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公開番号
2025099366
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215982
出願日
2023-12-21
発明の名称
弦楽器用押弦補助具及び弦楽器
出願人
個人
代理人
個人
主分類
G10G
7/00 20060101AFI20250626BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】演奏中に弦を押さえる手の指が届かない位置のベース音を選択して押弦し演奏することができ、また、ベース音を鳴らしながらでも運指の拘束の無い4本の指での演奏を行うことの可能な、弦楽器用押弦補助具を提供する。
【解決手段】ネック部12を有する弦楽器10に取り付けられ、かつ、押弦部35を備えた弦楽器用押弦補助具30であって、弦楽器10に取り付けられ、かつ、押弦部35を弦の長手方向に移動可能に支持する第1ガイド部材と、弦楽器10の演奏者の手の指で操作されて弦の長手方向に移動される操作部34と、操作部34の移動をガイドする第2ガイド部材と、操作部34の移動力で押弦部35を第1ガイド部材に沿って移動させ、かつ、操作部34の移動量に対する押弦部35の移動量を拡大させる移動量拡大機構36と、を有する。
【選択図】図1B
特許請求の範囲
【請求項1】
ネック部を有する弦楽器に取り付けられ、かつ、前記弦楽器の弦を押弦する押弦部を備えた弦楽器用押弦補助具であって、
前記弦楽器に取り付けられ、かつ、前記押弦部を前記弦の長手方向に移動可能に支持する第1ガイド部材と、
前記弦楽器の演奏者の手の指で操作されて前記弦の長手方向に移動される操作部と、
前記操作部の移動をガイドする第2ガイド部材と、
前記操作部の移動力で前記押弦部を前記第1ガイド部材に沿って移動させ、かつ、前記操作部の移動量に対する前記押弦部の移動量を拡大させる移動量拡大機構と、
を有する、弦楽器用押弦補助具。
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【請求項2】
請求項1記載の弦楽器用押弦補助具であって、
前記押弦部は、
前記第1ガイド部材により前記弦の長手方向に移動可能に支持された支持台と、
前記支持台に設けられ、かつ、複数の弦に押し付けられる接触部材と、
前記接触部材を前記弦に向けて付勢するスプリングと、
を有する、弦楽器用押弦補助具。
【請求項3】
請求項2記載の弦楽器用押弦補助具であって、
前記操作部は、
演奏者の手の指で操作される操作棒と、
前記操作棒が固定されたホルダと、
を有し、
前記移動量拡大機構は、
前記第2ガイド部材に回転可能にそれぞれ設けられた複数のプーリと、
複数の前記プーリに巻き掛けられたベルトと、
前記ベルトと前記押弦部とを連結する連結部材と、
を備えている、弦楽器用押弦補助具。
【請求項4】
請求項2記載の弦楽器用押弦補助具であって、
前記操作部は、
演奏者の手の指で操作される操作ベルトと、
前記操作ベルトが固定されたホルダと、
を有し、
前記操作ベルトが巻き掛けられ、かつ、前記弦楽器へ取り付けられた複数の支持プーリが、更に設けられ、
前記移動量拡大機構は、
前記第2ガイド部材に回転可能にそれぞれ設けられた複数のプーリと、
複数の前記プーリに巻き掛けられたベルトと、
前記ベルトと前記押弦部とを連結する連結部材と、
を備えている、弦楽器用押弦補助具。
【請求項5】
請求項2記載の弦楽器用押弦補助具であって、
前記操作部は、
演奏者の手の指で操作される操作棒と、
前記操作棒が固定されたホルダと、
を有し、
前記移動量拡大機構は、
前記ホルダと前記支持台とを動力伝達可能に連結するラック・アンド・ピニオン機構と、
を備えている、弦楽器用押弦補助具。
【請求項6】
ボディと、前記ボディに固定されたネック部と、前記ネック部に設けられたヘッド部と、前記ボディ、前記ネック部及び前記ヘッド部に亘って張られた弦と、前記弦を押弦する弦楽器用押弦補助具と、を備えた弦楽器であって、
前記弦楽器用押弦補助具は、
前記弦楽器の弦を押弦する押弦部と、
前記弦楽器に取り付けられ、かつ、前記押弦部を前記弦の長手方向に移動可能に支持する第1ガイド部材と、
前記弦楽器の演奏者の手の指で操作されて前記弦の長手方向に移動される操作部と、
前記操作部の移動をガイドする第2ガイド部材と、
前記操作部の移動力で前記押弦部を前記第1ガイド部材に沿って移動させ、かつ、前記操作部の移動量に対する前記押弦部の移動量を拡大させる移動量拡大機構と、
を有する弦楽器。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、弦楽器用押弦補助具及び弦楽器に関する。特に、ネックを有する弦楽器の弦を演奏者の指以外の物体で押弦することのできる弦楽器用押弦補助具、及び弦楽器に関する。
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【背景技術】
【0002】
ネックを有する弦楽器の弦を演奏者の指以外の物体で押弦することのできる弦楽器用押弦補助具、及び弦楽器の一例が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されている弦楽器用押弦補助具は、弦楽器のネック側に位置するとともに該ネックに沿って移動可能なネック側部材と、弦楽器の指板側に位置するとともにネック側部材に取り付けられて該ネック側部材とともに移動する指板側部材と、指板側部材に設けられ、指板の表側に張設された複数の弦に対してそれぞれ進退移動可能な複数の接触部材と、ネック側部材の移動位置を検出可能であって、検出した該ネック側部材の移動位置及び所定のタイミングに応じて接触部材を弦に対して進退移動させる制御部と、を備えている。
【0003】
特許文献1に記載されている制御部は、コンピュータや各種の情報端末などの入力手段に接続されて、入力手段から入力される各種データ(演奏する曲の音楽データや、弦を押えるコードデータなど)を受信することができる。また、制御部は、検知手段にも接続されていて、演奏補助具の移動位置を検出することができる。接触部材は、例えばソレノイドやリニアモータ、空圧アクチュエータ等の駆動手段によってそれぞれが対応する弦に対して進退移動できるように構成されている。そして、制御部は、受信したデータと、検出した演奏補助具の移動位置に基づき、演奏する曲に応じて所定の弦が所定の位置で押されるように、接触部材の駆動手段に指令を出力する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6468527号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載されている弦楽器用押弦補助具は、弦を押える側の手の指や腕の動きに支障がある人が弦楽器を簡単に演奏できるようにすることを目的としている。本開示は、ギター演奏者の演奏の幅を広げることを目的としており、特許文献1とは目的が異なる。特許文献1に記載されている弦楽器用押弦補助具及び弦楽器は、弦を押弦するために制御部、コンピュータ、駆動手段、検知手段等の電気的な手段を設けることで簡単に楽器を弾くことを可能にしている。それに対し、本開示では電気的手段に頼らずに演奏中に弦を押さえる手の指が届かない位置のベース音を選択して押弦可能とし、同時にベース音を鳴らしながらでも運指の拘束の無い4本の指での演奏を可能にしたもので、従来のギターでは不可能だった演奏を可能としている。
【0006】
特許文献1は本開示と弦を指以外の物体で押さえて音楽を演奏するという点では共通しているが、以上述べた通り、電気的手段に頼らず演奏中に弦を押さえる手の指が届かない位置のベース音を選択して押弦し演奏することや、ベース音を鳴らしながらでも運指の拘束の無い4本の指での演奏を行うことは考慮されていなかった。
【0007】
本開示の目的は、演奏中に弦を押さえる手の指が届かない位置のベース音を選択して押弦し演奏することができ、また、ベース音を鳴らしながらでも運指の拘束の無い4本の手の指での演奏を行うことの可能な、弦楽器用押弦補助具及び弦楽器を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本実施形態は、ネック部を有する弦楽器に取り付けられ、かつ、前記弦楽器の弦を押弦する押弦部を備えた弦楽器用押弦補助具であって、前記弦楽器に取り付けられ、かつ、前記押弦部を前記弦の長手方向に移動可能に支持する第1ガイド部材と、前記弦楽器の演奏者の手の指で操作されて前記弦の長手方向に移動される操作部と、前記操作部の移動をガイドする第2ガイド部材と、前記操作部の移動力で前記押弦部を前記第1ガイド部材に沿って移動させ、かつ、前記操作部の移動量に対する前記押弦部の移動量を拡大させる移動量拡大機構と、を有する弦楽器用押弦補助具を開示している。
【0009】
また、本実施形態は、ボディと、前記ボディに固定されたネック部と、前記ネック部に設けられたヘッド部と、前記ボディ、前記ネック部及び前記ヘッド部に亘って張られた弦と、前記弦を押弦する弦楽器用押弦補助具と、を備えた弦楽器であって、前記弦楽器用押弦補助具は、前記弦楽器の弦を押弦する押弦部と、前記弦楽器に取り付けられ、かつ、前記押弦部を前記弦の長手方向に移動可能に支持する第1ガイド部材と、前記弦楽器の演奏者の手の指で操作されて前記弦の長手方向に移動される操作部と、前記操作部の移動をガイドする第2ガイド部材と、前記操作部の移動力で前記押弦部を前記第1ガイド部材に沿って移動させ、かつ、前記操作部の移動量に対する前記押弦部の移動量を拡大させる移動量拡大機構と、を有する弦楽器を開示している。
【発明の効果】
【0010】
本開示よれば、演奏中に弦を押さえる手の指が届かない位置のベース音を選択して押弦し演奏することができ、また、ベース音を鳴らしながらでも運指の拘束の無い4本の手の指での演奏を行うことの可能な、弦楽器用押弦補助具及び弦楽器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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