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公開番号
2025100243
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023217464
出願日
2023-12-22
発明の名称
ゴミ収集業務支援管理システム及びプログラム
出願人
株式会社BIOISM
代理人
個人
主分類
G06Q
50/00 20240101AFI20250626BHJP(計算;計数)
要約
【課題】剪定枝等の特種ゴミの収集を効率的に行うゴミ収集業務支援管理システムの提供。
【解決手段】一般ゴミの通常巡回ルートに沿って作業車が巡回しつつゴミ収集作業を行う際に、作業員が作業ポイントで特種ゴミを発見すると、車載端末装置にその位置及び種目情報を入力し、特種収集ポイント情報として管理サーバに送信する。管理サーバでは、各車載端末装置から送信される特種収集ポイント情報を蓄積する。このようにして、一般ゴミの通常巡回ルートでのゴミ収集作業において収集された特種収集ポイント情報を用いることで、各種目の特種ゴミの収集を効率的に行うことが可能となる。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の作業車が所定の地域を巡回しゴミ収集作業をするゴミ収集業務を支援及び管理するゴミ収集業務支援管理システムであって、
管理サーバと、
各作業車に搭載され、表示装置及び入力装置、並びに現在位置を測位する測位装置を具備し、通信回線を介して前記管理サーバと通信可能な車載端末装置と、
を備え、
前記管理サーバは、
作業車が所定の地域内を巡回する通常巡回ルートの情報である通常巡回ルート情報を記憶する巡回ルート記憶手段と、
前記通常巡回ルートの前記通常巡回ルート情報を、前記車載端末装置に送信する巡回ルート情報送信手段と、
を備え、
前記車載端末装置は、
地図情報に基づき、前記表示装置に地図画像を表示する地図表示手段と、
前記管理サーバから送信される前記通常巡回ルート情報に基づき、前記表示装置に表示された地図画像上に前記通常巡回ルートを表示する巡回ルート表示手段と、
ゴミ収集作業を行う地点(以下「作業ポイント」という。)に出されている、特定種目のゴミ(以下「特種ゴミ」という。)の種目を入力する入力領域(以下「特種入力領域」という。)を前記表示装置に表示し、該特種入力領域に対する前記入力装置からの入力に従って、該作業ポイントに出されている特種ゴミの種目を特定する種目特定手段と、
前記入力装置からの入力により決定される位置又は前記測位装置で測位される現在位置により決定される位置にある、前記表示装置に表示された前記通常巡回ルート上の前記作業ポイントに対し、
(a)前記種目特定手段により特定される、該作業ポイントに出されている特種ゴミの種目の情報である特種情報、及び
(b)該作業ポイントの位置を特定する位置特定情報
を含む特種収集ポイント情報を、
前記管理サーバに送信する特種情報送信手段と、
を備え、
前記管理サーバは、さらに、
前記通常巡回ルート上の前記特種収集ポイント情報を記憶する特種収集ポイント情報記憶手段と、
前記車載端末装置から送信される前記特種収集ポイント情報を受信し、前記特種収集ポイント情報記憶手段に保存する特種情報更新手段と、
を備えたことを特徴とするゴミ収集業務支援管理システム。
続きを表示(約 5,900 文字)
【請求項2】
前記管理サーバは、
前記特種収集ポイント情報記憶手段に記憶された前記特種収集ポイント情報に基づき、前記特種ゴミの各種目K
i
について、該種目K
i
の前記特種ゴミが出されている前記作業ポイントを巡回する巡回ルートである特種収集ルートのルート情報を生成する特種収集ルート生成手段と、
前記特種ゴミの各種目K
i
について、該種目K
i
に関して予め指定された前記車載端末装置に対し、又は該種目K
i
に関する収集業務への参加申請に係る信号を送信した前記車載端末装置に対し、前記特種収集ルートのルート情報を配信する特種収集ルート送信手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1記載のゴミ収集業務支援管理システム。
【請求項3】
前記管理サーバは、
前記通常巡回ルート上に位置が予め定められた前記作業ポイントである定置作業ポイントの各々ついて、前記定置作業ポイントの位置特定情報を含む情報である定置作業ポイント情報を記憶する定置作業ポイント情報記憶手段
を備え、
前記巡回ルート情報送信手段は、前記通常巡回ルートの前記通常巡回ルート情報、及び該通常巡回ルート上の前記定置作業ポイント情報を、前記車載端末装置に送信するものであり、
前記車載端末装置は、
前記管理サーバから送信される前記定置作業ポイント情報に基づき、前記表示装置に表示された地図画像上に前記定置作業ポイントの位置を表示し、及び/又は前記表示装置に前記定置作業ポイントのリストである定置作業ポイントリストを表示する定置作業ポイント表示手段
を備え、
前記種目特定手段は、前記入力装置からの入力により選択される、又は前記測位装置で測位される現在位置に最も近いものとして選択される、前記表示装置に表示された前記定置作業ポイントについて、該定置作業ポイントに出されている、特種ゴミの種目を入力する特種入力領域を前記表示装置に表示し、該特種入力領域に対する前記入力装置からの入力に従って、該定置作業ポイントに出されている特種ゴミの種目を特定するものであり、
前記特種情報送信手段は、前記入力装置からの入力により選択され又は前記測位装置で測位される現在位置に最も近いものとして選択される前記定置作業ポイントに対し、
(a)前記種目特定手段により特定される、該定置作業ポイントに出されている特種ゴミの種目の情報である特種情報、及び
(b)該定置作業ポイントの位置を特定する位置特定情報
を含む特種収集ポイント情報を、
前記管理サーバに送信するものであること
を特徴とする請求項1記載のゴミ収集業務支援管理システム。
【請求項4】
前記車載端末装置は、
特種収集ポイント情報の送信指示を入力する送信指示入力領域を前記表示装置に表示し、前記入力装置からの入力により該送信指示入力領域が選択されると送信指示を出力する送信決定手段
を備え、
前記特種情報送信手段は、前記送信決定手段により前記送信指示が出力されると、前記測位装置で測位される現在位置により決定される位置にある、前記表示装置に表示された前記通常巡回ルート上の前記作業ポイントに対し、前記種目特定手段により特定される該作業ポイントに出されている特種ゴミの種目の情報である特種情報及び該作業ポイントの位置を特定する位置特定情報を含む特種収集ポイント情報を前記管理サーバに送信するものであること
を特徴とする請求項1記載のゴミ収集業務支援管理システム。
【請求項5】
前記特種収集ルート生成手段は、
前記特種収集ポイント情報記憶手段に記憶された、複数の前記通常巡回ルート上の前記特種収集ポイント情報に基づき、前記特種ゴミの種目別に、該種目の前記特種ゴミが出されている前記作業ポイントを巡回する巡回ルートである特種収集ルートのルート情報を生成するものであること
を特徴とする請求項2記載のゴミ収集業務支援管理システム。
【請求項6】
前記車載端末装置は、
所定の時間毎に、前記測位装置により測位される現在位置を、軌跡情報として前記管理サーバへ送信する軌跡情報送信手段
を備え、
前記管理サーバは、
それぞれの前記通常巡回ルート(以下「通常巡回ルートR1」という。)を巡回する作業車B1に搭載された前記車載端末装置より送信される前記軌跡情報により特定される該作業車B1の現在位置Q1から該通常巡回ルートR1の終点まで作業車B1が移動するのに要する旅行時間の推定値(以下「推定残余旅行時間」という。)T1を算出する残余旅行時間推定手段と、
前記特種ゴミの各種目K
i
に対して、現時点までに前記特種収集ポイント情報記憶手段に保存されている、該作業車B1が巡回している前記通常巡回ルートR1上の前記特種収集ポイント情報に基づき、前記特種収集ルート生成手段により前記特種収集ルートのルート情報を生成し、
生成される前記特種収集ルート(以下「確定特種収集ルートR2」という。)の始点から終点まで、該確定特種収集ルートR2でゴミ収集業務を行う作業車B2が移動するのに要する旅行時間の推定値(以下「確定特種収集ルート推定旅行時間」という。)T2を算出する確定特種ルート旅行時間推定手段と、
前記特種ゴミの各種目K
i
について、前記推定残余旅行時間T1が前記確定特種収集ルート推定旅行時間T2以下となったとき、
前記特種収集ルート送信手段により前記確定特種収集ルートR2のルート情報を配信するとともに、
前記特種収集ルート送信手段が前記確定特種収集ルートのルート情報を配信する前記車載端末装置に対し、該確定特種収集ルートR2でのゴミ収集業務の開始を指示する出動指令C(K
i
)を送信する出動指令発令手段と、
前記特種ゴミの各種目K
i
について、
前記通常巡回ルートR1を巡回する作業車B1に搭載された前記車載端末装置より送信される前記軌跡情報により特定される該作業車B1の現在位置Q1が、該通常巡回ルートR1の終点に到達した後に、
その時点までに前記特種収集ポイント情報記憶手段に保存されている、前記確定特種収集ルートR2の終点から前記通常巡回ルートR1の終点までの前記通常巡回ルートR1の部分区間上の前記特種収集ポイント情報に基づいて、前記特種収集ルート生成手段により前記特種収集ルートのルート情報を生成し、
前記出動指令発令手段が前記出動指令C(K
i
)を送信した前記車載端末装置に対して該ルート情報を配信する残余特種収集ルート送信手段と、
を備えたことを特徴とする請求項2記載のゴミ収集業務支援管理システム。
【請求項7】
前記管理サーバは、
前記特種ゴミの各種目K
i
について、前記特種収集ルート送信手段が前記特種収集ルートのルート情報を配信する前記車載端末装置より送信される前記軌跡情報により特定される該車載端末装置を搭載する作業車B2の現在位置から、前記確定特種収集ルートR2の始点まで、該作業車B2が移動するのに要する旅行時間の推定値(以下「始点到達推定時間」という。)T20を算出する始点到達旅行時間推定手段
を備え、
前記出動指令発令手段は、前記推定残余旅行時間T1が前記確定特種収集ルート推定旅行時間T2と始点到達推定時間T20の和T2+T20以下となった時点で、前記特種収集ルート送信手段が前記特種収集ルートのルート情報を配信する前記車載端末装置に対し、該特種収集ルートでのゴミ収集業務の開始を指示する出動指令C(K
i
)を送信すること
を特徴とする請求項6記載のゴミ収集業務支援管理システム。
【請求項8】
前記特種ゴミの各種目K
i
に対して、その種目K
i
に関する特種収集ルートの作成の基礎となる前記通常巡回ルートをR1(j)(j=1,…,Nf;Nfは1以上の整数)とし、
これら全ての前記通常巡回ルートR1(j)(j=1,…,Nf)によりゴミ収集業務が行われるエリアを業務対象エリアとし、
前記業務対象エリアをM個(Mは2以上の整数)の所定の部分エリアに分割したとき、各部分エリアをゾーンZ(1),…,Z(M)とし、
ゾーンZ(1),…,Z(M)のうち、その内部を通る全ての前記通常巡回ルートR1(1),…,R1(Nf)に於けるゴミ収集業務が完了したゾーンを作業完了ゾーンとし、作業完了ゾーンではないゾーンを作業未完了ゾーンとするとき、
前記車載端末装置は、
所定の時間毎に、前記測位装置により測位される現在位置を、軌跡情報として前記管理サーバへ送信する軌跡情報送信手段
を備え、
前記管理サーバは、
それぞれの前記通常巡回ルートを巡回する作業車に搭載された前記車載端末装置より送信される前記軌跡情報により特定される該作業車の現在位置から該通常巡回ルートの終点まで該作業車が移動するのに要する旅行時間の推定値(以下「推定残余旅行時間」という。)を算出する残余旅行時間推定手段と、
前記各通常巡回ルートR1(j)(j=1,…,Nf)に対して、前記残余旅行時間計算手段により、該通常巡回ルートR1(j)に対する前記推定残余旅行時間(以下、「推定残余旅行時間T1(j)」という。)を算出し、
算出されるNf個の推定残余旅行時間T1(1),…,T1(Nf)の最大値である推定通常巡回完了時間T1を算出する通常巡回完了時間推定手段と、
前記各通常巡回ルートR1(j)(j=1,…,Nf)を巡回する作業車に搭載された前記車載端末装置から送信される前記軌跡情報に基づき、前記各ゾーンについて、そのゾーンが作業完了ゾーンであるか否かを判定する作業完了ゾーン判定手段と、
各時刻に於いて、前記作業完了ゾーン判定手段の判定により、作業未完了ゾーンから作業完了ゾーンへ遷移したゾーンが検出されると、
前記特種ゴミの種目K
i
に対して、
前記特種収集ポイント情報記憶手段に保存されている前記各通常巡回ルートR1(j)(j=1,…,Nf)上の前記特種収集ポイント情報のうち、何れかの作業完了ゾーンの内部に位置する前記特種収集ポイント情報に基づき、前記特種収集ルート生成手段により前記特種収集ルートのルート情報を生成し、
生成される前記特種収集ルート(以下「確定特種収集ルートR2」という。)の始点から終点まで、該確定特種収集ルートR2でゴミ収集業務を行う作業車B2が移動するのに要する旅行時間の推定値(以下「確定特種収集ルート推定旅行時間」という。)T2を算出する確定特種ルート旅行時間推定手段と、
前記特種ゴミの各種目K
i
について、前記推定通常巡回完了時間T1が前記確定特種収集ルート推定旅行時間T2以下となったとき、
前記特種収集ルート送信手段により前記確定特種収集ルートR2のルート情報を配信するとともに、
前記特種収集ルート送信手段が前記特種収集ルートのルート情報を配信する前記車載端末装置に対し、該特種収集ルートでのゴミ収集業務の開始を指示する出動指令C(K
i
)を送信する出動指令発令手段と、
前記特種ゴミの各種目K
i
について、
前記各通常巡回ルートR1(j)(j=1,…,Nf)を巡回する作業車B1(j)に搭載された前記車載端末装置より送信される前記軌跡情報により特定される該作業車B1(j)の現在位置Q1(j)が、該通常巡回ルートR1(j)の終点に到達した後に、
前記特種収集ポイント情報記憶手段に保存されている前記各通常巡回ルートR1(j)(j=1,…,Nf)上の前記特種収集ポイント情報のうち、前記出動指令C(K
i
)が送信された時点での作業未完了ゾーンの何れかの内部に位置する前記特種収集ポイント情報に基づき、前記特種収集ルート生成手段により前記特種収集ルートのルート情報を生成し、
前記出動指令発令手段が前記出動指令C(K
i
)を送信した前記車載端末装置に対して配信する残余特種収集ルート送信手段と、
を備えたことを特徴とする請求項2記載のゴミ収集業務支援管理システム。
【請求項9】
前記管理サーバは、
前記特種ゴミの各種目K
i
について、前記特種収集ルート送信手段が前記確定特種収集ルートR2のルート情報を配信する前記車載端末装置より送信される前記軌跡情報により特定される該車載端末装置を搭載する作業車B2の現在位置から、前記確定特種収集ルートR2の始点まで、該作業車B2が移動するのに要する旅行時間の推定値(以下「始点到達推定時間」という。)T20を算出する始点到達旅行時間推定手段
を備え、
前記出動指令発令手段は、前記推定通常巡回完了時間T1が前記確定特種収集ルート推定旅行時間T2と始点到達推定時間T20の和T2+T20以下となった時点で、前記特種収集ルート送信手段が前記特種収集ルートのルート情報を配信する前記車載端末装置に対し、該特種収集ルートでのゴミ収集業務の開始を指示する出動指令C(K
i
)を送信すること
を特徴とする請求項8記載のゴミ収集業務支援管理システム。
【請求項10】
コンピュータに読み込ませて実行することにより、該コンピュータを請求項1乃至9の何れか一記載の管理サーバとして機能させることを特徴とするプログラム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、作業車が所定の巡回ルートに沿って巡回しつつ所定のゴミ収集を行うゴミ収集業務において、各作業車のゴミ収集業務の支援及び管理を行うゴミ収集業務支援管理システムに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
「ゴミ収集」とは、廃棄物処理の工程の一つで、ゴミを回収し、清掃工場や埋立処分が行われる場所へと運搬することをいう。また、作業車(塵芥車等)が所定の巡回ルートに沿って巡回しつつゴミ(塵芥)を収集しゴミ集積場へ運搬する作業を行う業務(職業や事業などに関して、継続して行われる仕事や作業)を「ゴミ収集業務」という。斯かるゴミ収集業務の業務効率の向上を図るため、例えば、特許文献1~3記載のゴミ収集支援管理システムが提案されている。
【0003】
特許文献1に記載のゴミ収集管理システムは、管理サーバが利用者の要求に対応してゴミ収集車(塵芥車)の運行制御を行い、塵芥車の運行経路を動的に決定し、利用者に対してゴミ収集サービスを実施するようにしたものである。このシステムでは、塵芥車が利用者の住所がある該当地区に接近すると、「ゴミ収集の接近情報」及び「ゴミを捨てる要求返信の締切時間」を、該当地区の複数の利用者の携帯電話や情報通信端末にマルチキャスト配信で同時に通知する。利用者は、携帯電話や情報通信端末から、「生ゴミを捨てる意思」、「ゴミの種類」(例えば、「生ゴミ」)、「数量」(例えば、「生ゴミ3袋」)などを管理サーバにゴミ収集要求として返信する。管理サーバは、該当地区の複数のゴミ収集要求を受信すると、当該要求をゴミ類収集DBに保存し、該当地区の標準経路をベースに、経路算出ソフトを利用して最適な収集経路を決定する。その後、時間算出ソフトを利用し、ゴミ収集車の速度を一定に定め最適経路を計算し、ゴミ収集する利用者宅の距離を算出し、ゴミを捨てる利用者宅に到着する予定時刻を算出する。そして、利用者の携帯電話や情報通信端末に、「到着予定時刻」と「場所」を通知し、同時に、ゴミ収集車内の情報通信端末に対して「当日のゴミ収集する最適な経路」と「利用者宅へ到着する予定時刻」を通知する。
【0004】
特許文献2に記載の粗大ゴミ回収システムは、粗大ゴミ回収の情報を一元管理するシステムである。このシステムでは、利用者が、近くの受付端末が設置されているコンビニエンスストアに出向き、受付端末により、粗大ゴミ回収センターのサーバにログインし、粗大ごみ回収申し込み用のホームページにアクセスし、粗大ごみ回収申し込みを行う。サーバは、これらの粗大ごみ回収申し込み情報から、当該回収日における粗大ごみを回収すべき回収所をリストアップし、これらの回収所を巡回するための回収巡回ルートを作成する。このとき、これらの回収所に関して、距離的及び時間的に最短のルートとなるように、回収巡回ルートを作成する。サーバは、この回収巡回データを印刷装置により回収巡回地図を印刷して、各収集車に配布する。又は、サーバは、回収巡回ルートを収集車に搭載された表示装置へ無線で送信し、表示装置は回収巡回ルートを受信して、画面上に地図と重ねて表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-257354号公報
特開2002-060004号公報
【非特許文献】
【0006】
鈴木薫,「ごみの収集方式」,国立環境研究所ニュース,Vol.39,No.4,pp.11-14,2020年.
独立行政法人工業所有権情報・研修館,「平成16年度 特許流通支援チャート 電気22 カーナビ経路探索技術」,2005年3月.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記従来のゴミ収集支援管理システムでは、基本的に、ゴミを出す利用者が、管理センターに対し、生ゴミや粗大ゴミの回収の申し込みを行い、管理サーバは、申し込まれた情報に基づいて、塵芥回収業務を行う巡回ルートの作成を行っている。
【0008】
然し乍ら、上記従来のシステムでは、利用者(ゴミを出す者)が管理センターに必ず連絡することを前提としているが、実際のゴミ収集の現場では、剪定枝,段ボールなどのサイズの大きいゴミや、プラスチックのような不燃ゴミや、リチウムイオン電池,有害ゴミのような発火等の危険性があるために塵芥車に収容できないようなゴミが、一般ゴミの為のゴミ置場(主に家庭から出た様々な種類のゴミを、塵芥車が回収に来るまでの間、集積しておく場所。)に、事前連絡なく出されるケースが多々ある。このように、塵芥車で回収することができないような特定の種目のゴミ(以下「特種ゴミ」という。)が出されていた場合、環境衛生上又は安全上、そのまま放置しておくことも出来ないため、別途、他の収集車によって特種ゴミの巡回収集作業を行う必要がある。このような特種ゴミが出される日や場所は不定期であり、事前に予測することはできない。従って、再度の特種ゴミの巡回収集作業で巡回する場合には、作業員が各ゴミ置場をチェックしつつ通常の巡回コースを一巡り回る必要があり、非効率的であるという問題があった。
【0009】
一方、一般ゴミの巡回収集作業の際に、作業員が事前連絡のされていない特種ゴミが出されているのを発見した場合、その都度、作業員が管理センターに電話等で連絡し、該連絡がある度に、特種ゴミの収集車がそのゴミ置場に向かうのもまた非効率的である。
【0010】
そこで、本発明の目的は、事前連絡なく特種ゴミがゴミ置場に出された場合に、これらの収集を効率的に行うことができるようにするゴミ収集業務支援管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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