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公開番号2025095773
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2023212060
出願日2023-12-15
発明の名称蓄電装置
出願人トヨタ自動車株式会社,株式会社豊田自動織機
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 50/486 20210101AFI20250619BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】熱衝撃が加わっても積層型電池のシール性を維持することが可能な蓄電装置を提供する。
【解決手段】蓄電装置は、蓄電装置と、蓄電モジュールを収容する外装体とを備える。蓄電モジュールは、積層体電極と、主面と、積層方向に延びた周面とを含む。主面は、複数の第1角部と、各々が2つの第1角部に挟まれた複数の辺部とを有する。周面は、蓄電モジュールの周方向に連続した複数の端面を有する。各端面は、各々が互いに異なる第1角部に繋がった複数の第2角部を有する。外装体は、金属層を有するラミネートシートと、各々がラミネートシートに溶着した複数の保護シートとを含む。ラミネートシートは、各第1角部と各辺部とを覆う主壁部と、各端面を覆う周壁部とを有する。各保護シートは、主壁部と周壁部との境界領域のうち、第1角部および各々が当該第1角部に繋がった複数の第2角部に対応する位置に設けられている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
予め定められた方向に複数の電極が積層された積層電極体を有する蓄電モジュールと、
前記蓄電モジュールを収容する外装体とを備え、
前記蓄電モジュールは、前記予め定められた方向を法線方向とする主面と、前記主面から前記予め定められた方向に延びた周面とを含み、
前記主面は、複数の第1の角部と、各々が2つの前記第1の角部に挟まれた複数の辺部とを有し、
前記周面は、前記蓄電モジュールの周方向に連続した複数の端面を有し、
各前記端面は、各々が互いに異なる前記第1の角部に繋がった複数の第2の角部を有し、
前記外装体は、金属層を有するラミネートシートと、各々が前記ラミネートシートに溶着した複数の保護シートとを含み、
前記ラミネートシートは、各前記第1の角部と各前記辺部とを覆う主壁部と、各前記端面を覆う周壁部とを有し、
各前記保護シートは、前記主壁部と前記周壁部との境界領域のうち、前記第1の角部および各々が当該第1の角部に繋がった前記複数の第2の角部に対応する位置に設けられている、蓄電装置。
続きを表示(約 88 文字)【請求項2】
各前記保護シートは、前記金属層よりも熱衝撃に強い樹脂バリアフィルムであって、かつ、前記ラミネートシートに覆われている、請求項1に記載の蓄電装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、蓄電装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、各種の蓄電装置が知られている。特開2004-134210号公報(特許文献1)は、蓄電装置の一例としてのバイポーラ型の積層型電池を開示している。当該積層型電池では、シート状の電極が電解質層を挟んで積層されている。当該積層型電池は、電極に含まれる集電体が当該電極の積層方向に電池外部に露出されて端子として機能するように、電極が積層の最外層に積層される。
【0003】
詳しくは、最外層の2つの電極の各集電体には、中央に開口が設けられたラミネートシートが被せられる。各ラミネートシートの四辺が封止され、さらに、各ラミネートシートの開口の縁がシール樹脂により集電体に取り付けられることにより、バイポーラ電極および電解質層の四辺が減圧密閉される。各ラミネートシートとして、熱融着性樹脂フィルム、金属箔、剛性を有する樹脂フィルムがこの順序で積層された高分子金属複合フィルムが用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2004-134210号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1では、各ラミネートシートによって複数電極を積層方向から挟み込むため、各ラミネートシートには事前に絞り加工が施されている。各ラミネートシートは、当該絞り加工によって、最外層の2つの電極の周縁部付近において相手方のラミネートシートの方向に屈曲している。
【0006】
このような積層型電池に対して急激な温度変化によって熱衝撃が加わると、上記のように屈曲している箇所においてラミネートシートの金属箔が破れる虞がある。金属箔が破れると、ラミネートシートによる積層型電池のシール性が失われてしまう。
【0007】
そこで、本開示は、熱衝撃が加わっても積層型電池のシール性を維持することが可能な蓄電装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本開示のある局面に従うと、蓄電装置は、予め定められた方向に複数の電極が積層された積層電極体を有する蓄電モジュールと、蓄電モジュールを収容する外装体とを備える。蓄電モジュールは、予め定められた方向を法線方向とする主面と、主面から予め定められた方向に延びた周面とを含む。主面は、複数の第1の角部と、各々が2つの第1の角部に挟まれた複数の辺部とを有する。周面は、蓄電モジュールの周方向に連続した複数の端面を有する。各端面は、各々が互いに異なる第1の角部に繋がった複数の第2の角部を有する。外装体は、金属層を有するラミネートシートと、各々がラミネートシートに溶着した複数の保護シートとを含む。ラミネートシートは、各第1の角部と各辺部とを覆う主壁部と、各端面を覆う周壁部とを有する。各保護シートは、主壁部と周壁部との境界領域のうち、第1の角部および各々が当該第1の角部に繋がった複数の第2の角部に対応する位置に設けられている。
【0009】
このような構成によれば、主壁部と周壁部との境界領域のうち、第1の角部および各々が第1の角部に繋がった複数の第2の角部に対応する隅の位置に、保護シートが位置する。それゆえ、熱衝撃によりラミネートシートの金属層に亀裂が生じても、隅の位置におけるシール性を担保できる。それゆえ、蓄電装置に対して熱衝撃が加わっても、蓄電装置のシール性を維持することが可能となる。
【0010】
好ましくは、各保護シートは、金属層よりも熱衝撃に強い樹脂バリアフィルムであって、かつ、ラミネートシートに覆われている。
(【0011】以降は省略されています)

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