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公開番号
2025100484
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2024224597
出願日
2024-12-19
発明の名称
シャンプー組成物
出願人
株式会社コーセー
代理人
主分類
A61K
8/44 20060101AFI20250626BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】 本発明は、アシルアスパラギン酸又はその塩を含有するシャンプー組成物において、経時安定性に優れ、さらには泡立ちのよさ及び泡質のよさにも優れるシャンプー組成物の提供を目的とする。
【解決手段】 次の成分(A)~(D);
(A)アシルアスパラギン酸又はその塩
(B)アシルグルタミン酸又はその塩、アシルメチルアラニン又はその塩、及びアシルメチルタウリン又はその塩から選ばれる2種以上
(C)IOB値(無機性値/有機性値)が3.4以下のアルコール
(D)pH調整剤
を含有し、25℃におけるpHが4.0~6.0であるシャンプー組成物。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
次の成分(A)~(D);
(A)アシルアスパラギン酸又はその塩
(B)アシルグルタミン酸又はその塩、アシルメチルアラニン又はその塩、及びアシルメチルタウリン又はその塩から選ばれる2種以上
(C)IOB値(無機性値/有機性値)が3.4以下のアルコール
(D)pH調整剤
を含有し、25℃におけるpHが4.0~6.0であるシャンプー組成物。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記成分(B)が(B1)アシルグルタミン酸又はその塩、(B2)アシルメチルアラニン又はその塩、及び(B3)アシルメチルタウリン又はその塩を含むものである、請求項1に記載のシャンプー組成物。
【請求項3】
前記成分(A)と前記成分(B)の合計含有量に対する前記成分(A)の含有質量割合(A)/{(A)+(B)}が0.1~0.8である、請求項1又は2に記載のシャンプー組成物。
【請求項4】
さらに成分(E)イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有する、請求項1又は2に記載のシャンプー組成物。
【請求項5】
透明乃至半透明である、請求項1又は2に記載のシャンプー組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、シャンプー組成物に関する。
続きを表示(約 3,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、頭皮毛髪を洗浄するシャンプー組成物においては、洗浄料としての起泡性や使用後の良好な使用感を得るために、アニオン性界面活性剤や両性界面活性剤をはじめ、様々な種類の洗浄剤の配合について検討がなされている。これまでは、高い起泡性と洗浄性、並びに適切な粘度を有する、硫酸系やオレフィンスルホン酸系のアニオン性界面活性剤が多く用いられてきた。しかし、頭皮及び肌ケアの関心の高まりから、これらの界面活性剤を用いないシャンプー組成物の開発も進められている。
一方で、消費者の嗜好性の多様化により、シャンプー組成物の外観に関しても、従来から広く用いられてきたパール様の外観ではなく、透き通った透明な外観に対する嗜好性が非常に高まっており、幅広い温度領域において透明性を維持させる審美性のための技術に関しても、強く求められるようになってきている。
例えば、特許文献1には、アニオン性界面活性剤としてアシルメチルタウリン塩と特定分子量のカチオン化セルロース等を用いて、低温での経時安定性に優れる透明系シャンプー組成物に関する技術が開示されている。
さらに近年では、比較的脱脂作用や環境負荷が低いアシルアミノ酸やその塩の使用も検討されている。例えば、特許文献2には、アシルアミノ酸またはその塩を用いて泡質が良好であり、かつ洗浄後の毛髪の感触を良好にし得るシャンプーに関する技術が開示されている。さらに、特許文献3には、N-長鎖アシル酸性アミノ及び/又はその塩のアニオン性界面活性剤を用いることで、程よい増粘性能と優れた使用感を併せ持つ増粘組成物に関する技術が開示されている。
また毛髪は、ケラチン、すなわち硫黄含有繊維質タンパク質から構成されている。毛髪の等電点は、pH4.0~5.5の弱酸性領域にあると言われており、適用する毛髪トリートメント剤のpHが酸性であると、膨潤した(開いた)毛髪のキューティクルを容易に閉じることができる(例えば、特許文献4参照)。そのため、pHが弱酸性である毛髪洗浄剤組成物は、ヘアートリートメント効果の向上が期待される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-043980号公報
特開2012-097016号公報
国際公開2005/078039号パンフレット
特開2021-109864号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、透明系シャンプーにおいてpHを弱酸性に調整すると白濁を生じる場合があった。特にアシルアスパラギン酸塩を高配合した場合や、pHを弱酸性に調整した場合においては、低温でシャンプーのくすみの発生や、析出固化が起きる場合があった。しかし、特許文献2や特許文献3の技術では、アミノ酸系界面活性剤であるアシルアミノ酸又はその塩を含有するシャンプー組成物において、経時での白濁化及び固化の発生に関して言及されておらず、また特許文献1の技術では、泡質のよさに関して言及されていなかった。
そこで本発明は、アシルアスパラギン酸又はその塩を含有するシャンプー組成物において、経時安定性に優れるシャンプー組成物を提供することを目的とする。
さらに本発明の他の目的は、泡立ちのよさ及び泡質のよさにも優れるシャンプー組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者は、鋭意検討した結果、アシルアミノ酸であるアシルアスパラギン酸又はその塩に、アシルグルタミン酸又はその塩、アシルメチルアラニン又はその塩、及びアシルメチルタウリン又はその塩から選ばれる2種以上の界面活性剤を組み合わせ、特定のアルコールを配合することで、弱酸性領域においても、顕著に低温での経時安定性が優れ、泡立ちや泡質にも優れるシャンプー組成物が得られることを見出した。
【0006】
すなわち、本発明は、以下の記載の通りである。
〔1〕
次の成分(A)~(D);
(A)アシルアスパラギン酸又はその塩
(B)アシルグルタミン酸又はその塩、アシルメチルアラニン又はその塩、及びアシルメチルタウリン又はその塩から選ばれる2種以上
(C)IOB値(無機性値/有機性値)が3.4以下のアルコール
(D)pH調整剤
を含有し、25℃におけるpHが4.0~6.0であるシャンプー組成物を提供するものである。
〔2〕
前記成分(B)が(B1)アシルグルタミン酸又はその塩、(B2)アシルメチルアラニン又はその塩、及び(B3)アシルメチルタウリン又はその塩を含むものである、〔1〕記載のシャンプー組成物を提供するものである。
〔3〕
前記成分(A)と前記成分(B)の合計含有量に対する前記成分(A)の含有質量割合(A)/{(A)+(B)}が0.1~0.8である、〔1〕又は〔2〕記載のシャンプー組成物を提供するものである。
〔4〕
さらに成分(E)イソステアリン酸ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油を含有する、〔1〕又は〔2〕記載のシャンプー組成物を提供するものである。
〔5〕
透明乃至半透明である〔1〕又は〔2〕記載のシャンプー組成物を提供するものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明により、経時安定性に優れ、特に低温での経時安定性に優れるシャンプー組成物を提供することができる。さらに、泡立ちのよさ及び泡質のよさにも優れるシャンプー組成物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の好ましい実施形態に限定されず、本発明の範囲内で自由に変更することができるものである。尚、本明細書において百分率は特に断りのない限り質量による表示である。また、本明細書においては、「~」を用いて数値範囲を表す際は、その範囲は両端の数値を含むものとする。
【0009】
本発明に用いられる成分(A)アシルアスパラギン酸又はその塩は、脂肪酸とアスパラギン酸との縮合物、又はその塩であり、アミノ酸界面活性剤の1種である。成分(A)のアシルアスパラギン酸におけるアシル基としては脂肪酸由来のものであり、この脂肪酸の炭素数としては特に限定されるものではないが、泡立ちのよさ、泡質のよさの観点より、炭素数10~16のものが好ましく、炭素数12~14のものがより好ましい。
【0010】
これらの塩としては、特に限定されないが、例えばナトリウム塩、カリウム塩、リチウム塩、マグネシウム塩、カルシウム塩等の金属塩;アンモニウム塩、アルキルアンモニウム塩等のアンモニウム塩;モノエタノールアミン塩、ジエタノールアミン塩、トリエタノールアミン塩、アミノメチルプロパノール塩等のアミン塩;リジン塩、アルギニン塩等の塩基性アミノ酸塩等が挙げられる。泡立ちのよさ、泡質のよさの観点より、ナトリウム塩、カリウム塩、トリエタノールアミン塩が好ましく、ナトリウム塩、カリウム塩がより好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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