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公開番号2025104299
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-09
出願番号2024224090
出願日2024-12-19
発明の名称染色毛髪の高湿度条件下での褪色抑制用組成物およびこれを利用した染色毛髪の高湿度条件下での褪色抑制方法
出願人株式会社コーセー
代理人
主分類A61K 8/37 20060101AFI20250702BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】染色した毛髪の高湿度条件下での褪色を抑制し得る組成物を提供すること。
【解決手段】δd=17.7MPa0.5、δp=8.8MPa0.5、δh=1.0MPa0.5からのハンセン溶解度パラメータの距離Raが、Ra≦12MPa0.5である油剤を有効成分として含有する、染色毛髪の高湿度条件下での褪色抑制用組成物およびこれを利用した染色毛髪の高湿度条件下での褪色抑制方法。
【選択図】図1



特許請求の範囲【請求項1】
δd=17.7MPa
0.5
、δp=8.8MPa
0.5
、δh=1.0MPa
0.5
からのハンセン溶解度パラメータの距離Raが、Ra≦12MPa
0.5
である油剤を有効成分として含有する、染色毛髪の高湿度条件下での褪色抑制用組成物。
続きを表示(約 860 文字)【請求項2】
油剤のハンセン溶解度パラメータにおけるδdが、δd≧13MPa
0.5
である請求項1に記載の褪色抑制用組成物。
【請求項3】
油剤のハンセン溶解度パラメータにおけるδhが、δh≦8MPa
0.5
である請求項1又は2に記載の褪色抑制用組成物。
【請求項4】
油剤のハンセン溶解度パラメータにおけるδpが、δp≦8MPa
0.5
である請求項1又は2に記載の褪色抑制用組成物。
【請求項5】
油剤が、エステル油、高級アルコール、及び炭化水素油からなる群から選択される1種又は2種以上である請求項1又は2に記載の褪色抑制用組成物。
【請求項6】
エステル油が、トリ脂肪酸モノグリセリンエステル、サリチル酸誘導体、ダイマー酸エステル、ジペンタエリスリトール脂肪酸エステル、脂肪酸コレステリルエステル、脂肪酸フィトステリルエステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、及び分岐構造又は不飽和構造を有する脂肪酸エステルからなる群から選択される1種又は2種以上である請求項5に記載の褪色抑制用組成物。
【請求項7】
高級アルコールが、25℃において液状である請求項5に記載の褪色抑制用組成物。
【請求項8】
炭化水素油が、ミネラルオイル及び/又は水添ポリイソブテンである請求項5に記載の褪色抑制用組成物。
【請求項9】
アウトバス用である請求項1又は2に記載の褪色抑制用組成物。
【請求項10】
δd=17.7MPa
0.5
、δp=8.8MPa
0.5
、δh=1.0MPa
0.5
からのハンセン溶解度パラメータの距離Raが、Ra≦12MPa
0.5
である油剤を染色毛髪に適用する、染色毛髪の高湿度条件下での褪色抑制方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、染色毛髪の高湿度条件下での褪色抑制用組成物およびこれを利用した染色毛髪の高湿度条件下での褪色抑制方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
毛髪の染色は従前から行われているが、近年では染毛剤の性能が向上し種々の色に染色できることから、ファッションの一部として定着してきている。毛髪の染色には、染毛剤として酸化染毛料を用いる白髪染めやヘアカラーのほか、酸性染毛料を用いるヘアマニキュアなどが含まれるが、洗髪や紫外線などの要因で褪色することが知られており、染毛剤による染色効果の持続性を評価する指標として、洗髪堅ろう性試験や日光堅ろう試験による染色堅ろう性が用いられている。
【0003】
このような洗髪や紫外線による染毛の褪色防止を目的として種々の技術が検討されており、例えば、炭素数4~6の不飽和ジカルボン酸と炭素数12~24のアルコールとのエステル化合物を含有する染毛用後処理剤組成物(特許文献1)、キトサン類、ステロール類及びオキシカルボン酸を含有する毛髪化粧料(特許文献2)、引火点70℃以上150℃未満のイソパラフィン類、エステル油類又は植物油類と、引火点40℃以上70℃未満のイソパラフィン類とを含有する油性毛髪化粧料組成物(特許文献3)等が開示されている。
【0004】
一方、本発明者らは、洗髪や紫外線だけでなく、高湿度条件下で染毛の褪色が進行するという知見を得たが、このような湿度を原因とする染毛の褪色防止を目的とした技術の報告はこれまでなされていない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2009-256280号公報
特開2007-008867号公報
特開2006-069925号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の課題は、染色した毛髪の高湿度条件下での褪色を抑制し得る組成物を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究した結果、染色した毛髪に対し、δd=17.7MPa
0.5
、δp=8.8MPa
0.5
、δh=1.0MPa
0.5
からのハンセン溶解度パラメータの距離Raが特定の範囲にある油剤を適用すると、高湿度条件下での毛髪の褪色が抑制されることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0008】
すなわち、本発明は、δd=17.7MPa
0.5
、δp=8.8MPa
0.5
、δh=1.0MPa
0.5
からのハンセン溶解度パラメータの距離Raが、Ra≦12MPa
0.5
である油剤を有効成分として含有する、染色毛髪の高湿度条件下での褪色抑制用組成物である。
【0009】
また、本発明は、δd=17.7MPa
0.5
、δp=8.8MPa
0.5
、δh=1.0MPa
0.5
からのハンセン溶解度パラメータの距離Raが、Ra≦12MPa
0.5
である油剤を染色毛髪に適用する、染色毛髪の高湿度条件下での褪色抑制方法である。
【発明の効果】
【0010】
本発明の組成物は、染色した毛髪に適用することにより、高湿度条件下で進行する褪色に対する抑制効果が高く、染色後の毛髪の色を長期間にわたって維持することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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