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公開番号2025099067
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023215429
出願日2023-12-21
発明の名称情報処理装置
出願人三菱電機モビリティ株式会社
代理人弁理士法人ぱるも特許事務所
主分類H04L 25/02 20060101AFI20250626BHJP(電気通信技術)
要約【課題】通信回路と外部との間の通信データそのものの解析を行わず、間接的な情報により、通信回路の通信データの送受信状態の異常の有無を判定することができる情報処理装置を提供する。
【解決手段】情報処理回路と、通信回路と、通信回路に電力を供給する電力供給回路と、電力供給回路を流れる電流を検出する電流検出回路と、を備えた情報処理装置であって、情報処理回路は、電流の検出情報に対して、周波数解析及び時間波形の取得の一方又は双方を行い、周波数解析の結果及び前記時間波形の一方又は双方に基づいて、通信回路の通信データの送受信状態の異常の有無を判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
情報処理回路と、
前記情報処理回路が外部の情報処理装置との間で通信を行う通信回路と、
前記通信回路に電力を供給する電力供給回路と、
前記電力供給回路を流れる電流を検出する電流検出回路と、を備え、
前記情報処理回路は、前記電流検出回路による電流の検出情報に対して、周波数解析及び時間波形の取得の一方又は双方を行い、前記周波数解析の結果及び前記時間波形の一方又は双方に基づいて、前記通信回路の通信データの送受信状態の異常の有無を判定する情報処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記電流検出回路として、前記通信回路への電流供給線に接続されたデカップリングコンデンサに流れる電流を検出するコンデンサ電流検出回路が設けられ、
前記情報処理回路は、前記コンデンサ電流検出回路による前記電流の検出情報に対して、前記周波数解析及び前記時間波形の取得の一方又は双方を行う請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記コンデンサ電流検出回路は、前記デカップリングコンデンサに流れる電流の包絡線の振幅を検出する検波回路を有し、
前記情報処理回路は、前記電流の検出情報として、前記検波回路による前記デカップリングコンデンサに流れる電流の前記包絡線の振幅を用いる請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記電流検出回路として、前記通信回路への電流供給線を流れる電流を検出する供給線電流検出回路が設けられ、
前記情報処理回路は、前記供給線電流検出回路による前記電流の検出情報に対して、前記周波数解析及び前記時間波形の取得の一方又は双方を行う請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記供給線電流検出回路は、デカップリングコンデンサが接続された前記電流供給線の接続箇所よりも電源側の前記電流供給線の部分を流れる電流を検出する請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記供給線電流検出回路は、前記電流供給線に流れる電流の包絡線の振幅を検出する検波回路を有し、
前記情報処理回路は、前記電流の検出情報として、前記検波回路による前記電流供給線に流れる電流の前記包絡線の振幅を用いる請求項4に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記情報処理回路は、前記電流の検出情報の前記周波数解析の結果を、予め設定された異常有り時又は異常無し時の前記周波数解析の結果と比較する周波数比較、及び前記電流の検出情報の前記時間波形を、予め設定された異常有り時又は異常無し時の前記時間波形と比較する時間波形比較の一方又は双方を行って、前記異常の有無を判定する請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記情報処理回路は、前記周波数解析の結果を引数とし前記異常の有無を戻り値とする予め設定された周波数解析結果の判定関数に対して、現在の前記電流の検出情報の前記周波数解析の結果を入力して前記異常の有無の出力を得る周波数関数判定、及び前記時間波形を引数とし前記異常の有無を戻り値とする予め設定された時間波形の判定関数に対して、現在の前記電流の検出情報の前記時間波形を入力して前記異常の有無の出力を得る時間波形関数判定の一方又は双方を行って、前記異常の有無を判定する請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記情報処理回路は、前記情報処理回路と前記通信回路との間の単位時間当たりのデータ通信量を、前記電流検出回路による前記電流の検出情報の相当値である通信量相当電流情報に変換し、前記通信量相当電流情報に対して、周波数解析及び時間波形の取得の一方又は双方を行い、
前記通信量相当電流情報の前記周波数解析の結果と前記電流の検出情報の前記周波数解析の結果とを比較する相互周波数比較、及び前記通信量相当電流情報の前記時間波形と前記電流の検出情報の前記時間波形とを比較する相互時間波形比較の一方又は双方を行って、前記異常の有無を判定する請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記情報処理回路は、前記情報処理回路と前記通信回路との間の単位時間当たりのデータ通信量を表す通信量情報に対して、周波数解析及び時間波形の取得の一方又は双方を行い、前記周波数解析の結果及び前記時間波形の一方又は双方に基づいて、前記通信回路の通信データの送受信状態の異常の有無を判定する請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この本開示は、情報処理装置に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1の技術では、車両に搭載されている複数のECUの消費電流を把握するために、各ECUの消費電流のデータテーブルが作成される。各ECUの動作状態及び電源電流に基づいて、各ECUの暗電流及び動作電流が繰り返し推定され、データテーブルが作成される。
【0003】
特許文献2の技術では、電力線通信(PLC)において、電力線に挿入したウイルス除去装置に関する。PLCは、ACコンセント(日本ではAC100V/50Hz・60Hz)に高周波の通信データを重畳することで、電力ケーブルでデータ通信するための技術である。電力線に重畳された通信データそのものの波形を監視し、あらかじめ登録されたウイルスパターン波形と比較することで、ウイルスが検出・除去される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-83917号公報
特開2003-23377号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1の技術は、単に各ECUの消費電流のデータテーブルが作成されるだけであり、通信回路の通信データの送受信状態の異常の有無は判定されない。
【0006】
特許文献2の技術は、分波器によって電力線から通信データそのものを抽出し、その波形を解析することでウイルスによる通信を検出する技術である。しかし、本開示のように、通信回路と外部との間の通信データそのものの解析を行わず、間接的な情報により、通信回路の通信データの送受信状態の異常の有無を判定する場合に対応できない。
【0007】
そこで、本開示の目的は、通信回路と外部との間の通信データそのものの解析を行わず、間接的な情報により、通信回路の通信データの送受信状態の異常の有無を判定することができる情報処理装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示に係る第1の情報処理装置は、
情報処理回路と、
前記情報処理回路が外部の情報処理装置との間で通信を行う通信回路と、
前記通信回路に電力を供給する電力供給回路と、
前記電力供給回路を流れる電流を検出する電流検出回路と、を備え、
前記情報処理回路は、前記電流検出回路による電流の検出情報に対して、周波数解析及び時間波形の取得の一方又は双方を行い、前記周波数解析の結果及び前記時間波形の一方又は双方に基づいて、前記通信回路の通信データの送受信状態の異常の有無を判定するものである。
【0009】
本開示に係る第2の情報処理装置は、
情報処理回路と
前記情報処理回路が外部の情報処理装置との間で通信を行う通信回路と、を備え、
前記情報処理回路は、前記情報処理回路と前記通信回路との間の単位時間当たりのデータ通信量を表す通信量情報に対して、周波数解析及び時間波形の取得の一方又は双方を行い、前記周波数解析の結果及び前記時間波形の一方又は双方に基づいて、前記通信回路の通信データの送受信状態の異常の有無を判定するものである。
【発明の効果】
【0010】
本開示に係る第1の情報処理装置によれば、通信回路の消費電流は、通信回路が通信データを送受信しているときに増加し、送受信していないときに減少する。よって、通信回路への供給電流は、通信回路の通信データの送受信のオンオフに相関している。よって、電流検出回路による電流の検出情報に対して、周波数解析及び時間波形の取得の一方又は双方を行うことで、通信回路の通信データの送受信のオンオフの状態を間接的に把握することができ、通信回路の通信データの送受信状態の異常の有無を判定することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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