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公開番号
2025094916
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2024215051
出願日
2024-12-10
発明の名称
潤滑油粘度指数改善剤及びそれを含む潤滑油組成物
出願人
ディーエル ケミカル カンパニー リミテッド
代理人
個人
,
個人
主分類
C10M
143/00 20060101AFI20250618BHJP(石油,ガスまたはコークス工業;一酸化炭素を含有する工業ガス;燃料;潤滑剤;でい炭)
要約
【課題】潤滑油粘度指数改善剤及びそれを含む潤滑油組成物の提供。
【解決手段】本発明は、エチレンと炭素数3以上のα-オレフィンモノマーとが共重合された液状α-オレフィンコポリマーを含むが、重量平均分子量が10,000~120,000g/molであり、永久剪断安定性指数(PSSI)が1超過25未満であり、100℃での増粘力が2.5超過3.6未満cStであることを特徴とする潤滑油粘度指数改善剤、及びそれを含む潤滑油組成物に関する。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
エチレンと炭素数3以上のα-オレフィンモノマーとが共重合された液状α-オレフィンコポリマーを含む潤滑油粘度指数改善剤であって、
前記液状α-オレフィンコポリマーは、重量平均分子量が10,000~120,000g/molであり、永久剪断安定性指数(PSSI)が1超過25未満であり、100℃での増粘力が2.5超過3.6未満cStであることを特徴とする、潤滑油粘度指数改善剤。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
前記液状α-オレフィンコポリマーは、エチレンと炭素数3~6のα-オレフィンモノマーとが共重合されたものである、請求項1に記載の潤滑油粘度指数改善剤。
【請求項3】
前前記液状α-オレフィンコポリマーは、エチレン単位40~60モル%と、炭素数3~20のα-オレフィン単位60~40モル%と、を含むものである、請求項1に記載の潤滑油粘度指数改善剤。
【請求項4】
前記液状α-オレフィンコポリマーは、20℃での比重が0.8~0.95である、請求項1に記載の潤滑油粘度指数改善剤。
【請求項5】
前記液状α-オレフィンコポリマーは、基油に5重量%の濃度で希釈したときの粘度指数が130~150である、請求項1に記載の潤滑油粘度指数改善剤。
【請求項6】
前記液状α-オレフィンコポリマーは、重量平均分子量が20,000~80,000g/molである、請求項1に記載の潤滑油粘度指数改善剤。
【請求項7】
前記液状α-オレフィンコポリマーは、永久剪断安定性指数(PSSI)が1.5~3.5である、請求項6に記載の潤滑油粘度指数改善剤。
【請求項8】
基油と、請求項1~7のいずれか一項に記載の潤滑油粘度指数改善剤と、を含むことを特徴とする、潤滑油組成物。
【請求項9】
前記潤滑油組成物は、0.1~15重量%の潤滑油粘度指数改善剤と、残量の基油と、を含むものである、請求項8に記載の潤滑油組成物。
【請求項10】
前記潤滑油組成物がガソリンエンジンオイル用である、請求項8に記載の潤滑油組成物。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、剪断安定性及び高温高剪断粘度特性に優れた潤滑油粘度指数改善剤、及びそれを含む潤滑油組成物に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
内燃機関に使用される潤滑油は、ピストンリング、シリンダーライナー、クランクシャフトとコネクティングロッドのベアリング、バルブトレインなどのエンジンの機械的な駆動部の摩擦を低減する役目をするだけでなく、エンジンを冷却し、燃焼生成物を浮遊させてエンジンを清潔に維持し、腐食を防止する作用もする。したがって、内燃機関に使用される潤滑油は、様々な性能を持たなければならない。これらの性能としては、例えば、耐摩耗性、熱安定性、分散性、蒸発性が少なく、燃費が良い特性が挙げられる。
【0003】
一方、エンジンメーカー及び自動車メーカーは、日増しに増大するユーザーの欲求だけでなく、エネルギー転換の時代を迎え、このような要求を満たすためにエンジンの出力を高め、多くの機能を付与するなど、性能を高めるための試みをしている。米国環境保護協会で調査したところによると、乗用車の単位排気量当たりの出力が高くなり、エンジンが精密になるにつれ、これに使用される潤滑油もより向上した性能を持つことを要求している。
【0004】
また、最近、地球温暖化防止のために、自動車の燃費を向上させ且つ二酸化炭素(CO
2
)の排出を抑制する要求が非常に高まっている。このような自動車の燃費を向上させるにはエンジンの効率化が重要であり、ガソリンエンジンにおいてはリーンバーン化や直噴技術が採用されており、ディーゼルの場合は、排気ガス中の煤煙(PM、Particulate Matters)の量を減らしながら燃費を向上させるための研究が多く行われている。一般には、エンジンオイルのコールドクランキング粘度を下げたりエンジンの摩擦を減少させたりすることが燃費の向上に貢献することができることが知られており、このために多くの研究が進められている。
【0005】
一般に、潤滑油は、潤滑油が所定の温度で一定の粘度を有するように助ける添加剤を含む。潤滑油の粘度は、温度に反比例するが、潤滑油の温度が上昇すると潤滑油の粘度が減少し、潤滑油の温度が下降すると潤滑油の粘度が増加する。寒い天候にエンジンの容易な始動のために低い温度でより低い粘度を有し、潤滑特性が通常減少するとき、さらに高い周囲温度でさらに高い粘度を有することが好ましい。このような潤滑に対する添加剤として潤滑油粘度指数改善剤が製造されてきた。
【0006】
現在産業界では、潤滑油粘度指数改善剤として、オレフィン系コポリマー(Olefin Copolymer(OCP)、水素添加スチレン-イソプレンブロックポリマー(Hydrogenated Styrene-isoprene Block Polymer(HSP))、ポリメタクリレート(Polymethylacrylate(PMA))、スチレン-ポリエステル(Styrene-Polyester(SPE))、スチレン-ポリブチレン(Styrene-Polybutylene(SPB))などが主に使用されている。このような粘度指数改善剤は、潤滑油の高い粘度指数を持たせて温度変化による潤滑油の粘度変化を小さくする。
【0007】
通常、潤滑油粘度指数改善剤の分子量が高い場合、高い剪断条件により剪断安定性が低下する。近年、潤滑油グレードアップ速度が速くなっており、潤滑油粘度指数改善剤の分子量が高くなる傾向にあることから、当該分野では優れた剪断安定性を有する潤滑油粘度指数改善剤及び潤滑油組成物に対する要求が増加している。
一方、これに対する類似先行文献としては、韓国公開特許公報第10-2018-0080820号が提示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
韓国公開特許公報第10-2018-0080820号(2018.07.13)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明の目的は、剪断安定性及び高温高剪断粘度特性に優れた潤滑油粘度指数改善剤、及びそれを含む潤滑油組成物を提供することにある。
ただし、上記目的は例示的なものであり、本発明の技術的思想はこれに限定されるものではない。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一態様は、エチレンと炭素数3以上のα-オレフィンモノマーとが共重合された液状α-オレフィンコポリマーを含む潤滑油粘度指数改善剤であって、前記液状α-オレフィンコポリマーは、重量平均分子量が10,000~120,000g/molであり、永久剪断安定性指数(PSSI)が1超過25未満であり、100℃での増粘力が2.5超過3.6未満cStであることを特徴とする、潤滑油粘度指数改善剤に関する。
前記一態様において、前記液状α-オレフィンコポリマーは、エチレンと炭素数3~6のα-オレフィンモノマーとが共重合されたものであってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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