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公開番号2025098368
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2023214456
出願日2023-12-20
発明の名称電極体
出願人トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類H01M 10/058 20100101AFI20250625BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】電極体の内部のガスを外部に容易に排出する。
【解決手段】電極体1は、第1集電体10と、第1合材層20と、第2集電体30と、第2合材層40と、セパレータ50と、を備えている。第1合材層20は、第1集電体10に設けられている。第2合材層40は、第2集電体30に設けられている。セパレータ50は、第1合材層20と第2合材層40との間に配置されている。第2合材層40は、溝部41を有している。溝部41は、第1合材層20の面方向に沿って延在している。溝部41に接する位置に、通気部100が形成されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
第1集電体と、
該第1集電体に設けられた第1合材層と、
第2集電体と、
該第2集電体に設けられた第2合材層と、
前記第1合材層と前記第2合材層との間に配置されたセパレータと、を備える電極体であって、
前記第2合材層は、前記第1合材層の面方向に沿って延在する溝部を有し、
前記溝部に接する位置に、通気部が形成されている、電極体。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記溝部は、前記第2集電体がセパレータ側に向けて露出するように設けられている、請求項1に記載の電極体。
【請求項3】
前記第1合材層が負極合材層であり、
前記第2合材層が正極合材層である、請求項2に記載の電極体。
【請求項4】
前記セパレータは、前記通気部として、ガスが第1合材層側から第2合材層側に通流可能な第1通気部を有している、請求項1に記載の電極体。
【請求項5】
前記セパレータは、前記第1合材層の前記面方向に並ぶように配置された複数の分割セパレータから構成されており、
前記複数の分割セパレータの各々の端部が、前記溝部に対応する位置に配置されており、
前記第1通気部は、前記複数の分割セパレータの前記端部であって、前記ガスが第1合材層側からこれらの前記端部の間を通って第2合材層側に通流可能に構成されている、請求項4に記載の電極体。
【請求項6】
前記複数の分割セパレータの前記端部が互いにオーバーラップしている、請求項5に記載の電極体。
【請求項7】
前記溝部は、前記第1合材層の前記面方向に沿って線状に延びており、
前記第1通気部は、前記溝部に沿って延びるスリットを形成している、請求項4に記載の電極体。
【請求項8】
前記通気部として、前記セパレータのうち前記溝部に対応する位置に配置された第1部分、および、前記第1合材層のうち前記第1部分と対向する部分である第2部分で構成された、第2通気部が形成されており、
前記第2通気部は、ガスが前記第1部分と前記第2部分との間で、前記溝部の延在する方向に沿って通流可能に構成されている、請求項1に記載の電極体。
【請求項9】
前記セパレータは、前記第1合材層の前記面方向に並ぶように配置された複数の分割セパレータから構成されており、
前記複数の分割セパレータの端部が、互いにオーバーラップしつつ前記第1部分を構成している、請求項8に記載の電極体。
【請求項10】
前記溝部は、前記第2集電体がセパレータ側に向けて露出するように設けられており、
前記複数の分割セパレータの前記端部の一方が、前記第2集電体と溶着されている、請求項9に記載の電極体。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、電極体に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1(特開2001-357836号公報)には、電極体を備えた電池が開示されている。当該電池は、正極と負極をセパレータを介して重ね合わせると共に、このセパレータを正極及び負極に接着層を介して接着したエレメントを備えている。接着層を介してセパレータを接着した正極の合材表面に、端部が当該電極の端辺に至る溝が形成されている。特許文献1には、セパレータを電極に接着するための接着層から揮発した溶剤が電極の合材表面に形成された溝を通って迅速に外部に排出されるので、この溶剤が電池内部に残留するようなことがなくなる、と記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-357836号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
電池の使用および劣化に伴い、電極体の合材層での副反応によりガスが発生する場合がある。ガスが、合材層中に滞留することで、電池反応を阻害し得る。
【0005】
特許文献1に開示された電極体において、セパレータから見て負極側で発生したガスは、その反対側において正極合材層に形成された溝を通ることができない。このため、この電極体の内部において発生したガスは、外部に排出され難い場合がある。
【0006】
本開示は上記の課題に鑑みてなされたものであり、電極体の内部において発生したガスを外部に容易に排出することができる、電極体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)本開示のある局面に従う電極体は、第1集電体と、第1合材層と、第2集電体と、第2合材層と、セパレータとを備えている。第1合材層は、第1集電体に設けられている。第2合材層は、第2集電体に設けられている。セパレータは、第1合材層と第2合材層との間に配置されている。第2合材層は、第1合材層の面方向に沿って延在する溝部を有している。溝部に接する位置に、通気部が形成されている。
【0008】
上記(1)の構成によれば、溝部を設けることで、上記のように通気部を容易に形成できる。そして、電極体の内部において発生したガスを、通気部によって外部に容易に排出することができる。
【0009】
(2)上記(1)の構成において、溝部は、第2集電体がセパレータ側に向けて露出するように設けられていてもよい。
【0010】
上記(2)の構成によれば、溝部の延在する方向において溝部の断面積がより大きくなる。ひいては、通気部におけるガスの通流経路を大きくできる。
(【0011】以降は省略されています)

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