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公開番号
2025095273
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-26
出願番号
2023211178
出願日
2023-12-14
発明の名称
発光素子
出願人
日亜化学工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H10H
20/825 20250101AFI20250619BHJP()
要約
【課題】電極と半導体との導通を確保しつつ、電極による紫外光の吸収の低減ができ、発光効率を上昇させることが可能な発光素子を提供する。
【解決手段】n側層(20)と、p側層(40)と、これらの層の間に位置し、紫外光を発する活性層(30)と、を含む半導体構造体(100)と、n側層に電気的に接続されるn側電極(50)と、p側層に電気的に接続されるp側電極(60)と、を含み、n側層は、アンドープの第1層(21)と、活性層と第1層の間に位置し、n型不純物を含む第2層(22)と、を有し、n側電極は、第2層に接し、第1層に接しない、第1電極(51)および第2電極(52)を含み、第1電極の活性層が発する光のピーク波長に対する反射率は、第2電極の活性層が発する光のピーク波長に対する反射率よりも高く、第2電極と第2層との接触抵抗は、第1電極と第2層との接触抵抗よりも低い、発光素子(1)。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
それぞれが窒化物半導体からなる、n側層と、p側層と、前記n側層と前記p側層との間に位置し、紫外光を発する活性層と、を含む半導体構造体と、
前記n側層に電気的に接続されるn側電極と、
前記p側層に電気的に接続されるp側電極と、を含み、
前記n側層は、アンドープの第1層と、前記活性層と前記第1層の間に位置し、n型不純物を含む第2層と、を有し、
前記n側電極は、前記第2層に接し、前記第1層に接しない、第1電極および第2電極を含み、
前記第1電極の前記活性層が発する光のピーク波長に対する反射率は、前記第2電極の前記活性層が発する光のピーク波長に対する反射率よりも高く、
前記第2電極と前記第2層との接触抵抗は、前記第1電極と前記第2層との接触抵抗よりも低い、
発光素子。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第2層は、前記p側層及び前記活性層から露出する露出領域を有し、
前記露出領域は、第1方向に延びる第1領域と、前記第1領域から前記第1方向と直交する第2方向に延び、前記第1方向において前記p側層間に位置する第2領域と、を有し、
前記n側電極は、前記第1領域及び前記第2領域に連続して配置され、
前記第2領域には、前記第1電極及び前記第2電極が配置され、
前記第1領域には、前記第2電極のみが配置される、請求項1に記載の発光素子。
【請求項3】
前記第2層は、前記p側層及び前記活性層から露出する露出領域を有し、
前記露出領域は、第1方向に延びる第1領域と、前記第1領域から前記第1方向と直交する第2方向に延び、前記第1方向において前記p側層間に位置する第2領域と、を有し、
前記n側電極は、前記第1領域及び前記第2領域に連続して配置され、
前記第1領域には、前記第1電極及び前記第2電極が配置され、
前記第2領域には、前記第2電極のみが配置される、請求項1に記載の発光素子。
【請求項4】
前記第1電極の一部は、断面視において、前記第2電極間に位置し、前記第1電極の二つの側面の少なくとも一部がそれぞれ前記第2電極と接している、請求項1~3のいずれか一項に記載の発光素子。
【請求項5】
前記第2層は、凹部を有し、
前記第1電極の一部は前記凹部内に位置している、請求項1~3のいずれか一項に記載の発光素子。
【請求項6】
前記第2層は、前記凹部を複数有し、
前記第1電極は、複数の前記凹部内に連続して配置されている、請求項5に記載の発光素子。
【請求項7】
複数の前記凹部が、前記第1領域および前記第2領域それぞれに配置され、
前記第2領域に配置された複数の凹部の密度は、前記第1領域に配置された複数の凹部の密度よりも高い、請求項2を引用する請求項5に記載の発光素子。
【請求項8】
前記凹部の深さが0.1μm以上5μm以下である、請求項7に記載の発光素子。
【請求項9】
前記凹部を画定する底面と、前記凹部を画定する側面と、がなす角度が、100°以上140°以下である、請求項7に記載の発光素子。
【請求項10】
前記第2電極の外縁は、平面視において、前記第1電極の外縁を囲む、
請求項1~3のいずれか一項に記載の発光素子。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示に係る発明は、発光素子に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
紫外光を発する発光素子として、例えば特許文献1には、発光ピーク波長が200~350nmのIII族窒化物半導体発光素子が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-028032号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、電極と半導体との導通を確保しつつ、電極による紫外光の吸収を低減することができ、もって発光効率を上昇させることが可能な発光素子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示に係る発光素子は、それぞれが窒化物半導体からなる、n側層と、p側層と、前記n側層と前記p側層との間に位置し、紫外光を発する活性層と、を含む半導体構造体と、
前記n側層に電気的に接続されるn側電極と、
前記p側層に電気的に接続されるp側電極と、を含み、
前記n側層は、アンドープの第1層と、前記活性層と前記第1層の間に位置し、n型不純物を含む第2層と、を有し、
前記n側電極は、前記第2層に接し、前記第1層に接しない、第1電極および第2電極を含み、
前記第1電極の前記活性層が発する光のピーク波長に対する反射率は、前記第2電極の前記活性層が発する光のピーク波長に対する反射率よりも高く、
前記第2電極と前記第2層との接触抵抗は、前記第1電極と前記第2層との接触抵抗よりも低い、
発光素子である。
【発明の効果】
【0006】
本開示の発光素子は、電極と半導体との導通を確保しつつ、電極による紫外光の吸収を低減することができ、もって発光効率を上昇させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本開示の実施形態1の発光素子を示す平面図である。
本開示の実施形態1の発光素子を示す図1のII-II線に沿った断面図である。
本開示の実施形態1の発光素子を構成する半導体構造体の平面図である。
本開示の実施形態1の発光素子に含まれるn側電極およびp側電極を示す平面図である。
本開示の実施形態1の発光素子を示す図1のI-I線に沿った断面図である。
本開示の実施形態2の発光素子に含まれるn側電極およびp側電極を示す平面図である。
本開示の実施形態2の発光素子を示す図6のI-I線に沿った断面図である。
本開示の実施形態2の発光素子を示す図6のII-II線に沿った断面図である。
本開示の実施形態3の発光素子に含まれるn側電極およびp側電極を示す平面図である。
本開示の実施形態3の発光素子を示す図9のI-I線に沿った断面図である。
本開示の実施形態3の発光素子を示す図9のII-II線に沿った断面図である。
本開示の実施形態4の発光素子の一例を構成する半導体構造体の平面図である。
本開示の実施形態4の発光素子の一例に含まれるn側電極を示す断面図である。
本開示の実施形態4の発光素子の別の例を構成する半導体構造体の平面図である。
本開示の実施形態5の発光素子の一例を構成する半導体構造体の平面図である。
本開示の実施形態5の発光素子の一例を構成する半導体構造体に配置されたn側電極を示す断面図である。
本開示の実施形態5の発光素子の別の例を構成する半導体構造体の平面図である。
本開示の実施形態6の発光素子を示す平面図である。
本開示の実施形態6の発光素子を示す図1のII線に沿った断面図である。
本開示の実施形態6の発光素子に含まれるn側導通部の平面図である。
本開示の実施形態6の発光素子に含まれるn側配線部の平面図である。
比較例1の発光素子の発光出力に対する実施例1~6の発光素子の発光出力の割合を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0008】
(実施形態1)
図1~図2のそれぞれに、本開示の発光素子の実施形態1を、平面図または断面図で示す。図1は、本実施形態の発光素子1の平面図である。図3は、発光素子1を構成するn側層およびp側層の配置を模式的に示す平面図である。図4は、発光素子1のn側電極50およびp側電極60の配置を模式的に示す平面図であり、ハッチングで示す領域は平面視において各部材が配置されている領域を示し、断面を示すものではない。図5は図1におけるn側電極50の図1のI-I線に沿った、発光素子1の一部を模式的に示す断面図である。図2は、図1のII-II線に沿った、発光素子1を模式的に示す断面図である。
【0009】
これらの図に示すように、本実施形態の発光素子1は、基板10と、基板10上に配置された半導体構造体100とを有する。図2および図5に示すように、半導体構造体100は、それぞれが窒化物半導体からなる、n側層20と、p側層40と、n側層20とp側層40との間に位置し、紫外光を発する活性層30とを有する。n側層20は、アンドープの第1層21と、活性層30と第1層21との間に位置する、n型不純物を含む第2層22とを有する。発光素子1は、n側層20に電気的に接続されるn側電極50と、p側層40に電気的に接続されるp側電極60とを含む。さらに、発光素子1は、絶縁層70と、n側パッド電極80と、p側パッド電極90とを有する。n側パッド電極80は、絶縁層70に配置された第1開口部71にて、n側電極50と電気的に接続され、p側パッド電極90は、絶縁層70に配置された第2開口部72にて、p側電極60と電気的に接続されている。半導体構造体100は、基板10の上に形成される。実施形態1において、活性層30が発する紫外光は、基板10の側から主に取り出される。
【0010】
図4および図5に示すように、n側電極50は、第1電極51および第2電極52を含む。第1電極51および第2電極52はともに、第2層22に接し、第1層21に接していない。第1電極51の活性層30が発する光のピーク波長に対する反射率は、第2電極52の活性層30が発する光のピーク波長に対する反射率よりも高い。また、第2電極52の第2層22との接触抵抗は、第1電極51と第2層22との接触抵抗よりも低い。
(【0011】以降は省略されています)
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