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公開番号2025082549
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-05-29
出願番号2023195963
出願日2023-11-17
発明の名称画像解析装置、画像解析装置の制御方法およびプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類E01D 22/00 20060101AFI20250522BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】検査対象を撮影した画像から、ユーザが変状に対する点検作業を効率よく行うことができるようにする。
【解決手段】検査対象の画像と、前記検査対象における過去に撮影された画像とに基づいて、前記検査対象の画像に含まれる変状の劣化進行度を変状ごとに算出し、前記算出した変状の劣化進行度と、その変状を含む領域の拡大表示時間および拡大表示の操作回数とに基づいて、前記検査対象の画像から検出されたそれぞれの変状に対して優先度を算出する。そして、変状ごとに算出した優先度に従って、変状を検出した領域の情報を優先度順に表示装置に表示する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
検査対象の画像と、前記検査対象における過去に撮影された画像とに基づいて、前記検査対象の画像に含まれる変状の進行度を変状ごとに取得する取得手段と、
前記検査対象を撮影した画像に対するユーザの過去の操作情報を記憶する記憶手段と、
前記取得手段によって取得された変状の進行度と、前記記憶手段に記憶された過去の操作情報とに基づいて、前記検査対象の画像から検出されたそれぞれの変状に対して優先度を算出する算出手段と、
前記算出手段によって算出された優先度に応じた、変状を含む領域を強調した画面を表示装置に表示する表示手段と、
を有することを特徴とする画像解析装置。
続きを表示(約 850 文字)【請求項2】
前記取得手段は、前記検査対象の画像と、前記検査対象における過去に撮影された画像とに基づいて、前記検査対象の画像に含まれる変状の経年変化を取得し、前記取得した経年変化に基づいて変状の劣化の進行度を変状ごとに取得することを特徴とする請求項1に記載の画像解析装置。
【請求項3】
前記過去の操作情報は、画像を拡大表示した時間と表示させた回数とを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像解析装置。
【請求項4】
前記表示手段は、前記優先度に応じた領域のリストを生成し、ユーザが前記リストから領域を選択できる画面を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像解析装置。
【請求項5】
前記表示手段は、前記優先度に応じて一部の領域を強調表示した全体画像を生成し、ユーザが前記全体画像から領域を選択できる画面を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像解析装置。
【請求項6】
前記表示手段は、前記優先度の根拠となる説明を併せて表示することを特徴とする請求項1に記載の画像解析装置。
【請求項7】
前記表示手段は、さらに前記過去の操作情報に関連する情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の画像解析装置。
【請求項8】
前記表示手段は、前記優先度に基づいて、変状を含む一部の領域を強調表示しないようにすることを特徴とする請求項1に記載の画像解析装置。
【請求項9】
前記取得手段によって取得された変状の進行度と、前記記憶手段に記憶された過去の操作情報と基づいて算出される優先度の算出方法を設定する設定手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像解析装置。
【請求項10】
前記変状を含む領域を強調した画面において、優先度を変更する要求を受け付ける受付手段をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の画像解析装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、画像解析装置、画像解析装置の制御方法およびプログラムに関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、橋梁やトンネル等のインフラ構造物を画像を用いて点検する際に、構造物の壁面に生じるひび割れや鉄筋の露出等の変状を検出するために、複数の高解像度画像を合成して一枚の合成画像を生成する手法が用いられている。この手法では、複数の高解像度画像を合成した一枚の合成画像において、進展している変状を含む領域が多く算出される場合がある。この場合、点検の作業者は変状が進展している領域を確認する際に、より確認すべき変状を含む領域を見落としてしまう可能性がある。そのため、作業者に対して確認すべき変状を含む領域を優先して表示する方法が提案されている。特許文献1には、点検対象画像から検出した変状と点検区間に関する利用状況のデータとをもとに変状の修繕優先度を算出し、修繕優先度を画像中に表示する技術が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-147961号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に示されるような技術を用いて修繕優先度を算出する場合、利用者はあらかじめ点検対象に関する情報をシステムに登録しなければならない。したがって、点検対象が広範囲である場合には登録しなければならない情報も多くなるため、利用者にとって負担が大きくなってしまう。
【0005】
本発明は前述の問題点に鑑み、検査対象を撮影した画像から、ユーザが変状に対する点検作業を効率よく行うことができるようにすることを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る画像解析装置は、検査対象の画像と、前記検査対象における過去に撮影された画像とに基づいて、前記検査対象の画像に含まれる変状の進行度を変状ごとに取得する取得手段と、前記検査対象を撮影した画像に対するユーザの過去の操作情報を記憶する記憶手段と、前記取得手段によって取得された変状の進行度と、前記記憶手段に記憶された過去の操作情報とに基づいて、前記検査対象の画像から検出されたそれぞれの変状に対して優先度を算出する算出手段と、前記算出手段によって算出された優先度に応じた、変状を含む領域を強調した画面を表示装置に表示する表示手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、検査対象を撮影した画像から、ユーザが変状に対する点検作業を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像解析装置の機能構成例を示すブロック図である。
画像解析装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。
画像および変状データを図面に対応付けした例を示す図である。
変状データのデータ構造を表す変状データテーブルの例を示す図である。
第1の実施形態において、確認すべき変状を有する領域を優先的に提示するための処理手順の一例を示すフローチャートである。
経年変化データテーブルの一例を示す図である。
劣化進行度を算出する詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
領域注目度を算出する詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
領域IDの振り分けおよび領域IDごとにユーザの操作履歴を集計した操作履歴データテーブルの一例を示す図である。
優先度を算出する詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
優先度に応じた領域表示情報に係る確認画面の例を示す図である。
強調表示のフィルタリングリストの例を示す図である。
変状種別がひび割れの場合の優先度を算出する際に重視する項目を選択させるUI画面の一例を示す図である。
ユーザからのフィードバックを受ける確認項目が表示された例を示す図である。
全体画像に過去の表示時間および表示回数のヒートマップを重畳表示した重畳表示画像の一例を示す図である。
変形例1における操作履歴データテーブルの例を示す図である。
変形例1において、領域注目度を算出する詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
領域IDごとの情報を集計した領域データテーブルおよび変状IDごとにユーザが追加編集した変状の履歴を集計した編集データテーブルの例を示す図である。
変形例2において、領域注目度を算出する詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
第2の実施形態において、確認すべき変状を有する領域を優先的に提示するための処理手順の一例を示すフローチャートである。
分割画像の情報を格納した分割画像テーブルの例を示す図である。
第2の実施形態において、分割画像の優先度を算出する詳細な処理手順の一例を示すフローチャートである。
分割画像の優先度を含めた分割画像の確認画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付の図面を参照して、本発明をその好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本発明は図示された構成に限定されるものではない。以下の実施形態では、トンネルや橋などのインフラ構造物の変状(ひび割れなど)を検知する例について説明する。しかしながら、農作物などの生産品の傷や汚れの検知や、医療画像の病変の検知などにおいても適用可能である。
【0010】
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態に係る画像解析装置101の機能構成例を示すブロック図である。図1において、画像解析装置101は、画像入力部104、画像解析部105、変状取得部106、経年変化取得部107、劣化進行度算出部108、優先度算出部109、過去情報記憶部110、および変状領域表示部111を備える。
(【0011】以降は省略されています)

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