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公開番号2025083884
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-02
出願番号2023197539
出願日2023-11-21
発明の名称水溶性金属加工油剤、金属加工液、金属加工方法及び水溶性金属加工油剤の分散性向上方法
出願人株式会社ネオス
代理人個人,個人
主分類C10M 173/00 20060101AFI20250526BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約【課題】水に対する分散性が向上された金属加工油剤等を提供する。
【解決手段】水溶性金属加工油剤は、炭素数8~10の脂肪酸、炭素数18以上の脂肪酸、アルカリ成分、水及び基油を含有する。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
炭素数8~10の脂肪酸、炭素数18以上の脂肪酸、アルカリ成分、水及び基油を含有する、水溶性金属加工油剤。
続きを表示(約 700 文字)【請求項2】
前記炭素数18以上の脂肪酸と前記炭素数8~10の脂肪酸との炭素数の差が8以上である、請求項1に記載の水溶性金属加工油剤。
【請求項3】
前記炭素数8~10の脂肪酸が分岐脂肪酸を含む、請求項1又は請求項2に記載の水溶性金属加工油剤。
【請求項4】
前記炭素数8~10の脂肪酸の含有量が、0.1質量%以上15質量%以下である、請求項1又は請求項2に記載の水溶性金属加工油剤。
【請求項5】
前記炭素数18以上の脂肪酸の含有量に対する前記炭素数8~10の脂肪酸の含有量の質量比(炭素数8~10の脂肪酸/炭素数18以上の脂肪酸)が、0.050以上10.0以下である、請求項1又は請求項2に記載の水溶性金属加工油剤。
【請求項6】
前記アルカリ成分が無機アルカリ及び有機アミンからなる群より選ばれる少なくとも1種である、請求項1又は請求項2に記載の水溶性金属加工油剤。
【請求項7】
前記炭素数18以上の脂肪酸がオレイン酸である、請求項1又は請求項2に記載の水溶性金属加工油剤。
【請求項8】
請求項1又は請求項2に記載の水溶性金属加工油剤が水で希釈された、金属加工液。
【請求項9】
請求項1又は請求項2に記載の水溶性金属加工油剤が水で希釈された金属加工液を使用して、金属からなる被加工材を加工する、金属加工方法。
【請求項10】
炭素数8~10の脂肪酸、炭素数18以上の脂肪酸、アルカリ成分、水及び基油を混合する工程を含む、水溶性金属加工油剤の分散性向上方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、水溶性金属加工油剤、金属加工液、金属加工方法及び水溶性金属加工油剤の分散性向上方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
切削加工や研削加工などの金属加工分野において、水溶性の金属加工油剤が使用されている。水溶性の金属加工油剤は、金属加工油剤の原液を水に希釈して、金属加工液(希釈液)として使用されることが多い。このような金属加工油剤原液の水に対する分散性を向上する技術が提案されている。
【0003】
例えば特許文献1には、ヒドロキシ不飽和脂肪酸の重合体及び三級アミンを比較的高い配合量で配合することで、工具摩擦を低減して工具寿命を長くするとともに、水に対する分散性を高めてハンドリング性を良好にする水溶性金属加工油組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2017/073553号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の水溶性金属加工油組成物は、分散性の観点において改善の余地がある。水に対する分散性の低下は、原液を水に希釈する際のハンドリング性の悪化や、金属加工油剤が使用されている装置における乳化不良物の付着による設備汚れを招く。
【0006】
本開示の主な目的は、水に対する分散性が向上された金属加工油剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する本開示の態様は次の通りである。
【0008】
[1] 炭素数8~10の脂肪酸、炭素数18以上の脂肪酸、アルカリ成分、水及び基油を含有する、水溶性金属加工油剤。
[2] 前記炭素数18以上の脂肪酸と前記炭素数8~10の脂肪酸との炭素数の差が8以上である、[1]に記載の水溶性金属加工油剤。
[3] 前記炭素数8~10の脂肪酸が分岐脂肪酸を含む、[1]又は[2]に記載の水溶性金属加工油剤。
[4] 前記炭素数8~10の脂肪酸の含有量が、0.1質量%以上15質量%以下である、[1]から[3]のいずれかに記載の水溶性金属加工油剤。
[5] 前記炭素数18以上の脂肪酸の含有量に対する前記炭素数8~10の脂肪酸の含有量の質量比(炭素数8~10の脂肪酸/炭素数18以上の脂肪酸)が、0.050以上10.0以下である、[1]から[4]のいずれかに記載の水溶性金属加工油剤。
[6] 前記アルカリ成分が無機アルカリ及び有機アミンからなる群より選ばれる少なくとも1種である、[1]から[5]のいずれかに記載の水溶性金属加工油剤。
[7] 前記炭素数18以上の脂肪酸がオレイン酸である、[1]から[6]のいずれかに記載の水溶性金属加工油剤。
[8] [1]から[7]のいずれかに記載の水溶性金属加工油剤が水で希釈された、金属加工液。
[9] [1]から[7]のいずれかに記載の水溶性金属加工油剤が水で希釈された金属加工液を使用して、金属からなる被加工材を加工する、金属加工方法。
[10] 炭素数8~10の脂肪酸、アルカリ成分、炭素数18以上の脂肪酸、水及び基油を混合する工程を含む、水溶性金属加工油剤の分散性向上方法。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、水に対する分散性が向上された金属加工油剤等を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
水分散性の評価基準を説明する画像である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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