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公開番号2025096347
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2025060984,2024008464
出願日2025-04-02,2012-05-24
発明の名称半導体装置
出願人株式会社半導体エネルギー研究所
代理人
主分類H10D 89/00 20250101AFI20250619BHJP()
要約【課題】信頼性の高いトリミング回路を提供する。書き換え可能なトリミング回路を提供
する。信頼性の高いトリミング回路の駆動方法を提供する。書き換え可能なトリミング回
路の駆動方法を提供する。
【解決手段】オフリーク電流が極めて小さいトランジスタのソース電極またはドレイン電
極に接続された記憶ノードと、該記憶ノードにゲート電極が接続されたトランジスタを用
いてトリミング回路を構成する。また、該オフリーク電流が極めて小さいトランジスタを
用いて、該記憶ノードにゲート電極が接続されたトランジスタのソース電極とドレイン電
極に対して並列に接続された素子または回路のトリミング状態を制御する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1の導電膜と、
前記第1の導電膜の上方に配置された領域を有する第1の絶縁層と、
前記第1の絶縁層の上方に配置された領域を有し、かつ、第1のトランジスタのチャネル形成領域を有する第1の酸化物半導体層と、
前記第1の絶縁層の上方に配置された領域を有し、かつ、第2のトランジスタのチャネル形成領域を有する第2の酸化物半導体層と、
前記第1の酸化物半導体層の上方に配置された領域を有する第2の導電膜と、
前記第1の酸化物半導体層の上方に配置された領域を有し、かつ、前記第2の酸化物半導体層の上方に配置された領域を有する第3の導電膜と、
前記第2の酸化物半導体層の上方に配置された領域を有する第4の導電膜と、
前記第1の酸化物半導体層の上方に配置された領域を有し、かつ、前記第1のトランジスタのゲートとしての機能を有する第5の導電膜と、
前記第2の酸化物半導体層の上方に配置された領域を有し、かつ、前記第2のトランジスタのゲートとしての機能を有する第6の導電膜と、を有し、
前記第2の導電膜は、前記第1のトランジスタのソース又はドレインの一方としての機能を有し、
前記第3の導電膜は、前記第1のトランジスタのソース又はドレインの他方としての機能を有し、かつ、前記第2のトランジスタのソース又はドレインの一方としての機能を有し、
前記第4の導電膜は、前記第2のトランジスタのソース又はドレインの他方としての機能を有し、
前記第2の導電膜には、第1の電源電位が供給され、
前記第4の導電膜には、第2の電源電位が供給され、
前記第3の導電膜は、前記第1の導電膜との重なりを有し、
前記第2の導電膜、前記第3の導電膜及び前記第4の導電膜は、互いに離隔しており、
前記第3の導電膜の電位に従って素子の動作状態が制御され、
前記第1のトランジスタがオフであり、かつ、前記第2のトランジスタがオフである期間を有する、
半導体装置。
続きを表示(約 3,000 文字)【請求項2】
第1の導電膜と、
前記第1の導電膜の上方に配置された領域を有する第1の絶縁層と、
前記第1の絶縁層の上方に配置された領域を有し、かつ、第1のトランジスタのチャネル形成領域を有する第1の酸化物半導体層と、
前記第1の絶縁層の上方に配置された領域を有し、かつ、第2のトランジスタのチャネル形成領域を有する第2の酸化物半導体層と、
前記第1の酸化物半導体層の上方に配置された領域を有する第2の導電膜と、
前記第1の酸化物半導体層の上方に配置された領域を有し、かつ、前記第2の酸化物半導体層の上方に配置された領域を有する第3の導電膜と、
前記第2の酸化物半導体層の上方に配置された領域を有する第4の導電膜と、
前記第1の酸化物半導体層の上方に配置された領域を有し、かつ、前記第1のトランジスタのゲートとしての機能を有する第5の導電膜と、
前記第2の酸化物半導体層の上方に配置された領域を有し、かつ、前記第2のトランジスタのゲートとしての機能を有する第6の導電膜と、を有し、
前記第2の導電膜は、前記第1のトランジスタのソース又はドレインの一方としての機能を有し、
前記第3の導電膜は、前記第1のトランジスタのソース又はドレインの他方としての機能を有し、かつ、前記第2のトランジスタのソース又はドレインの一方としての機能を有し、
前記第4の導電膜は、前記第2のトランジスタのソース又はドレインの他方としての機能を有し、
前記第2の導電膜には、第1の電源電位が供給され、
前記第4の導電膜には、第2の電源電位が供給され、
前記第5の導電膜には、第1の信号が入力され、
前記第6の導電膜には、第2の信号が入力され、
前記第3の導電膜は、前記第1の導電膜との重なりを有し、
前記第2の導電膜、前記第3の導電膜及び前記第4の導電膜は、互いに離隔しており、
前記第3の導電膜の電位に従って素子の動作状態が制御され、
前記第1のトランジスタがオフであり、かつ、前記第2のトランジスタがオフである期間を有する、
半導体装置。
【請求項3】
第1の導電膜と、
前記第1の導電膜の上方に配置された領域を有する第1の絶縁層と、
前記第1の絶縁層の上方に配置された領域を有し、かつ、第1のトランジスタのチャネル形成領域を有する第1の酸化物半導体層と、
前記第1の絶縁層の上方に配置された領域を有し、かつ、第2のトランジスタのチャネル形成領域を有する第2の酸化物半導体層と、
前記第1の酸化物半導体層の上面に接する領域を有する第2の導電膜と、
前記第1の酸化物半導体層の上面に接する領域を有し、かつ、前記第2の酸化物半導体層の上面に接する領域を有する第3の導電膜と、
前記第2の酸化物半導体層の上面に接する領域を有する第4の導電膜と、
前記第1の酸化物半導体層の上方に配置された領域を有し、かつ、前記第1のトランジスタのゲートとしての機能を有する第5の導電膜と、
前記第2の酸化物半導体層の上方に配置された領域を有し、かつ、前記第2のトランジスタのゲートとしての機能を有する第6の導電膜と、を有し、
前記第2の導電膜は、前記第1のトランジスタのソース又はドレインの一方としての機能を有し、
前記第3の導電膜は、前記第1のトランジスタのソース又はドレインの他方としての機能を有し、かつ、前記第2のトランジスタのソース又はドレインの一方としての機能を有し、
前記第4の導電膜は、前記第2のトランジスタのソース又はドレインの他方としての機能を有し、
前記第2の導電膜には、第1の電源電位が供給され、
前記第4の導電膜には、第2の電源電位が供給され、
前記第3の導電膜は、前記第1の導電膜との重なりを有し、
前記第2の導電膜、前記第3の導電膜及び前記第4の導電膜は、互いに離隔しており、
前記第3の導電膜の電位に従って素子の動作状態が制御され、
前記第1のトランジスタがオフであり、かつ、前記第2のトランジスタがオフである期間を有する、
半導体装置。
【請求項4】
第1の導電膜と、
前記第1の導電膜の上方に配置された領域を有する第1の絶縁層と、
前記第1の絶縁層の上方に配置された領域を有し、かつ、第1のトランジスタのチャネル形成領域を有する第1の酸化物半導体層と、
前記第1の絶縁層の上方に配置された領域を有し、かつ、第2のトランジスタのチャネル形成領域を有する第2の酸化物半導体層と、
前記第1の酸化物半導体層の上面に接する領域を有する第2の導電膜と、
前記第1の酸化物半導体層の上面に接する領域を有し、かつ、前記第2の酸化物半導体層の上面に接する領域を有する第3の導電膜と、
前記第2の酸化物半導体層の上面に接する領域を有する第4の導電膜と、
前記第1の酸化物半導体層の上方に配置された領域を有し、かつ、前記第1のトランジスタのゲートとしての機能を有する第5の導電膜と、
前記第2の酸化物半導体層の上方に配置された領域を有し、かつ、前記第2のトランジスタのゲートとしての機能を有する第6の導電膜と、を有し、
前記第2の導電膜は、前記第1のトランジスタのソース又はドレインの一方としての機能を有し、
前記第3の導電膜は、前記第1のトランジスタのソース又はドレインの他方としての機能を有し、かつ、前記第2のトランジスタのソース又はドレインの一方としての機能を有し、
前記第4の導電膜は、前記第2のトランジスタのソース又はドレインの他方としての機能を有し、
前記第2の導電膜には、第1の電源電位が供給され、
前記第4の導電膜には、第2の電源電位が供給され、
前記第5の導電膜には、第1の信号が入力され、
前記第6の導電膜には、第2の信号が入力され、
前記第3の導電膜は、前記第1の導電膜との重なりを有し、
前記第2の導電膜、前記第3の導電膜及び前記第4の導電膜は、互いに離隔しており、
前記第3の導電膜の電位に従って素子の動作状態が制御され、
前記第1のトランジスタがオフであり、かつ、前記第2のトランジスタがオフである期間を有する、
半導体装置。
【請求項5】
請求項1乃至請求項4のいずれか一において、
前記第3の導電膜は、容量素子の電極としての機能を有する、
半導体装置。
【請求項6】
請求項1乃至請求項5のいずれか一において、
前記素子は、前記第1のトランジスタ及び前記第2のトランジスタとは異なる層に配置されている、
半導体装置。
【請求項7】
請求項1乃至請求項6のいずれか一において、
前記第2の導電膜は、前記第5の導電膜と離隔しており、
前記第4の導電膜は、前記第6の導電膜と離隔している、
半導体装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トリミング回路に関する。また、トリミング回路の駆動方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
高い精度の電圧値、電流値が要求される集積回路(たとえばADコンバータやDAコンバ
ータ)の製造工程において、製造条件の調整では抑制しきれない特性のバラツキを補償す
る方法が必要とされている。
【0003】
また、高い歩留まりが要求される集積回路(たとえば大容量の記憶装置)の製造工程にお
いて、内蔵する冗長回路への接続を切り替える方法が必要とされている。
【0004】
このような用途にトリミング回路とよばれる回路が用いられている。トリミング回路は、
該トリミング回路に並列に接続された素子や回路を利用可能な状態とするか、利用不可能
な状態(トリミング状態)とするか、を選択する回路である。従来のトリミング回路には
、例えばヒューズやツェナーザップダイオードなどが用いられている。
【0005】
また、チャネル形成領域に酸化物半導体を用いたトランジスタが知られている(特許文献
1)。酸化物半導体層はスパッタリング法などを用いて比較的容易に作製できるため、チ
ャネル形成領域に酸化物半導体を用いたトランジスタは作製が容易であるという特徴を備
える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007-123861公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、ヒューズやツェナーザップダイオードなどは信頼性に問題を生じる場合がある
。例えば、レーザを用いてヒューズを焼き切るレーザーカット法においては、切断箇所に
残渣が残り回路が正しく遮断されない場合がある。
【0008】
また、ヒューズやツェナーザップダイオードなど不可逆な素子を用いる従来のトリミング
回路はひとたび切断すると元の状態に戻すことができないため、トリミングのやり直しや
、書き換えができないといった問題がある。
【0009】
本発明の一態様は、このような技術的背景のもとでなされたものである。本発明の一態様
は、信頼性の高いトリミング回路を提供することを課題の一とする。または、書き換え可
能なトリミング回路を提供することを課題の一とする。または、信頼性の高いトリミング
回路の駆動方法を提供することを課題の一とする。または、書き換え可能なトリミング回
路の駆動方法を提供することを課題の一とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明の一態様は物理的に回路を切断することなく、設定さ
れた開閉器の状態を長い期間保つ構成に着眼した。そして、オフリーク電流が極めて小さ
いトランジスタのソース電極またはドレイン電極に接続された記憶ノードと、該記憶ノー
ドにゲート電極が接続されたトランジスタを備える構成に想到した。また、該オフリーク
電流が極めて小さいトランジスタを用いて、該記憶ノードにゲート電極が接続されたトラ
ンジスタのソース電極とドレイン電極に対して並列に接続された素子または回路のトリミ
ング状態を制御する方法に想到し、上記課題の解決に至った。
(【0011】以降は省略されています)

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