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公開番号2025100106
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-03
出願番号2023217224
出願日2023-12-22
発明の名称車両
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人 快友国際特許事務所
主分類B60K 1/04 20190101AFI20250626BHJP(車両一般)
要約【課題】中継ユニットのケーシングが損傷を受けることによるケーシング内の電気回路への影響を抑制する。
【解決手段】車両は、車体と、車体を支持する複数の車輪と、複数の車輪の少なくとも一つを駆動するモータと、モータに電気的に接続されたバッテリと、バッテリと電気的に接続された中継ユニットと、中継ユニットと電気的に接続された少なくとも一つの電気ユニットとを備えてもよい。中継ユニットは、ケーシングと、ケーシング内に配置された少なくとも一つのリレーと、ケーシング内に配置されており、バッテリを少なくとも一つのリレーの一端へ電気的に接続する第1電気回路と、ケーシング内に配置されており、少なくとも一つの電気ユニットをリレーの他端へ電気的に接続する第2電気回路とを有してもよい。第1電気回路は、車両左右方向において、第2電気回路よりも車両内側に位置してもよい。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車体と、
前記車体を支持する複数の車輪と、
前記複数の車輪の少なくとも一つを駆動するモータと
前記モータに電気的に接続されたバッテリと、
前記バッテリと電気的に接続された中継ユニットと、
前記中継ユニットと電気的に接続された少なくとも一つの電気ユニットと、
を備え、
前記中継ユニットは、
ケーシングと、
前記ケーシング内に配置された少なくとも一つのリレーと、
前記ケーシング内に配置されており、前記バッテリを前記少なくとも一つのリレーの一端へ電気的に接続する第1電気回路と、
前記ケーシング内に配置されており、前記少なくとも一つの電気ユニットを前記リレーの他端へ電気的に接続する第2電気回路と、を有し、
前記第1電気回路は、車両左右方向において、前記第2電気回路よりも車両内側に位置する、車両。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
前記車体は、前記複数の車輪のうちの一つを収容するホイールハウスを有し、
前記中継ユニットにおける前記ケーシングの少なくとも一つの面は、前記車両左右方向において、前記ホイールハウスに対向している、請求項1に記載の車両。
【請求項3】
前記中継ユニットは、前記車体の後部に位置するリアコンパートメント内に配置されている、請求項2に記載の車両。
【請求項4】
前記中継ユニットは、前記リアコンパートメント内においてラゲッジルームの下方に位置する、請求項3に記載の車両。
【請求項5】
前記リレーは、前記車両の走行中、開放状態に維持される、請求項1から4のいずれか一項に記載の車両。
【請求項6】
前記少なくとも一つの電気ユニットは、外部の直流電源が着脱可能に接続される充電インレットを含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の車両。
【請求項7】
空調用コンプレッサをさらに備え、
前記空調用コンプレッサは、前記中継ユニットの前記第1電気回路に接続されている、請求項1に記載の車両。
【請求項8】
補機バッテリと、
DC-DCコンバータと、をさらに備え、
前記補機バッテリは、前記DC-DCコンバータを介して、前記中継ユニットの前記第1電気回路に接続されており、
前記DC-DCコンバータは、前記バッテリからの直流電力を、前記補機バッテリへ供給される低圧の直流電力に変換可能である、請求項1に記載の車両。
【請求項9】
給電アウトレットと、
給電用の電力変換回路と、さらに備え、
前記給電アウトレットは、前記電力変換回路を介して、前記中継ユニットの前記第1電気回路に接続されており、
前記電力変換回路は、前記バッテリからの直流電力を、前記給電アウトレットから外部へ供給される交流電力に変換可能である、請求項1に記載の車両。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本明細書が開示する技術は、車両に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両に搭載される中継ユニットが記載されている。当該中継ユニットは、車両のバッテリと、複数の車載負荷との間を電気的に接続している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-088934号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両に衝突が生じた場合、上記した中継ユニットに、車両の車体の一部や、隣接する他の車載ユニット等が接触するおそれがある。このとき、中継ユニットのケーシングが損傷を受けることによるケーシング内の電気回路への影響が抑制されることが望ましい。本明細書は、この課題を少なくとも部分的に解決し得る技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書が開示する技術は、車両に具現化される。この車両は、車体と、前記車体を支持する複数の車輪と、前記複数の車輪の少なくとも一つを駆動するモータと、前記モータに電気的に接続されたバッテリと、前記バッテリと電気的に接続された中継ユニットと、前記中継ユニットと電気的に接続された少なくとも一つの電気ユニットとを備えてもよい。前記中継ユニットは、ケーシングと、前記ケーシング内に配置された少なくとも一つのリレーと、前記ケーシング内に配置されており、前記バッテリを前記少なくとも一つのリレーの一端へ電気的に接続する第1電気回路と、前記ケーシング内に配置されており、前記少なくとも一つの電気ユニットを前記リレーの他端へ電気的に接続する第2電気回路とを有してもよい。前記第1電気回路は、車両左右方向において、前記第2電気回路よりも車両内側に位置してもよい。
【0006】
上記した車両では、中継ユニット内にリレーが設けられており、中継ユニット内の電気回路が、リレーを境界として第1電気回路と第2電気回路とに区分されている。バッテリと電気的に接続された第1電気回路は、車両左右方向において、第2電気回路よりも車両内側に位置する。このような構成によると、中継ユニットのケーシングが車両側方から損傷を受けたときでも、第1電気回路への影響が抑制される。その一方で、第2電気回路へ影響が及ぶおそれはあるが、第2電気回路はリレーによってバッテリから電気的に遮断しておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
車両の平面図であり、各電気ユニットの位置関係を示す。
車両のブロック図を示す。
車両後部の側面図を示す。
中継ユニットの内部構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本技術の第1の態様では、既述のとおり、車両が、車体と、前記車体を支持する複数の車輪と、前記複数の車輪の少なくとも一つを駆動するモータと前記モータに電気的に接続されたバッテリと、前記バッテリと電気的に接続された中継ユニットと、前記中継ユニットと電気的に接続された少なくとも一つの電気ユニットとを備えてもよい。前記中継ユニットは、ケーシングと、前記ケーシング内に配置された少なくとも一つのリレーと、前記ケーシング内に配置されており、前記バッテリを前記少なくとも一つのリレーの一端へ電気的に接続する第1電気回路と、前記ケーシング内に配置されており、前記少なくとも一つの電気ユニットを前記リレーの他端へ電気的に接続する第2電気回路とを有してもよい。前記第1電気回路は、車両左右方向において、前記第2電気回路よりも車両内側に位置してもよい。
【0009】
本技術の第2の態様では、上記の第1の態様に加えて、前記車体は、前記複数の車輪のうちの一つを収容するホイールハウスを有してもよい。この場合、前記中継ユニットにおける前記ケーシングの少なくとも一つの面は、前記車両左右方向において、前記ホイールハウスに対向してもよい。このような構成によると、車両に衝突が生じたときに、比較的剛性の高いホイールハウスが、中継ユニットに接触するおそれがある。この場合、中継ユニットのケーシングが損傷を受けるおそれがさらに高くなる。しかしながら、本技術が採用されていることで、ケーシングの損傷による第1電気回路への影響が抑制される。
【0010】
本技術の第3の態様では、上記の第1の態様又は第2の態様に加えて、前記中継ユニットが、前記車体の後部に位置するリアコンパートメント内に配置されてもよい。但し、別の態様では、中継ユニットが前記車体の前部に位置するフロントコンパートメント内に配置されてもよいし、前記車体のフロアパネルの下方に配置されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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