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公開番号
2025099678
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023216530
出願日
2023-12-22
発明の名称
医療用ポンプ
出願人
株式会社メテク
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
F04C
5/00 20060101AFI20250626BHJP(液体用容積形機械;液体または圧縮性流体用ポンプ)
要約
【課題】チューブの摩耗を抑制することができる医療用ポンプを提供することができる。
【解決手段】医療用ポンプ1は、複数のローラ50を有し、回転可能に構成されたロータ11と、ロータ11との間にチューブ扱き部30を形成するように構成されたステータ12と、チューブ扱き部30の入口側においてチューブを挟んで保持する入口保持部110と、チューブ扱き部30の出口側においてチューブを挟んで保持する出口保持部111と、を有するチューブ固定部100と、を備える。チューブ固定部100は、チューブ扱き部30の入口側においてチューブを保持するときの入口保持部110の隙間D1が、チューブ扱き部30の出口側においてチューブを保持するときの出口保持部111の隙間D2より小さくなるように構成されている。
【選択図】図14
特許請求の範囲
【請求項1】
医療用ポンプであって、
複数のローラを有し、回転可能に構成されたロータと、
前記ロータとの間にチューブ扱き部を形成するように構成されたステータと、
前記チューブ扱き部の入口側においてチューブを挟んで保持する入口保持部と、前記チューブ扱き部の出口側において前記チューブを挟んで保持する出口保持部と、を有するチューブ固定部と、を備え、
前記チューブ固定部は、前記チューブ扱き部の入口側において前記チューブを保持するときの前記入口保持部の隙間が、前記チューブ扱き部の出口側において前記チューブを保持するときの前記出口保持部の隙間より小さくなるように構成されている、医療用ポンプ。
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【請求項2】
前記チューブ固定部は、前記入口保持部が前記チューブを保持する力が、ポンプの動作による前記チューブの引き込み力より大きく、前記出口保持部が前記チューブを保持する力が、前記ポンプの動作による前記チューブの押出し力より小さくなるように構成されている、請求項1に記載の医療用ポンプ。
【請求項3】
前記入口保持部は、互いに対向し間に前記チューブが挟み込まれる第1の面と第2の面とを有し、
前記出口保持部は、互いに対向し間に前記チューブが挟み込まれる第3の面と第4の面とを有する、請求項1に記載の医療用ポンプ。
【請求項4】
前記ステータを保持するように構成されたベースをさらに備え、
前記ステータは、前記ベースに対し移動して前記ベースの一部に対し進退するように構成され、
前記ステータは、前記入口保持部の前記第1の面と前記出口保持部の前記第3の面を含み、
前記ベースは、前記入口保持部の前記第2の面と前記出口保持部の前記第4の面を含む、請求項3に記載の医療用ポンプ。
【請求項5】
前記ステータを前記ロータに対し進退させて前記チューブ扱き部を開閉する開閉機構をさらに備え、
前記開閉機構は、前記ステータを前記ベースの一部に対し進退させる、請求項4に記載の医療用ポンプ。
【請求項6】
前記第1の面、前記第2の面、前記第3の面及び前記第4の面は、V字形状又はU字形状を有する、請求項3に記載の医療用ポンプ。
【請求項7】
前記第1の面及び前記第3の面は、U字形状を有し、
前記第2の面及び前記第4の面は、V字形状を有する、請求項6に記載の医療用ポンプ。
【請求項8】
前記チューブ固定部は、
チューブ差込み口と、
前記チューブ差込み口から前記入口保持部に前記チューブをガイドするガイド部と、をさらに備える、請求項1に記載の医療用ポンプ。
【請求項9】
前記チューブ固定部は、
チューブ差込み口と、
前記チューブ差込み口から前記出口保持部に前記チューブをガイドするガイド部と、をさらに備える、請求項1に記載の医療用ポンプ。
【請求項10】
前記チューブ固定部は、
チューブ差込み口と、
前記チューブが前記入口保持部から前記チューブ差込み口の反対側にずれて保持されることを抑制する抑制部と、をさらに備える、請求項1に記載の医療用ポンプ。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、医療用ポンプに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、液体が流れるチューブを扱いてチューブ内の液体を圧送するポンプが知られている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-204462号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、上述のようなポンプでは、入口側と出口側の両方においてチューブを強い力で固定している。このため、ポンプの作動によりチューブが扱かれ引っ張られたときに、チューブを固定するポンプの固定部とチューブとの間に摩擦が生じて、チューブが摩耗する可能性がある。
【0005】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、チューブの摩耗を抑制することができる医療用ポンプを提供することをその目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、鋭意検討した結果、チューブ固定部は、チューブ扱き部の入口側においてチューブを保持するときの入口保持部の隙間が、チューブ扱き部の出口側においてチューブを保持するときの出口保持部の隙間より小さくなるように構成されることにより、上記問題を解決できることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明は以下の態様を含む。
(1)医療用ポンプであって、複数のローラを有し、回転可能に構成されたロータと、前記ロータとの間にチューブ扱き部を形成するように構成されたステータと、前記チューブ扱き部の入口側においてチューブを挟んで保持する入口保持部と、前記チューブ扱き部の出口側において前記チューブを挟んで保持する出口保持部と、を有するチューブ固定部と、を備え、前記チューブ固定部は、前記チューブ扱き部の入口側において前記チューブを保持するときの前記入口保持部の隙間が、前記チューブ扱き部の出口側において前記チューブを保持するときの前記出口保持部の隙間より小さくなるように構成されている、医療用ポンプ。
(2)前記チューブ固定部は、前記入口保持部が前記チューブを保持する力が、ポンプの動作による前記チューブの引き込み力より大きく、前記出口保持部が前記チューブを保持する力が、前記ポンプの動作による前記チューブの押出し力より小さくなるように構成されている、(1)に記載の医療用ポンプ。
(3)前記入口保持部は、互いに対向し間に前記チューブが挟み込まれる第1の面と第2の面とを有し、前記出口保持部は、互いに対向し間に前記チューブが挟み込まれる第3の面と第4の面とを有する、(1)又は(2)に記載の医療用ポンプ。
(4)前記ステータを保持するように構成されたベースをさらに備え、前記ステータは、前記ベースに対し移動して前記ベースの一部に対し進退するように構成され、前記ステータは、前記入口保持部の前記第1の面と前記出口保持部の前記第3の面を含み、前記ベースは、前記入口保持部の前記第2の面と前記出口保持部の前記第4の面を含む、(3)に記載の医療用ポンプ。
(5)前記ステータを前記ロータに対し進退させて前記チューブ扱き部を開閉する開閉機構をさらに備え、前記開閉機構は、前記ステータを前記ベースの一部に対し進退させる、(4)に記載の医療用ポンプ。
(6)前記第1の面、前記第2の面、前記第3の面及び前記第4の面は、V字形状又はU字形状を有する、(3)から(5)に記載の医療用ポンプ。
(7)前記第1の面及び前記第3の面は、U字形状を有し、前記第2の面及び前記第4の面は、V字形状を有する、(6)に記載の医療用ポンプ。
(8)前記チューブ固定部は、チューブ差込み口と、前記チューブ差込み口から前記入口保持部に前記チューブをガイドするガイド部と、をさらに備える、(1)から(7)のいずれか一項に記載の医療用ポンプ。
(9)前記チューブ固定部は、チューブ差込み口と、前記チューブ差込み口から前記出口保持部に前記チューブをガイドするガイド部と、をさらに備える、(1)から(8)のいずれか一項に記載の医療用ポンプ。
(10)前記チューブ固定部は、チューブ差込み口と、前記チューブが前記入口保持部から前記チューブ差込み口の反対側にずれて保持されることを抑制する抑制部と、をさらに備える、(1)から(9)のいずれか一項に記載の医療用ポンプ。
(11)前記チューブ固定部は、チューブ差込み口と、前記チューブが前記出口保持部から前記チューブ差込み口の反対側にずれて保持されることを抑制する抑制部と、をさらに備える、(1)から(10)のいずれか一項に記載の医療用ポンプ。
(12)前記入口保持部の前記隙間の大きさを調整する調整部をさらに備える、(1)から(11)のいずれか一項に記載の医療用ポンプ。
(13)医療用ポンプであって、複数のローラを有し、回転可能に構成されたロータと、前記ロータとの間にチューブ扱き部を形成するように構成されたステータと、前記チューブ扱き部の入口側においてチューブを挟んで保持する入口保持部と、前記チューブ扱き部の出口側において前記チューブを挟んで保持する出口保持部と、を有するチューブ固定部と、を備え、前記チューブ固定部は、前記出口保持部が前記チューブを保持する力が、前記入口保持部が前記チューブを保持する力より小さくなるように構成されている、医療用ポンプ。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、チューブの摩耗を抑制することができる医療用ポンプを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
医療用ポンプの構成の一例を説明するための正面図である。
医療用ポンプの構成の一例を説明するための、左側面側から見た斜視図である。
医療用ポンプの構成の一例を説明するための、右側面側から見た斜視図である。
医療用ポンプの構成の一例を説明するための、背面側から見た斜視図である。
開閉機構のカム機構を説明するための断面図である。
開閉機構のカム機構においてステータが上昇した状態を説明するための断面図である。
開閉機構によりチューブ扱き部が開放された状態を説明するための正面図である。
開閉機構によりチューブ扱き部が開放された状態を説明するための、左側面側から見た斜視図である。
開閉機構によりチューブ扱き部が開放された状態を説明するための、左側面図である。
開閉機構によりチューブ扱き部が開放された状態を説明するための、右側面側から見た斜視図である。
開閉機構によりチューブ扱き部が開放された状態を説明するための、右側面図である。
引き込み力P2及び押出し力P4の測定方法を説明するための図である。
開閉機構によりチューブ扱き部が開放され、チューブが差し込まれた状態を説明するための正面図である。
(a)は、チューブが入口保持部の隙間D1に保持された状態を説明するための図であり、(b)は、チューブが出口保持部の隙間D2に保持された状態を説明するための図である。
入口側のチューブ保持部の隙間の大きさを調整する調整部の一例を説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して、本発明の好ましい実施の形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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