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公開番号
2025084402
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023198280
出願日
2023-11-22
発明の名称
路盤の施工方法及び路盤
出願人
株式会社大林組
,
大林道路株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
E01C
11/24 20060101AFI20250527BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約
【課題】施工が簡単になることで路盤の品質のばらつきを抑制することができるとともに、路盤表面の面方向における温度のばらつきを抑制することができる。
【解決手段】路盤12の施工方法は、骨材21と、骨材21の平均粒径よりも小さい平均粒径を有する揚水材22と、を予め混合して混合物を形成する混合物形成工程と、混合物を敷設して路盤12を形成する敷設工程と、を備える。揚水材22は、骨材21同士の間の隙間を埋めることで骨材21と揚水材22との間及び揚水材22同士の間を通じた毛管現象による揚水性を発揮するものである。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
骨材と、前記骨材の平均粒径よりも小さい平均粒径を有する揚水材と、を予め混合して混合物を形成する混合物形成工程と、
前記混合物を敷設して路盤を形成する敷設工程と、を備え、
前記揚水材は、前記骨材同士の間の隙間を埋めることで前記骨材と前記揚水材との間及び前記揚水材同士の間を通じた毛管現象による揚水性を発揮するものである、
路盤の施工方法。
続きを表示(約 250 文字)
【請求項2】
前記揚水材は、多孔体である、
請求項1に記載の路盤の施工方法。
【請求項3】
骨材と、
前記骨材の平均粒径よりも小さい平均粒径を有するとともに前記骨材同士の間を埋める揚水材と、を備え、
前記揚水材は、前記骨材同士の間の隙間を埋めることで前記骨材と前記揚水材との間及び前記揚水材同士の間を通じた毛管作用による揚水性を発揮するものである、
路盤。
【請求項4】
前記揚水材は、多孔体である、
請求項3に記載の路盤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、路盤の施工方法及び路盤に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、湿潤表層と、湿潤表層の下方に設けられる毛管水保持層と、毛管水保持層の内部に設けられる揚水部材と、毛管水保持層の下面及び側面の少なくとも一方に設けられる遮水部材とを備える舗装構造が開示されている。
【0003】
湿潤表層は、路面を形成するとともに揚水性及び透水性を有する。
毛管水保持層は、揚水性及び透水性を有するとともに毛管水を保持することが可能とされている。毛管水保持層としては、砂または砂土嚢が開示されている。
【0004】
揚水部材は、毛管現象によって湿潤表層に水分を供給することが可能とされるとともに、毛管水保持層よりも揚水速度が大きい。揚水部材は、毛管水保持層の内部に略鉛直方向に設置されており、毛管現象によって水分を上方へと揚水することが可能な部材である。揚水部材としては、導水シートや、略鉛直方向に延びる中空部と、中空部の周囲に形成される揚水壁とからなる筒状部材が開示されている。筒状部材としては、セラミックが開示されている他、銅やアルミニウムなどの熱伝導率の高い棒状の部材が開示されている。
【0005】
こうした舗装構造においては、降雨時には湿潤表層を介して毛管水保持層へ雨水を浸透保持させる。また、晴天時には、毛管現象により、毛管水保持層及び揚水部材によって毛管水を湿潤表層へ供給することが可能とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2023-17190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1に開示の舗装構造の場合、毛管水保持層と揚水部材とによって、湿潤表層を下方から支持する路盤が構成されている。このため、施工が煩雑になることで路盤の品質のばらつきが生じやすい。また、路盤表面の面方向における温度のばらつきが生じやすい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するための路盤の施工方法及び路盤の各態様を記載する。
[態様1]
骨材と、前記骨材の平均粒径よりも小さい平均粒径を有する揚水材と、を予め混合して混合物を形成する混合物形成工程と、
前記混合物を敷設して路盤を形成する敷設工程と、を備え、
前記揚水材は、前記骨材同士の間の隙間を埋めることで前記骨材と前記揚水材との間及び前記揚水材同士の間を通じた毛管現象による揚水性を発揮するものである、
路盤の施工方法。
【0009】
同方法によれば、路盤全体にわたって骨材が分散されるため、骨材によって路盤の支持力を確保できる。また、骨材と揚水材とを予め混合することで骨材同士の間の隙間が揚水材によって埋められる。これにより、路盤全体にわたって揚水材が分散される。そして、路盤全体において、骨材と揚水材との間、及び揚水材同士の間を通じた毛管現象による揚水性が発揮されるようになる。したがって、施工が簡単になることで路盤の品質のばらつきを抑制することができる。また、路盤表面の面方向における温度のばらつきを抑制することができる。
【0010】
[態様2]
前記揚水材は、多孔体である、
態様1に記載の路盤の施工方法。
(【0011】以降は省略されています)
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