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公開番号2025097347
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023213483
出願日2023-12-19
発明の名称扇風機
出願人リズム株式会社
代理人弁理士法人コスモ国際特許事務所
主分類F04D 25/08 20060101AFI20250624BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】カバーの取り外しが容易な扇風機を提供する。
【解決手段】扇風機は、一対のインペラ25,26を有する扇風機であって、環状の環状部32aを有し、一対のインペラ25,26の間に設けられるカバー取付部材30と、環状部32aに位置決めされた状態でカバー取付部材30に第1取付ネジS1により取り付けられ、一対のインペラ25,26の一方を覆う後側カバー21と、環状部32aに位置決めされた状態でカバー取付部材30に第2取付ネジS2により取り付けられ、一対のインペラ25,26の他方を覆う前側カバー22と、を備え、第1取付ネジS1と第2取付ネジS2は、互いに独立してカバー取付部材30に取り付けられ、少なくとも一方が扇風機の外部に露出する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
一対のインペラを有する扇風機であって、
環状の環状部を有し、前記一対のインペラの間に設けられるカバー取付部材と、
前記環状部に位置決めされた状態で前記カバー取付部材に第１ネジにより取り付けられ、前記一対のインペラの一方を覆う第１カバーと、
前記環状部に位置決めされた状態で前記カバー取付部材に第２ネジにより取り付けられ、前記一対のインペラの他方を覆う第２カバーと、を備え、
前記第１ネジと前記第２ネジは、互いに独立して前記カバー取付部材に取り付けられ、少なくとも一方が前記扇風機の外部に露出する、
扇風機。
続きを表示（約 730 文字）【請求項２】
前記カバー取付部材は、前記第１カバー側に設けられる第１取付部材と、前記第２カバー側に設けられる第２取付部材と、を有し、
前記第１ネジは、前記扇風機の外部に露出し、前記第２ネジは、前記第１取付部材と前記第２取付部材が取り外されることにより前記扇風機の外部に露出する、
請求項１に記載の扇風機。
【請求項３】
前記環状部は、その周方向に間隔を空けて複数の係合部を有し、
前記第１カバー及び前記第２カバーの各々は、前記複数の係合部に係合される複数の被係合部を有し、
前記第１カバー及び前記第２カバーの少なくとも一方は、前記複数の被係合部の各々が前記周方向に対して回転対称とならない配置で設けられている、
請求項１に記載の扇風機。
【請求項４】
前記複数の係合部と前記複数の被係合部は、前記第１カバー及び前記第２カバーの各々を前記環状部に位置決めした状態で取り付けて前記周方向にずらすことにより互いに対向し、該対向した状態で前記周方向と直交する方向に互いに当接されることにより係合される、
請求項３に記載の扇風機。
【請求項５】
前記第１カバー及び前記第２カバーの各々は、環状の側面を構成する側面部と、該側面部の内側に設けられる底面部と、を有し、
前記第１カバーの前記底面部及び前記第２カバーの前記底面部の各々は、直線状に平行に延びる複数の梁状部を有する、
請求項１に記載の扇風機。
【請求項６】
前記一対のインペラの回転方向が互いに異なる二重反転式である、
請求項１～５のいずれか１項に記載の扇風機。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、扇風機に関する。
続きを表示（約 2,000 文字）【背景技術】
【０００２】
従来から、一対のインペラを備える扇風機が知られている。例えば特許文献１には、上流側の第１インペラと下流側の第２インペラを備える二重反転式扇風機が開示されている。この二重反転式扇風機では、第１インペラがモータにより回転駆動され、第２インペラは回転軸に対して回転可能に設けられている。第２インペラは、第１インペラが回転したときに、当該第１インペラの風力によって第１インペラの回転方向とは反対の方向に回転する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特許第６４３６９２３号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
ところで、上記特許文献１に開示される二重反転式扇風機は、第１インペラを覆うカバーである上流側のグリルと、第２インペラを覆うカバーである下流側のグリルとを有している。この種の扇風機では、第１インペラ及びそれを覆うグリル、第２インペラ及びそれを覆うグリルについて、付着した埃等の清掃を容易とするため、第１インペラを覆うグリルと第２インペラを覆うグリルを夫々独立した形で容易に取り外しできることが要求される。
【０００５】
本発明は、上記の課題に鑑みて創作されたものであって、カバーの取り外しが容易な扇風機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
本発明の扇風機は、一対のインペラを有する扇風機であって、環状の環状部を有し、前記一対のインペラの間に設けられるカバー取付部材と、前記環状部に位置決めされた状態で前記カバー取付部材に第１ネジにより取り付けられ、前記一対のインペラの一方を覆う第１カバーと、前記環状部に位置決めされた状態で前記カバー取付部材に第２ネジにより取り付けられ、前記一対のインペラの他方を覆う第２カバーと、を備え、前記第１ネジと前記第２ネジは、互いに独立して前記カバー取付部材に取り付けられ、少なくとも一方が前記扇風機の外部に露出する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明によれば、カバーの取り外しが容易な扇風機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【０００８】
実施形態に係る扇風機を前方側から見た全体斜視図である。
実施形態に係る扇風機を後方側から見た全体斜視図である。
実施形態に係る扇風機の送風ヘッドを前方側から見た一部分解斜視図である。
実施形態に係る扇風機の送風ヘッドを後方側から見た一部分解斜視図である。
実施形態に係る扇風機の送風ヘッドを上方側から見た一部透過上面図である。
図５におけるＶＩ－ＶＩ断面の断面図である。
図５におけるＶＩＩ－ＶＩＩ断面の断面図である。
（ａ）は、前側カバーを後方側から見た背面図であり、（ｂ）は、環状部を前方側から見た正面図である。
（ａ）は、環状部を後方側から見た背面図であり、（ｂ）は、後側カバーを前方側から見た正面図である。
【発明を実施するための形態】
【０００９】
図面を参照して本発明の実施形態について説明する。図１及び図２に示すように、本実施形態に係る扇風機１は、卓上用の小型の扇風機１であり、二重反転式とされ、本体部１０と、本体部１０の上側に設けられた送風ヘッド２０とを備えている。本体部１０の前面側には、使用者が扇風機１の電源のオンオフや送風ヘッド２０の送風速度、左右方向への首振りの有無等を制御するための制御摘み１２が設けられている。扇風機１では、使用者が制御摘み１２を操作することにより、送風ヘッド２０から送風させることができる。以下では、本体部１０の制御摘み１２が設けられた側（送風流路の下流側）を扇風機１の前側、その反対側を後側とし、本体部１０を前側から見たときの右側及び左側を扇風機１の右側及び左側として説明する。
【００１０】
本体部１０は、卓上等に載置される略円板状の載置部１４と、載置部１４に対して上下方向に沿った軸周りに回転することで左右に首振りする略円柱状の回転部１６と、を有している。本体部１０の内部には、制御摘み１２の操作に基づいて扇風機１の動作を制御する制御機構、回転部１６を左右に首振りさせるための首振りモータ（不図示）、モータに接続されて回転部１６の左右の首振りを実現する首振り機構（不図示）等が収納されている。また、回転部１６の上面には、上方に略矩形状に開口する開口部１６ａが設けられている。送風ヘッド２０の下端部は、開口部１６ａ内で本体部１０に対して上下方向に首振り可能に支持されている。送風ヘッド２０は、回転部１６と共に左右方向に回転する。
（【００１１】以降は省略されています）

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