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公開番号2025093183
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-23
出願番号2023208767
出願日2023-12-11
発明の名称回転器具
出願人株式会社ゲットクリーンエナジー
代理人個人
主分類F04D 25/08 20060101AFI20250616BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約【課題】 回転する部材と接続して、その部材の効率的な回転を支援する回転器具を提供する。
【解決手段】 固定側部品30と、固定側部品30に対して相対的に回転する回転側部品20とを有し、回転側部品20に結合された被回転体が、固定側部品30に対して回転できるようにする回転器具である。回転側部品20は、下端に開口する開口部21、及び、開口部に連なる凹部22と、凹部22の中心位置から伸びる円柱部分24とを有し、固定側部品30は、回転側部品20の円柱部分24を受け入れる孔部31と、凹部22に挿入される凹部挿入部32とを有している。円柱部分24先端の円錐形状部分25の先が孔部31の底面に接触し、回転側部品20の凹部22と、固定側部品30の凹部挿入部32との係合により円柱部分24の重力方向からのズレが規制される。
【選択図】図2

特許請求の範囲【請求項1】
第1の部品と、前記第1の部品に対して相対的に回転可能な第2の部品とを有し、前記第2の部品に結合された被回転体の前記第1の部品に対する回転を可能にする回転器具であって、
前記第2の部品は、下端に開口する開口部、及び、前記開口部に連なる、該開口部より広い面積の空間部分を備える凹部と、前記凹部の中心位置から前記開口部を突き抜けて下方に伸びる円柱部分とを有し、
前記第1の部品は、前記第2の部品の前記円柱部分を受け入れる孔部と、前記凹部の前記空間部分に挿入される凹部挿入部とを有し、
前記第2の部品の前記円柱部分の先端に設けられた円錐形状部分の先が、前記第1の部品の前記孔部の底面に、直接又は軸受を介して接触し、
前記第2の部品の前記凹部と、前記第1の部品の前記凹部挿入部との係合により前記円柱部分の重力方向からのズレが規制されている、回転器具。
続きを表示(約 490 文字)【請求項2】
請求項1に記載の回転器具であって、
前記第1の部品、及び、前記第2の部品が金属で成形されている回転器具。
【請求項3】
請求項2に記載の回転器具であって、
前記第2の部品の前記円錐形状部分が潤滑油に囲まれている回転器具。
【請求項4】
請求項1に記載の回転器具であって、
前記第1の部品、及び、前記第2の部品が合成樹脂で成形されている回転器具。
【請求項5】
請求項4に記載の回転器具であって、
前記第2の部品の前記円錐形状部分が金属で覆われている回転器具。
【請求項6】
請求項1に記載の回転器具であって、
前記第1の部品の、前記第2の部品の前記円錐形状部分を囲む部位に、外界と連通する複数の通気孔が設けられている回転器具。
【請求項7】
請求項1に記載の回転器具であって、
前記軸受は、中心に配置された一個の小径の球状転動体と、前記球状転動体の周囲に配置された、前記球状転動体よりも径が大きい複数の球状転動体とを備える回転器具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、被回転体の回転を支援する回転器具に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
回転する部材は、自動車、おもちゃ、電気製品等、多くの製品に含まれている。
例えば、下記特許文献1には、図8に示すように、羽根車3が回転して、水平方向に360度送風できる扇風機1が記載されている。この扇風機1は、スタンド2の内部に、電動機と、その回転力を羽根車3に伝える回転軸とが収納されている。羽根車3は、金網で作られてガード部4で覆われている。
【0003】
回転する部材と固定部材との、接触荷重が加わる箇所での接触面積が大きい場合は、回転部材の回転効率が低下する。また、回転に伴って、回転軸の回転中心や回転角度にズレが生じる場合は、回転軸の揺れが発生して、静粛性が損なわれたり、回転効率が悪化したりすることが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-127216号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、回転する部材と接続して、その部材の回転機構として効率的な回転を実現する回転器具を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、第1の部品と、前記第1の部品に対して相対的に回転する第2の部品とを有し、前記第2の部品に結合された被回転体が、前記第1の部品に対して回転できるようにする回転器具である。そして、前記第2の部品は、下端に開口する開口部、及び、前記開口部に連なる、該開口部より広い面積の空間部分を備える凹部と、前記凹部の中心位置から前記開口部を突き抜けて下方に伸びる円柱部分とを有し、前記第1の部品は、前記第2の部品の前記円柱部分を受け入れる孔部と、前記凹部の前記空間部分に挿入される凹部挿入部とを有している。また、前記第2の部品の前記円柱部分の先端に設けられた円錐形状部分の先が、前記第1の部品の前記孔部の底面に、直接または軸受を介して接触し、前記第2の部品の前記凹部と、前記第1の部品の前記凹部挿入部との係合により前記円柱部分の重力方向からのズレが規制されている。
【0007】
この回転器具では、被回転体の重量を、第1の部品の孔部底面に接触する第2の部品の円柱部分の先端で支えているが、この先端には円錐形状が形成されているため、第1の部品の孔部底面との接触面積が小さい。そのため、高い回転効率が維持できる。また、第2の部品の凹部と、第1の部品の凹部挿入部との係合により、円柱部分の揺れの発生が抑えられるため、円柱部分先端の円錐形状と第1の部品の孔部底面との接触位置がズレたり、円柱部分が傾いたりする事態が防止できる。
【0008】
また、この回転器具は、前記第1の部品、及び、前記第2の部品が金属で成形される。
【0009】
また、金属で成型された前記第2の部品の前記円錐形状部分を潤滑油で囲むようにしても良い。
そうすることで、第2の部品の円錐形状部分と、第1の部品の孔部底面との摩擦を減らし、摩耗を防ぎ、摩擦熱の発生を抑えることができる。
【0010】
また、この回転器具は、前記第1の部品、及び、前記第2の部品が合成樹脂で成形されても良い。
(【0011】以降は省略されています)

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