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公開番号
2025099078
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215449
出願日
2023-12-21
発明の名称
ワーク保管システム、ワーク保管装置、ワーク、細胞培養システム
出願人
三菱重工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20250626BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】構成が複雑化することなしに作業者によるワークの誤投入を抑える。
【解決手段】ワーク保管システムは、細胞培養装置で用いられるワークと、作業者により前記ワークを投入可能な投入部、及び、前記ワークを搬送装置により自動的に取り出し可能な取出し部を備え、内部に前記ワークを保管可能なワーク保管装置と、を備え、前記ワークは、前記ワーク保管装置の前記投入部に投入される投入方向から見て左右非対称な形状をなし、前記ワーク保管装置の前記投入部は、前記ワークが正しい向きである場合に前記ワークの投入を許容する一方で、前記ワークが誤った向きである場合に前記投入方向で前記ワークに突き当たり前記ワークの投入を規制する規制部を備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
細胞培養システム内で用いられるワークと、
前記ワークを投入可能な投入部、及び、前記ワークを取り出し可能な取出し部を備え、内部に前記ワークを保管可能なワーク保管装置と、を備え、
前記ワークは、前記ワーク保管装置の前記投入部に投入される投入方向から見て左右非対称な形状をなし、
前記ワーク保管装置の前記投入部は、前記ワークが正しい向きである場合に前記ワークの投入を許容する一方で、前記ワークが誤った向きである場合に前記投入方向で前記ワークに突き当たり前記ワークの投入を規制する規制部を備える
ワーク保管システム。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
前記ワークは、前記投入方向から見て左右非対称に形成された板部を備える
請求項1に記載のワーク保管システム。
【請求項3】
前記ワークは、上下方向に重ねられたワーク本体と、前記ワーク本体を下方から支持するワークトレイと、前記ワークトレイから上方に向かって延びるとともに前記投入方向と交差する方向に延びて前記ワーク本体及び前記ワークトレイを前記投入方向の両側から挟み込む複数の前記板部と、
を備える
請求項2に記載のワーク保管システム。
【請求項4】
前記板部は、上下方向に延びる第一縁部と、左右方向に延びる第二縁部と、隣接する前記第一縁部の端部と第二縁部の端部とを接続する面取り部と、を備える
請求項2に記載のワーク保管システム。
【請求項5】
前記ワークは、上下方向に延びるワーク本体と、前記ワーク本体を前記投入方向から見て左右方向の何れか一方でのみ支持するワークトレイと、を備え、
前記ワーク本体は、前記ワークトレイよりも上方に突出し、
前記規制部は、前記投入部の上部に設けられ、前記ワークが正しい向きである場合に前記投入方向への前記ワーク本体の変位を許容し、前記ワークが誤った向きである場合に前記投入方向で前記ワーク本体に突き当たり前記投入方向への前記ワーク本体の変位を規制する
請求項1に記載のワーク保管システム。
【請求項6】
投入されたワークを収容するためのワーク保管装置であって、
投入方向から見て左右非対称な形状をなす前記ワークを投入可能な投入部を備え、
前記投入部は、
前記ワークが正しい向きの場合に前記ワークの投入を許容する一方で、前記ワークが誤った向きの場合に前記投入方向で前記ワークに突き当たり前記ワークの投入を規制する規制部を備える
ワーク保管装置。
【請求項7】
ワーク保管装置の投入部から投入されることでワーク保管装置に保管されるワークであって、
投入方向から見て左右非対称に形成された規制部を有した前記投入部に正しい向きで投入された場合に前記規制部に接触しない一方で、前記投入部に誤った向きで投入された場合に前記規制部に突き当たるように構成された、左右非対称な形状を有したワーク。
【請求項8】
前記投入部に正しい向きで投入された場合に前記規制部に接触しない一方で、前記投入部に誤った向きで投入された場合に前記規制部に突き当たる投入方向から見て左右非対称に形成された板部を備える
請求項7に記載のワーク。
【請求項9】
前記板部は、上下方向に延びる第一縁部と、左右方向に延びる第二縁部と、隣接する前記第一縁部の端部と第二縁部の端部とを接続する面取り部と、を備える
請求項8に記載のワーク。
【請求項10】
請求項1に記載のワーク保管システムを収容するストッカと、
前記ワークに分注操作を行う液操作エリアを有するクリーンベンチと、
前記ワークに収容された培養液内の細胞を増殖させる培養エリアを有するインキュベータと、
前記ストッカ内に設けられて、前記ワークを把持して前記ワーク保管システムから前記ワークを取出し可能なストッカ内搬送装置と、
を備える細胞培養システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、ワーク保管システム、ワーク保管装置、ワーク、細胞培養システムに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、細胞継代における細胞回収のみを行う細胞回収装置が記載されている。この特許文献1の細胞回収装置では、ロボットアームによって培養容器を把持して移動させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-136901号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、特許文献1のように培養容器などのワークを自動的に搬送する細胞培養システムでは、例えば、作業者が誤った向きでワークを投入してしまう誤投入が発生すると、ロボットアーム等の搬送装置が誤った向きのままワークを把持して搬送してしまい、対象ワークのアドレスに齟齬が発生し、細胞培養に支障をきたす可能性がある。さらに、センサーなどを用いて誤投入を検知しようとすると構成が複雑化してコストが上昇してしまうという課題がある。
【0005】
本開示は上記課題を解決するためになされたものであって、構成が複雑化することなしに作業者による誤投入を抑えることができるワーク保管システム、ワーク保管装置、ワーク、細胞培養システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るワーク保管システムは、細胞培養システム内で用いられるワークと、作業者により前記ワークを投入可能な投入部、及び、前記ワークを搬送装置により自動的に取り出し可能な取出し部を備え、内部に前記ワークを保管可能なワーク保管装置と、を備え、前記ワークは、前記ワーク保管装置の前記投入部に投入される投入方向から見て左右非対称な形状をなし、前記ワーク保管装置の前記投入部は、前記ワークが正しい向きである場合に前記ワークの投入を許容する一方で、前記ワークが誤った向きである場合に前記投入方向で前記ワークに突き当たり前記ワークの投入を規制する規制部を備える。
【0007】
本開示の一態様に係るワーク保管装置は、作業者により投入されたワークを収容するためのワーク保管装置であって、投入方向から見て左右非対称な形状をなす前記ワークを投入可能な投入部を備え、前記投入部は、前記ワークが正しい向きの場合に前記ワークの投入を許容する一方で、前記ワークが誤った向きの場合に前記投入方向で前記ワークに突き当たり前記ワークの投入を規制する規制部を備える。
【0008】
本開示の一態様に係るワークは、ワーク保管装置の投入部から投入されることでワーク保管装置に保管されるワークであって、投入方向から見て左右非対称に形成された規制部を有した前記投入部に正しい向きで投入された場合に前記規制部に接触しない一方で、前記投入部に誤った向きで投入された場合に前記規制部に突き当たる、左右非対称な形状を有している。
【0009】
本開示の一態様に係る細胞培養システムは、上記ワーク保管システムを収容するストッカと、前記ワークに分注操作を行う液操作エリアを有するクリーンベンチと、前記ワークに収容された培養液内の細胞を増殖させる培養エリアを有するインキュベータと、前記ストッカ内に設けられて、前記ワークを把持して前記ワーク保管システムから前記ワークを取出し可能なストッカ内搬送装置と、を備える。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、構成が複雑化することなしに作業者による誤投入を抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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