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公開番号2025096775
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-30
出願番号2023212677
出願日2023-12-18
発明の名称ハイブリッドホイール
出願人BBSジャパン株式会社,東レ株式会社
代理人個人,個人
主分類B60B 21/12 20060101AFI20250623BHJP(車両一般)
要約【課題】アルミ製ホイールリム部をCFRP部材により十分かつ適切に補強し、かつレゾネーター機構を適切に形成してホイールの静音性を向上したアルミ/CFRPハイブリッドホイールを提供する。
【解決手段】アルミ製ホイールリム部と、該ホイールリム部の外周面に配され該ホイールリム部を補強する補強CFRP部材を有するアルミ/CFRPハイブリッドホイールであって、補強CFRP部材によりレゾネーター機構が形成されていることを特徴とするハイブリッドホイール。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
アルミ製ホイールリム部と、該ホイールリム部の外周面に配され該ホイールリム部を補強する補強CFRP部材を有するアルミ/CFRPハイブリッドホイールであって、補強CFRP部材によりレゾネーター機構が形成されていることを特徴とするハイブリッドホイール。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
前記補強CFRP部材は、前記ホイールリム部の外周面において、ホイールリム部の周方向に延びるとともにホイールリム部の幅方向に延びている、請求項1に記載のハイブリッドホイール。
【請求項3】
前記補強CFRP部材は、前記ホイールリム部の周方向に複数の部材に分割されている、請求項2に記載のハイブリッドホイール。
【請求項4】
分割された複数の補強CFRP部材がすべて同じ形状を有する、請求項3に記載のハイブリッドホイール。
【請求項5】
隣接する補強CFRP部材はCFRP接続部材を介して接続されている、請求項3に記載のハイブリッドホイール。
【請求項6】
CFRP接続部材はすべて同じ形状を有する、請求項5に記載のハイブリッドホイール。
【請求項7】
前記補強CFRP部材は、前記ホイールリム部の外周面に接着剤で貼り付けられている、請求項1に記載のハイブリッドホイール。
【請求項8】
前記補強CFRP部材は、±45度の炭素繊維層を有する、請求項1に記載のハイブリッドホイール。
【請求項9】
前記補強CFRP部材は、前記ホイールリム部の幅方向にホイールリム部のウエル部まで延びている、請求項2に記載のハイブリッドホイール。
【請求項10】
前記レゾネーター機構の空気孔が前記ホイールリム部の幅方向に沿う方向に開口されている、請求項1に記載のハイブリッドホイール。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アルミ製ホイールリム部と、該ホイールリム部を補強する補強CFRP(炭素繊維強化樹脂)部材を有するアルミ/CFRPハイブリッドホイールに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
アルミ製ホイールリム部を有するアルミホイールは広く使用されている。一方、ホイールの各部を補強するために、繊維強化樹脂製の、とくに炭素繊維強化樹脂(CFRP)製の補強部材を設ける技術も知られている(例えば、特許文献1、2)。
【0003】
また、ロードノイズ低減等の静音性の向上を目的として、ヘルムホルツの共鳴原理を利用したレゾネーター機構をホイールに設ける技術が知られており(例えば、特許文献3、4)、特許文献3では、合成樹脂製の副気室部材が、特許文献4では、レゾネーター機構の主要部はホイールリム部本体で形成し、レゾネーター機構の蓋部のみをCFRP部材で形成した構造が、それぞれ提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-37061号公報
特開2019―172103号公報
特開2020―66381号公報
特開2018―144612号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、アルミ製ホイールリム部のCFRP部材による十分な補強と、レゾネーター機構による優れた静音性の向上の両方を実現した従来技術は見当たらない。とくに、これら両方を、容易な製造、組立にて実現可能とした従来技術は見当たらない。
【0006】
そこで本発明の課題は、アルミ製ホイールリム部をCFRP部材により十分かつ適切に補強し、かつレゾネーター機構を適切に形成してホイールの静音性を向上したアルミ/CFRPハイブリッドホイールを提供することにある。
【0007】
また、望ましくは、本発明の課題は、このようなハイブリッドホイールを極力容易かつ簡素な製造、組立技術にて確実に実現可能とすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明に係るハイブリッドホイールは、アルミ製ホイールリム部と、該ホイールリム部の外周面に配され該ホイールリム部を補強する補強CFRP部材を有するアルミ/CFRPハイブリッドホイールであって、補強CFRP部材によりレゾネーター機構が形成されていることを特徴とするものからなる。
【0009】
このような本発明に係るハイブリッドホイールにおいては、アルミ製ホイールリム部の外周面に補強CFRP部材が適切に配されることにより、ホイールリム部が効率よく十分に補強されることが可能になる。そして、補強CFRP部材自身によりレゾネーター機構が形成されることにより、補強CFRP部材を適切に成形することで、好ましいレゾネーター機構が容易に形成され、ホイールのロードノイズ低減等の静音性が確実に向上されることが可能になる。
【0010】
上記本発明に係るハイブリッドホイールにおいては、前記補強CFRP部材は、前記ホイールリム部の外周面において、ホイールリム部の周方向に適切に延びるとともにホイールリム部の幅方向にも適切に延びており、ホイールリム部に対して適切なサイズに形成されていることが好ましい。これにより、補強CFRP部材により、ホイールリム部をより適切かつ十分に補強することができる。とくに、補強CFRP部材は、ホイールリム部の幅方向にホイールリム部のウエル部まで延びていることが好ましい。補強CFRP部材がウエル部まで延びていることにより、ホイールリム部に荷重が入った際にホイールリム部を補強CFRP部材により効果的に拘束でき、その力が効果的に補強CFRP部材に伝達できるようになるので、ウエル部までの補強を介してホイールリム部の十分な補強と、ホイールリム部と補強CFRP部材との間の効率の良い力の伝達が可能になる。さらに、ホイールリム部の高剛性が必要最小限の補強CFRP部材によって効率よく保持できるようになるので、補強CFRP部材による補強が極力軽量化を達成しながら実現される。
(【0011】以降は省略されています)

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