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公開番号
2025096152
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2024186877
出願日
2024-10-23
発明の名称
潤滑塗膜用組成物及び潤滑塗膜
出願人
エスティーティー株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C10M
107/04 20060101AFI20250619BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】PFASの代替材料を用い、且つ高い潤滑性を有する潤滑塗膜用組成物及び潤滑塗膜等を提供することを目的とする。
【解決手段】重量平均分子量が100万以上の第1のポリエチレンと、密度が0.94g/cm
3
以上の第2のポリエチレンと、を含む潤滑塗膜用組成物であって、前記第1のポリエチレン及び前記第2のポリエチレンの総量が、前記潤滑塗膜用組成物の総量に対して、15質量%以上40質量%以下である、潤滑塗膜用組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
重量平均分子量が100万以上の第1のポリエチレンと、密度が0.94g/cm
3
以上の第2のポリエチレンと、を含む潤滑塗膜用組成物であって、
前記第1のポリエチレン及び前記第2のポリエチレンの総量が、前記潤滑塗膜用組成物の総量に対して、15質量%以上40質量%以下である、
潤滑塗膜用組成物。
続きを表示(約 680 文字)
【請求項2】
前記第1のポリエチレンのメディアン径が、70μm以下であり、
前記第2のポリエチレンのメディアン径が、70μm以下である、
請求項1に記載の潤滑塗膜用組成物。
【請求項3】
前記潤滑塗膜用組成物の総量に対して、アマイド変性ポリエチレンワックスを5質量%以上10質量%以下含む、
請求項1に記載の潤滑塗膜用組成物。
【請求項4】
前記アマイド変性ポリエチレンワックスのメディアン径が、70μm以下である、
請求項3に記載の潤滑塗膜用組成物。
【請求項5】
前記潤滑塗膜用組成物の総量に対して、エンジニアリングプラスチックを50質量%以上70質量%以下含む、
請求項1に記載の潤滑塗膜用組成物。
【請求項6】
有機フッ素化合物を実質的に含まない、
請求項1に記載の潤滑塗膜用組成物。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の潤滑塗膜用組成物を含む潤滑塗膜であって、
前記第1のポリエチレン及び前記第2のポリエチレンが、前記潤滑塗膜の表面に海島状に存在する、
潤滑塗膜。
【請求項8】
請求項1~6のいずれか一項に記載の潤滑塗膜用組成物を用いて潤滑塗膜を製造する工程を含む潤滑塗膜の製造方法であって、前記潤滑塗膜を製造する工程が、前記第1のポリエチレン及び前記第2のポリエチレンの融点以上の温度で前記潤滑塗膜用組成物を焼成する焼成工程を含む、
潤滑塗膜の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、潤滑塗膜用組成物及び潤滑塗膜に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
摺動面を有する摺動装置では、摺動時の摩擦係数を低減する観点から、摺動面に対して、潤滑性を向上させるための潤滑塗膜を設けることが好ましい。
【0003】
例えば、特許文献1には、フェノール樹脂、エポキシ樹脂、固体潤滑剤を含む潤滑被膜用塗料組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特表2017-514928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、近年、世界各国で有機フッ素化合物(PFAS)の規制が検討・実施されている。そのため、従来、低摩擦係数を目的とした潤滑塗膜等に用いられている、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのPFASが使用できなくなったり、その使用量が制限されたりするおそれがある。そこで、潤滑塗膜におけるPFASの代替材料について検討がなされている。PFASの代替材料を用いた潤滑塗膜は、PFASを用いた潤滑塗膜と同様に、高い潤滑性を有することが望まれる。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、PFASの代替材料を用い、且つ高い潤滑性を有する潤滑塗膜用組成物及び潤滑塗膜等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討した。その結果、重量平均分子量が100万以上の第1のポリエチレンと、密度が0.94g/cm
3
以上の第2のポリエチレンと、を含む潤滑塗膜用組成物であって、前記第1のポリエチレン及び前記第2のポリエチレンの総量が、前記潤滑塗膜用組成物の総量に対して、15質量%以上40質量%以下である潤滑塗膜用組成物が上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、以下の態様を含む。
[1]
重量平均分子量が100万以上の第1のポリエチレンと、密度が0.94g/cm
3
以上の第2のポリエチレンと、を含む潤滑塗膜用組成物であって、
前記第1のポリエチレン及び前記第2のポリエチレンの総量が、前記潤滑塗膜用組成物の総量に対して、15質量%以上40質量%以下である、
潤滑塗膜用組成物。
[2]
前記第1のポリエチレンのメディアン径が、70μm以下であり、
前記第2のポリエチレンのメディアン径が、70μm以下である、
[1]に記載の潤滑塗膜用組成物。
[3]
前記潤滑塗膜用組成物の総量に対して、アマイド変性ポリエチレンワックスを5質量%以上10質量%以下含む、
[1]又は[2]に記載の潤滑塗膜用組成物。
[4]
前記アマイド変性ポリエチレンワックスのメディアン径が、70μm以下である、
[3]に記載の潤滑塗膜用組成物。
[5]
前記潤滑塗膜用組成物の総量に対して、エンジニアリングプラスチックを50質量%以上70質量%以下含む、
[1]~[4]のいずれかに記載の潤滑塗膜用組成物。
[6]
有機フッ素化合物を実質的に含まない、
[1]~[5]のいずれかに記載の潤滑塗膜用組成物。
[7]
[1]~[6]のいずれかに記載の潤滑塗膜用組成物を含む潤滑塗膜であって、
前記第1のポリエチレン及び前記第2のポリエチレンが、前記潤滑塗膜の表面に海島状に存在する、
潤滑塗膜。
[8]
[1]~[6]のいずれかに記載の潤滑塗膜用組成物を用いて潤滑塗膜を製造する工程を含む潤滑塗膜の製造方法であって、前記潤滑塗膜を製造する工程が、前記第1のポリエチレン及び前記第2のポリエチレンの融点以上の温度で前記潤滑塗膜用組成物を焼成する焼成工程を含む、
潤滑塗膜の製造方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、PFASの代替材料を用い、且つ高い潤滑性を有する潤滑塗膜用組成物及び潤滑塗膜等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
母材上に潤滑塗膜を設けた場合の断面図である。
本実施形態の潤滑塗膜の組成の一例を示す図である。
実施例の結果を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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