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公開番号2025100649
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2025063985,2020180013
出願日2025-03-24,2020-10-12
発明の名称電子管楽器
出願人個人
代理人
主分類G10H 1/00 20060101AFI20250626BHJP(楽器;音響)
要約【課題】サックスなどの木管楽器に電子管楽器の機能を追加し、生音と電子音のどちらかを選択して演奏できる楽器が提案されてきたが、木管楽器はキーが多くあり、指操作を検出する有効なセンサーと検出手段がなかった。また電子楽器のピッチベントは木管楽器の演奏者には馴染みがなく使いにくいという問題もあった。
【解決手段】本発明はフォトセンサーの発光部を光変調することにより、また音階の決定に用いられるキーによってピッチベントを行う事により、これらの問題を解決している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
筒状体または長棒状で構成された楽器本体と前記楽器本体に設けられた複数の操作子と、
前記複数の操作子の押圧操作を検出する複数の検出器と、
検出器の出力をそれぞれの設定値と比較する複数の比較器と、
演奏者の息圧を検出する圧力センサーを備え、
前記複数の比較器のそれぞれの比較結果の単独または複数の組み合わせ及び、
前記圧力センサーで検出された息圧に応じて電子回路により楽音を発生する電子管楽器において、
前記複数の操作子の内、特定の音階決定に関与しない操作子の押圧操作によるキーの変位量を連続して検出し、前記変位量に応じて音程のピッチを変化させる事を特徴とする電子管楽器。
続きを表示(約 88 文字)【請求項2】
前記複数の検出器をサックスの複数の音孔内に配置して、それぞれの音孔を開閉する複数のタンポの位置で前記押圧操作を検出する請求項1記載の電子管楽器。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、楽器本体と、楽器本体に設けられた複数の操作子とを備え、複数の操作子の単独操作又は組み合わせ操作に応じて、楽器本体から発音される楽音を決定する電子管楽器または電子管楽器の機能を備えた木管楽器(例えばサックス)に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来の電子管楽器は演奏者の息圧を検出する圧力検出と指操作を行うキースイッチとリップセンサー及びピッチベントホイールなどを設け、電子回路により楽音を発生させるものがある(例えば、特許文献2)。
【0003】
しかしながら、専らサックスなどの通常の木管楽器を演奏している演奏者が従来の電子管楽器を演奏する場合に、例えばキースイッチを操作する時に通常の木管楽器のキーのストローク(可変範囲)や感触との大きな違いに違和感があり、またリップセンサーやピッチベントホイールの操作によるピッチベント奏法またはビブラート奏法については通常の管楽器の奏法とは全く関連性がない事など、異なる点が多いため、前記演奏者にとっては簡単に従来の電子管楽器を演奏する事が出来ないという問題がある。
【0004】
一方、サックスなどの通常の木管楽器は音量が大きく、楽器演奏用の防音設備がない住宅や集合住宅であっても練習したいという要望があるにも関わらず、電子楽器の様にスピーカーを消音して、ヘッドホンで聞きながら練習する事が出来ないという問題がある。
【0005】
前述の問題の一部を解決する一手段として磁石を操作子に、ホール素子を楽器の周面にそれぞれ固定して、サックスとして配置されていた操作子の押圧操作を検出し、その情報に応じて楽音を電子回路で発生させる特許文献1に記載の先行技術があるが、生楽器としてのサックスに必要な構造を維持した上で前記ホール素子からの出力電圧を確保するために前記磁石と前記ホール素子の距離を前記押圧操作中に接近させる必要があり、そのために前記操作子から離れた位置に前記磁石を配置する必要があり、本来アコースティックな木管楽器には不要な腕部(特許文献1の符号11a)が複数必要で体裁が悪くなり、また前記腕部の部材および取り付け及び磁石とホール素子との距離の調整が必要なため、製造コストが高くなるという欠点がある。
【0006】
また、前記磁石が楽器の周面に露出するため、前記磁石が例えば書類用クリップなどの身の回りにある様々な金属物を吸着すると、それが障害となって正常な動作が出来ないリスクがある。また仮に磁石をタンポ15または音孔6に配置出来たとしても、蓋部8が開いている場合に露出するため前記リスクを回避する事は出来ない。
【0007】
また、前記リスクに対処するために磁気シールド等などのカバーを前記磁石及び磁石の可動領域に取り付けた場合、操作子の数が多いサックスにおいては重量が増加し、使いづらくなるという欠点がある。また、カバーのための部品及び取り付けが必要になり製造コストが高くなるという欠点がある。またサックスとしての楽器の美観も悪くする。
【0008】
特許文献5では従来の管楽器であるトランペットにアタッチメントとして操作子を取り付け、マウスピースは圧力センサーを取り付けた物と交換し、電子音源で楽音を発生させる装置であり、位置検出手段として、フォトセンサーまたはマイクロスイッチを使用するか、または抵抗値の変化、または静電容量の変化によって行う事が示されている。
【0009】
しかしながら、フォトセンサーを使用した場合、シリンダ室(特許文献5の符号53)内に検出部が配置してあるため、前記シリンダ室の遮光効果により前記フォトセンサーの受光部への迷光90の入射を防ぐ事で、誤検出は回避できるが、前記シリンダ室かそれに代わる遮光部が必要になり、サックスの場合、標準として操作子が23個あり、それぞれに前記シリンダ室が必要となり製造コストが高くなるという欠点がある。
【0010】
また、マイクロスイッチを使用した場合は機械的な負荷が操作子にかかり、通常の管楽器の感触との違いに違和感があるという欠点がある。
(【0011】以降は省略されています)

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