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公開番号
2025085675
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2025038657,2021039061
出願日
2025-03-11,2021-03-11
発明の名称
炭化炉及びガス化システム
出願人
エネサイクル株式会社
,
個人
,
個人
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C10B
53/00 20060101AFI20250529BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】炭化の過程で生じる熱分解ガスを効率的に燃焼させることができる炭化炉を提供する。さらに、炭化炉で製造された炭化物を利用した、ガス化システムを提供する。
【解決手段】鉛直方向に延在し内部空間を有する円筒状の本体部と、内部空間の下方に設けられた加熱部と、本体部の内壁に設けられたバッフルと、を備え、加熱部は、上端が閉じた円筒状の部材であり、本体部と同軸に配置され、バッフルは、加熱部の頂点と同じ高さ又は頂点より高い位置に設けられ、バッフルの内壁側の端から本体部の中心側の端までの距離は、本体部の内半径よりも短く、バッフルの中心側の端は平面視で加熱部と接している、又は重なっている炭化炉。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
鉛直方向に延在し内部空間を有する円筒状の本体部と、
前記内部空間の下方に設けられた加熱部と、を備え、
前記加熱部は、上端が閉じた円筒状の部材であり、前記本体部と同軸に配置され、
前記本体部の側壁は、前記内部空間に原料を投入する投入口と、
前記投入口よりも下方であって、前記加熱部の頂点付近と同等の高さ又は前記加熱部よりも上方に設けられた第1空気供給口と、
前記投入口よりも上方に設けられた第2空気供給口と、を有し、
前記本体部の側壁において前記加熱部の下方に面する位置には空気供給口を設けない炭化炉。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記第1空気供給口は、前記本体部の側壁の全周に亘って離散的に設けられている請求項1に記載の炭化炉。
【請求項3】
前記本体部の側壁は、前記第1空気供給口よりも下方であって、前記加熱部が設けられている高さに設けられた第3空気供給口を有する請求項1又は2に記載の炭化炉。
【請求項4】
前記加熱部は、前記内部空間に空気を供給する加熱部空気供給口を有する請求項1又は2に記載の炭化炉。
【請求項5】
前記加熱部は、前記内部空間に空気を供給する加熱部空気供給口を有し、
前記加熱部空気供給口は、前記第3空気供給口と同じ高さに設けられている請求項3に記載の炭化炉。
【請求項6】
着火部を備え、
前記着火部は、前記加熱部の頂点よりも高い位置に設けられる、請求項1から5のいずれか一項に記載の炭化炉。
【請求項7】
請求項1から6のいずれか一項に記載の前記炭化炉と、
前記炭化炉において製造された炭化物と過熱蒸気とから水性ガス及び活性炭を得る改質炉と、を備えるガス化システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、炭化炉及びガス化システム関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、家庭や産業分野から排出される有機物、及びバイオマス等を処理して、炭として再利用する方法が検討されている。以下の説明では、「家庭や産業分野から排出される有機物」を「有機廃棄物」と称することがある。例えば特許文献1には、有機廃棄物を炭化させる炭化炉が開示されている。特許文献1に記載の炭化炉は、雰囲気温度を低下させず、効率よく炭化を行うことができるとされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-270050号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
炭化炉では、バイオマス及び有機廃棄物等の有機物を、無酸素又は低酸素雰囲気で加熱分解することにより、炭化物と、有機物が分解した熱分解ガスと、が生じる。炭化炉では、生じた熱分解ガスを燃焼させて、燃焼熱を有効に利用することで、炭化に要するエネルギーを低減することができる。しかしながら、熱分解ガスの燃焼が不十分であると黒煙が発生してしまうという問題が生じる。
【0005】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、炭化の過程で生じる熱分解ガスを効率的に燃焼させることができる炭化炉を提供することを目的とする。さらに、炭化炉で製造された炭化物を利用した、ガス化システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するため、本発明の一態様は、以下の態様を包含する。
【0007】
[1]鉛直方向に延在し内部空間を有する円筒状の本体部と、前記内部空間の下方に設けられた加熱部と、前記本体部の内壁に設けられたバッフルと、を備え、前記加熱部は、上端が閉じた円筒状の部材であり、前記本体部と同軸に配置され、前記バッフルは、前記加熱部の頂点と同じ高さ又は前記頂点より高い位置に設けられ、前記バッフルの内壁側の端から前記本体部の中心側の端までの距離は、前記本体部の内半径よりも短く、前記バッフルの前記中心側の端は平面視で前記加熱部と接している、又は重なっている炭化炉。
【0008】
[2]前記本体部の内半径と前記加熱部の外半径の差が300mm以下である、[1]に記載の炭化炉。
【0009】
[3]前記バッフルは、前記内壁に設置する高さを変更可能である、[1]又は[2]に記載の炭化炉。
【0010】
[4]前記バッフルが、前記内壁の全周に亘って設けられている、[1]から[3]のいずれか一項に記載の炭化炉。
(【0011】以降は省略されています)
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