に支持され、前記リミットスイッチは、前記フレームを介して前記箱体に設けられ、
前記フレームの上板部には、前記消火器設置部に設置された消火器の消火器本体とホースとの干渉を避けるための切り欠きが設けられている請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の消火器検出ユニット。
【請求項7】
裏板部と側板部と上板部を備えて構成され内部に消火器が設置される消火器設置部を備えて構成されている箱体の内部に設置され、前記箱体の上板部とは異なる上板部と前記箱体の側板部とは異なる側板部とを備えて構成されているフレームと、
前記フレームの内側で前記フレームの側板部に設けられているリミットスイッチと、
前記フレームの内側で前記フレームの裏板部の近傍に設けられ、消火器本体に当接する消火器当接部と前記リミットスイッチのアクチュエータに当接するリミットスイッチ当接部とを備えて構成され、前記フレームに支持されることで前記フレームに対して第1の位置と第2の位置との間で移動する移動体と、
を有し、
前記移動体は、前記消火器が前記消火器設置部に設置されていないときには、付勢力をもって前記第1の位置に位置し、前記消火器が前記消火器設置部に設置されたときには、前記消火器本体が前記消火器当接部に当接することで前記消火器本体に押されて前記第2の位置に位置し、前記リミットスイッチ当接部で前記リミットスイッチのアクチュエータを押し、前記リミットスイッチが前記消火器の前記消火器設置部への設置がされたことを検出するように構成され、
前記フレームの上板部には、前記消火器設置部に設置された消火器の消火器本体とホースとの干渉を避けるための切り欠きが設けられている消火器検出ユニット。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、消火器検出ユニットに係り、たとえば、トンネル用消火箱に収容されている消火器を検出するものに関する。
続きを表示(約 2,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、トンネル用消火箱(箱体)内での消火器収容の有無を確認する消火器検出ユニットが知られている(特許文献1、特許文献2参照)。このように消火器収容の有無を確認し、消火器の持ち去り等が発生した場合、通報する。
【0003】
また、トンネル用消火箱(箱体)303内での消火器309を検出する消火器検出ユニット301として、たとえば、図21で示すものを採用することが考えられる。消火器検出ユニット301は、箱体303と、箱体303内に設置されているリミットスイッチ305と、箱体303内に設置され箱体303に対して回動する回動体307とを備えて構成される。
【0004】
そして、図21(b)で示すように、箱体303内に消火器309が設置されている状態では、回動体307がリミットスイッチ305のアクチュエータ311に当接し、消火器309の設置が検出される。一方、図21(a)で示すように、箱体303内の消火器309が取り去られた状態では、図21(b)で示す状態から回動体307が回動し、回動体307がリミットスイッチ305のアクチュエータ311から離れる。これにより、消火器309の設置の有無が検出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2010-162257号公報
特開平10-27286号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、近年、図3で示すように、トンネル313の躯体に設けられている箱抜き315の奥行き寸法Dが制限されていることがある(寸法Dの値を小さくする傾向がある)。箱抜き313内には、図3、図4で示すように、トンネル用消火箱303が設置される。また、図5で示すように、トンネル313の躯体に箱抜き313を設けないで、箱抜き313が設けられていないトンネル313の壁面で露出させてトンネル用消火箱303が設置される場合もある。
【0007】
そこで、トンネル用消火箱303の薄型化(本明細書の図5での表裏方向の寸法の値を小さくすること)がもとめられている。しかし、図21に示されている消火器検出ユニット301が設けられている箱体303では、リミットスイッチ305を箱体303の裏板部317に設置している。また、消火器309と裏板部317との間にリミットスイッチ305と回動体307を設けているので、リミットスイッチ305と回動体307を設けるための寸法W1が必要になり、箱体の表裏方向(奥行方向)の寸法W3の値が大きくなってしまう。
【0008】
本発明は、トンネル用消火箱の箱体の奥行寸法の値(表裏方向の寸法の値)を極力小さくすることができる消火器検出ユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の態様に係る消火器検出ユニットは、裏板部と側板部と上板部とを備えて構成されている箱体と、前記箱体内に設けられ消火器が設置される消火器設置部と、前記箱体内に設けられ前記側板部の厚さ方向で見て少なくとも一部が前記消火器設置部に設置されている前記消火器の消火器本体と重なっているリミットスイッチと、前記裏板部の近傍で前記箱体内に設けられ、前記消火器本体に当接する消火器当接部と前記リミットスイッチのアクチュエータに当接するリミットスイッチ当接部とを備えて構成され前記箱体に支持されることで前記箱体に対して第1の位置と第2の位置との間で移動する移動体とを有し、前記移動体は、前記消火器が前記消火器設置部に設置されていないときには、付勢力をもって前記第1の位置に位置し、前記消火器が前記消火器設置部に設置されたときには、前記消火器本体が前記消火器当接部に当接することで前記消火器本体に押されて前記第2の位置に位置し、前記リミットスイッチ当接部が前記リミットスイッチのアクチュエータを押し、前記リミットスイッチが前記消火器の前記消火器設置部への設置の有無を検出するように構成されている消火器検出ユニットである。
【0010】
また、本発明の態様に係る消火器検出ユニットでは、前記移動体が、前記側板部の厚さ方向と直交する方向である横方向に延びている第1の軸を回動中心にして、前記箱体に対し回動することで、前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動し、前記リミットスイッチが、ローラレバー式のリミットスイッチであり、このローラ式レバーリミットスイッチが、前記箱体に支持され内臓スイッチが収められているリミットスイッチ本体と、このリミットスイッチ本体から突出しているレバー部と、このレバー部に先端部に設けられているローラとを備えて構成され、前記レバー部が、この基端部で前記横方向に延びている第2の軸を回動中心にして前記リミットスイッチ本体に対して回動し、前記ローラは前記レバー部の先端部で前記横方向に延びている第3の軸を回転中心にして前記レバー部に対して回転し、前記ローラが前記移動体のリミットスイッチ当接部に当接し前記レバー部が押されて回動するように構成される。
(【0011】以降は省略されています)

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