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公開番号2025092960
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208397
出願日2023-12-11
発明の名称炭化炉
出願人三菱重工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類C10B 49/02 20060101AFI20250616BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】大量の被炭化物を処理することが可能な炭化炉を提供する。
【解決手段】原料としての木質バイオマス等の被炭化物Wの燃焼及び炭化が行われる炉空間S0を内部に形成する容器120と、水平方向である第1方向DR1おいて容器120が第1長さとなる収縮状態と第1長さよりも長い第2長さL2となる拡大状態とを切り替える切替機構130と、を備える炭化炉100を提供するものである。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
原料としての被炭化物の燃焼及び炭化が行われる炉空間を内部に形成する容器と、
水平方向である第1方向において前記容器が第1長さとなる収縮状態と前記第1長さよりも長い第2長さとなる拡大状態とを切り替える切替機構と、を備える炭化炉。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記容器は、
設置面に固定される固定部と、
前記第1方向に沿って移動可能に取り付けられる移動部と、を有し、
前記固定部は、鉛直方向に延びるとともに前記第1方向に沿って配置される一対の側壁部と、前記一対の側壁部の上端に接続されるとともに前記第1方向と直交する水平方向である第2方向に沿って延びる蓋部と、前記第1方向の端部に形成される開口部と、を有し、
前記移動部は、前記開口部を閉塞して前記固定部とともに前記炉空間を形成し、
前記切替機構は、
前記設置面に固定されるとともに前記第1方向に沿って延びるように形成される支持部と、
前記移動部の下端に固定されるとともに前記支持部に前記第1方向に沿って移動可能に取り付けられる取付部と、を備える請求項1に記載の炭化炉。
【請求項3】
前記切替機構は、前記設置面に対して前記容器を前記第1方向に沿って移動させるための操作者の操作を前記移動部に伝達する伝達部と、を備える請求項2に記載の炭化炉。
【請求項4】
前記固定部の前記側壁部の前記炉空間側の内周面に沿って前記第1方向に沿って移動可能に前記移動部が配置されており、
前記側壁部の外部空間側の外周面には、第1保温材が取り付けられており、
前記移動部の前記炉空間側の内周面には、第2保温材が取り付けられている請求項2または請求項3に記載の炭化炉。
【請求項5】
前記固定部の前記側壁部の外部空間側の外周面に沿って前記第1方向に沿って移動可能に前記移動部が配置されており、
前記側壁部の前記炉空間側の内周面に第1保温材が取り付けられており、
前記移動部の前記外部空間側の外周面に第2保温材が取り付けられている請求項2または請求項3に記載の炭化炉。
【請求項6】
前記床は、水平方向に配置される第1床部と第2床部とを有し、
前記収縮状態においては前記第1床部と前記第2床部が前記第1方向に沿った所定範囲で重なった状態で配置され、前記拡大状態においては前記第1床部と前記第2床部が前記第1方向に沿った前記所定範囲よりも狭い範囲で重なるか前記第1方向に沿って重ならない状態で配置される請求項1または請求項2に記載の炭化炉。
【請求項7】
前記床は、前記第1方向に直交する第2方向に沿って延びる軸線に沿って折り畳み可能に構成された第1床部と第2床部とを有し、
前記拡大状態においては前記第1床部と前記第2床部とが水平方向に配置され、前記収縮状態においては前記第1床部と前記第2床部とが異なる平面上に配置されるように折り畳まれている請求項1に記載の炭化炉。
【請求項8】
前記容器は、外部から着火用のバーナが挿入される挿入開口を有している請求項1または請求項2に記載の炭化炉。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、炭化炉に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
木質バイオマス等の被炭化物を原料として炭化物を得る炭化炉であって、トラックに積載可能な炭化炉が知られている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
実用新案登録第3230754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
移動式の炭化炉においては、これを積載する車両のスペースが必然的に限られている。そのため、炭化炉のサイズには制約が課せられるので、結果として、製品としてのバイオ炭(及び/又はバイオ燃料)の生産量が制約を受けるという課題があった。
【0005】
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、大量の被炭化物を処理することが可能な炭化炉を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するために、本開示の炭化炉は、以下の手段を採用する。
本開示の一態様に係る炭化炉は、原料としての被炭化物の燃焼及び炭化が行われる炉空間を内部に形成する容器を備え、前記容器は、水平方向である第1方向に沿って拡大可能に構成されている。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、大量の被炭化物を処理することが可能な炭化炉を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本開示の第1実施形態に係る炭化炉が積載された車両の側面図である。
本開示の第1実施形態に係る炭化炉の側面図である。
図2に示す容器のA-A矢視断面図であり、容器が第1方向に沿って収縮した収縮状態を示す。
図2に示す容器のA-A矢視断面図であり、容器が第1方向に沿って拡大した拡大状態を示す。
図3に示す炭化炉を上方からみた平面図であり、容器が第1方向に沿って収縮した収縮状態を示す。
図4に示す炭化炉を上方からみた平面図であり、容器が第1方向に沿って拡大した拡大状態を示す。
図6に示す容器のB部分を第2方向に沿ってみた正面図である。
図6に示す容器のC部分の断面図である。
本開示の第2実施形態に係る炭化炉の容器の断面図であり、容器が第1方向に沿って収縮した収縮状態を示す。
本開示の第2実施形態に係る炭化炉の容器の断面図であり、容器が第1方向に沿って拡大した拡大状態を示す。
図9に示す炭化炉を上方からみた平面図であり、容器が第1方向に沿って収縮した収縮状態を示す。
図10に示す炭化炉を上方からみた平面図であり、容器が第1方向に沿って拡大した拡大状態を示す。
図12に示す容器のD部分の断面図である。
本開示の第3実施形態に係る炭化炉の容器の断面図であり、容器が第1方向に沿って収縮した収縮状態を示す。
本開示の第3実施形態に係る炭化炉の容器の断面図であり、容器が第1方向に沿って拡大した拡大状態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
〔第1実施形態〕
以下、本開示の一実施形態に係る炭化炉について、図面を参照して説明する。図1は、本開示の第1実施形態に係る炭化炉100が積載された車両10の側面図である。図2は、本開示の第1実施形態に係る炭化炉100の側面図である。図3は、図2に示す容器120のA-A矢視断面図であり、容器120が第1方向DR1に沿って収縮した収縮状態を示す。図4は、図2に示す容器120のA-A矢視断面図であり、容器120が第1方向DR1に沿って拡大した拡大状態を示す。
【0010】
本開示の一実施形態に係る炭化炉100は、木質バイオマス等の被炭化物Wを原料とするバイオ炭を製造する炉やバイオ燃料を製造する炉である。図1に示すように、炭化炉100は、トラック等の車両10に積載可能な移動式の炉である。図1および図2に示すように、炭化炉100は、容器120と、切替機構130と、床140と、煙突160と、を備えている。
(【0011】以降は省略されています)

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