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公開番号2025097671
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-01
出願番号2023214002
出願日2023-12-19
発明の名称電気自動車
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
主分類G10K 15/04 20060101AFI20250624BHJP(楽器;音響)
要約【課題】電気自動車において運転状態に応答して変化する人工音を発生させる技術に関して、ドライバが人工音をより楽しむことのできる機能を提供する。
【解決手段】電気自動車は、電気自動車の運転状態に応答して変化する人工音を生成し、電気自動車に搭載されたスピーカから人工音を出力するように構成された1又は複数のプロセッサを備えている。1又は複数のプロセッサは、さらに、電気自動車の周囲を走行している他車両の走行状況を認識し、認識された他車両の走行状況に応答して次の第1処理と第2処理の少なくとも1つを実行する。第1処理は、人工音の音源を変更する処理である。第2処理は、人工音と調和する調和音を生成し調和音を人工音に重畳してスピーカから出力する処理である。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
電気モータを駆動源として有する電気自動車であって、
前記電気自動車の運転状態に応答して変化する人工音を生成し、前記電気自動車に搭載されたスピーカから前記人工音を出力するように構成された1又は複数のプロセッサを備え、
前記1又は複数のプロセッサは、さらに、
前記電気自動車の周囲を走行している他車両の走行状況を認識し、
前記他車両の前記走行状況に応答して、前記人工音の音源を変更する第1処理と前記人工音と調和する調和音を生成し前記調和音を前記人工音に重畳して前記スピーカから出力する第2処理の少なくとも1つを実行する
ように構成されている
ことを特徴とする電気自動車。
続きを表示(約 680 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電気自動車であって、
複数種類の車種のそれぞれに対応する複数の音源を記憶する1又は複数の記憶装置をさらに備え、
前記1又は複数のプロセッサは、前記他車両が前記複数種類の車種のいずれかに該当する1又は複数の第1対象車両を含むときに前記第1処理を実行するように構成され、
前記1又は複数のプロセッサは、前記第1処理において、
前記1又は複数の第1対象車両の中の1つの選択対象車両を取得し、
前記人工音の前記音源を前記複数の音源のうち前記選択対象車両の車種に対応する音源に変更する
ように構成されている
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項3】
請求項1に記載の電気自動車であって、
前記1又は複数のプロセッサは、前記他車両が前記電気自動車と特定の位置関係にある1又は複数の第2対象車両を含むときに前記第2処理を実行するように構成され、
前記調和音は、前記1又は複数の第2対象車両のそれぞれに対応する1又は複数の調和音を含む
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項4】
請求項3に記載の電気自動車であって、
前記1又は複数の第2対象車両は、前記電気自動車の後続車両である
ことを特徴とする電気自動車。
【請求項5】
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電気自動車であって、
前記人工音は、エンジン車のエンジン音を模擬した擬似エンジン音である
ことを特徴とする電気自動車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電気モータを駆動源として有する電気自動車に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1は、電気自動車に搭載される音制御装置を開示している。特許文献1で開示される音制御装置は、エンジン車においてシフトチェンジの際に発生するエンジン音をリアルに表現するように擬似エンジン音を制御する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-215437号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電気モータは駆動音が小さいため、電気自動車を運転するドライバは、通常、電気自動車の運転状態を音で感じる機会に乏しい。そこで、擬似エンジン音等の電気自動車の運転状態に応答して変化する人工音を発生させることで、ドライバが電気自動車の運転を音で楽しむことを可能とする。例えば、擬似エンジン音は、ドライバに対してエンジン車を運転しているような臨場感を与えることができる。
【0005】
このような人工音をドライバがより楽しむことができる機能を提供することで、ユーザの満足度の向上を図ることができる。ドライバが楽しみを感じることの1つは、電気自動車の走行に関連した人工音の変化にあると考えられる。電気自動車の走行に関連する要素として、電気自動車の周囲を走行している他車両の走行状況の変化がある。本開示の1つの目的は、電気自動車の周囲を走行している他車両の走行状況の変化に着目して、人工音をドライバがより楽しむことができる機能を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の1つの観点は、電気モータを駆動源として有する電気自動車に関連する。電気自動車は、電気自動車の運転状態に応答して変化する人工音を生成し、電気自動車に搭載されたスピーカから人工音を出力するように構成された1又は複数のプロセッサを備えている。1又は複数のプロセッサは、さらに、電気自動車の周囲を走行している他車両の走行状況を認識し、認識された他車両の走行状況に応答して次の第1処理と第2処理の少なくとも1つを実行する。第1処理は、人工音の音源を変更する処理である。第2処理は、人工音と調和する調和音を生成し調和音を人工音に重畳してスピーカから出力する処理である。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、他車両の走行状況に応答して第1処理と第2処理が実行されることにより、他車両の走行状況の変化をスピーカから出力される人工音の変化に反映させることができる。これにより、ドライバが人工音をより楽しむことができる機能を提供することができる。結果として、電気自動車のユーザの満足度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施の形態に係る電気自動車と車両管理システムを示す概念図である。
車両管理システムの基本的な機能構成の例を示す概念図である。
音源変更機能の概要について説明するための概念図である。
調和音出力機能の概要について説明するための概念図である。
音源変更機能に関連する車両管理システムの機能構成及び車両管理システムが実行する処理の処理フローを示す図である。
調和音出力機能に関連する車両管理システムの機能構成及び車両管理システムが実行する処理の処理フローを示す図である。
電気自動車の動力制御系の構成例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
添付図面を参照して、本開示の実施の形態を説明する。
【0010】
1 電気自動車と車両管理システム
図1は、本実施の形態に係る電気自動車10と車両管理システム100を示す概念図である。電気自動車10は、電気モータ44を駆動源として有している。電気モータ44としては、ブラシレスDCモータや三相交流同期モータが例示される。電気自動車10は、電気モータ44を走行用の動力装置として使用する。
(【0011】以降は省略されています)

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