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公開番号
2025100668
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2025064533,2024005342
出願日
2025-04-09,2021-06-29
発明の名称
ビデオコーディングのための方法および装置
出願人
テンセント・アメリカ・エルエルシー
代理人
個人
,
個人
主分類
H04N
19/117 20140101AFI20250626BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】ビデオコーディングのための方法および装置を提供する。
【解決手段】本開示の態様は、ビデオエンコーディング/デコーディングのための方法、装置、および非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む。装置は、処理された再構築サンプルとフィルタ処理の対応する出力値との複数の組み合わせを示す、現在のブロックの予測情報をデコーディングする処理回路を含む。処理回路は、現在のブロックの第1の色成分の処理された再構築サンプルに対してフィルタ処理を実行する。第1の色の処理された再構築サンプルは、処理された再構築サンプルの複数の組み合わせに含まれない。処理回路は、デフォルト値、予測出力値、および予測情報において示される出力値のうちの1つ、のうちの1つに基づいてフィルタ処理の出力値を決定する。処理回路は、第1の色成分とは異なる現在のブロックの第2の色成分に適用されている出力値に基づいて現在のブロックを再構築する。
【選択図】図20
特許請求の範囲
【請求項1】
デコーダにおけるビデオデコーディングの方法であって、
コーディングされたビデオシーケンスの一部である現在のピクチャ内の現在のブロックの予測情報をデコーディングするステップであって、前記予測情報は、処理された再構築サンプルとフィルタ処理の対応する出力値との複数の組み合わせを示す、ステップと、
前記現在のブロックの第1の色成分の処理された再構築サンプルに対して前記フィルタ処理を実行するステップであって、前記第1の色の前記処理された再構築サンプルは、前記予測情報において示される前記処理された再構築サンプルの前記複数の組み合わせに含まれない、ステップと、
デフォルト値、予測出力値、および前記予測情報において示される前記出力値のうちの1つ、のうちの1つに基づいて、前記フィルタ処理の出力値を決定するステップと、
前記現在のブロックの第2の色成分の再構築サンプルに適用されている前記出力値に基づいて前記現在のブロックを再構築するステップであって、前記第2の色成分は前記第1の色成分とは異なる、ステップと
を含む方法。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
決定する前記ステップは、第1の値および第2の値の1つを前記フィルタ処理の前記出力値として決定するステップであって、前記第1の値は前記予測情報において示される前記出力値のうちの前記1つであり、前記第2の値は前記第1の値の反数である、ステップ
を含む請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の色成分の前記処理された再構築サンプルの各々は、前記予測情報において示される処理された再構築サンプルの前記複数の組み合わせのうちの1つにおける対応する処理された再構築サンプルの反数であり、前記予測情報において示される前記出力値のうちの前記1つは、前記予測情報において示される処理された再構築サンプルの前記複数の組み合わせのうちの前記1つに対応する、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記フィルタ処理のマッピングテーブル内の前記第1の色成分の前記処理された再構築サンプルのインデックスと、前記フィルタ処理の前記マッピングテーブル内の前記予測情報において示される前記出力値のうちの前記1つのインデックスとの和は、前記マッピングテーブルの最大インデックスに等しい、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
決定する前記ステップは、前記予測情報において示される処理された再構築サンプルの前記複数の組み合わせが前記フィルタ処理における処理された再構築サンプルの組み合わせの総数のサブセットであることを示す前記予測情報に基づいて、前記フィルタ処理の前記出力値として前記デフォルト値を決定するステップ
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記予測出力値は、別のコーディングブロックに適用される前記フィルタ処理の出力値に基づいて決定される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の色成分の前記処理された再構築サンプルは、第1のコーディングモジュールから出力される前記第1の色成分の再構築サンプルに基づいて決定され、前記第2の色成分の前記再構築サンプルは、前記第1のコーディングモジュールまたは前記第1のコーディングモジュールの後に適用される第2のコーディングモジュールから出力される、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
コーディングされたビデオシーケンスの一部である現在のピクチャ内の現在のブロックの予測情報をデコーディングすることであって、前記予測情報は、処理された再構築サンプルとフィルタ処理の対応する出力値との複数の組み合わせを示す、前記デコーディングすることと、
前記現在のブロックの第1の色成分の処理された再構築サンプルに対して前記フィルタ処理を実行することであって、前記第1の色の前記処理された再構築サンプルは、前記予測情報において示される前記処理された再構築サンプルの前記複数の組み合わせに含まれない、前記実行することと、
デフォルト値、予測出力値、および前記予測情報において示される前記出力値のうちの1つ、のうちの1つに基づいて、前記フィルタ処理の出力値を決定することと、
前記現在のブロックの第2の色成分の再構築サンプルに適用されている前記出力値に基づいて前記現在のブロックを再構築することであって、前記第2の色成分は前記第1の色成分とは異なる、前記再構築することと
を行うように構成された処理回路を備える、装置。
【請求項9】
前記処理回路は、
第1の値および第2の値の1つを前記フィルタ処理の前記出力値として決定するようにさらに構成され、前記第1の値は前記予測情報において示される前記出力値のうちの前記1つであり、前記第2の値は前記第1の値の反数である、請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記第1の色成分の前記処理された再構築サンプルの各々は、前記予測情報において示される処理された再構築サンプルの前記複数の組み合わせのうちの1つにおける対応する処理された再構築サンプルの反数であり、前記予測情報において示される前記出力値のうちの前記1つは、前記予測情報において示される処理された再構築サンプルの前記複数の組み合わせのうちの前記1つに対応する、請求項8に記載の装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2020年11月12日に出願された米国仮出願第63/113,120号「IMPROVED CROSS-COMPONENT SAMPLE OFFSET」の優先権の利益を主張する、2021年6月28日に出願された米国特許出願第17/360,840号「METHOD AND APPARATUS FOR VIDEO CODING」の優先権の利益を主張する。先行する出願の開示全体は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
続きを表示(約 2,500 文字)
【0002】
本開示は、概してビデオコーディングに関連する実施形態を説明する。
【背景技術】
【0003】
本明細書で提供される背景技術の説明は、本開示の文脈を一般的に提示することを目的としている。本発明者らの研究は、この研究がこの背景技術の項で説明されている限りにおいて、および出願時に従来技術と見なされ得ない説明の態様は、本開示に対する従来技術として明示的にも暗示的にも認められない。
【0004】
ビデオコーディングおよびデコーディングは、動き補償を伴うインターピクチャ予測を使用して実行され得る。非圧縮デジタルビデオは、一連のピクチャを含み得、各ピクチャは、例えば1920×1080の輝度サンプルおよび関連するクロミナンスサンプルの空間次元を有する。一連のピクチャは、例えば毎秒60ピクチャまたは60Hzの固定または可変ピクチャレート(非公式にはフレームレートとしても知られている)を有し得る。非圧縮ビデオは、かなりのビットレート要件を有する。例えば、サンプルあたり8ビットの1080p60 4:2:0ビデオ(60Hzのフレームレートで1920×1080の輝度サンプル解像度)は、1.5Gbit/sに近い帯域幅を必要とする。1時間のこのようなビデオは、600GByteを超える記憶空間を必要とする。
【0005】
ビデオコーディングおよびデコーディングの1つの目的は、圧縮による入力ビデオ信号の冗長性の低減であり得る。圧縮は、前述の帯域幅または記憶空間要件を、場合によっては2桁以上低減するのに役立ち得る。可逆圧縮および非可逆圧縮の両方、ならびにこれらの組み合わせが用いられ得る。可逆圧縮は、元の信号の正確なコピーが圧縮された元の信号から再構築され得る技術を指す。非可逆圧縮を使用する場合、再構築された信号は元の信号と同一ではあり得ないが、元の信号と再構築された信号との間の歪みは、再構築された信号を意図された用途に利用するのに十分小さい。ビデオの場合、非可逆圧縮が広く用いられている。許容される歪みの量は用途に依存し、例えば、特定の消費者ストリーミング用途のユーザは、テレビ配信用途のユーザよりも高い歪みを許容し得る。達成可能な圧縮比は、より高い容認可能/許容可能な歪みがより高い圧縮比をもたらし得ることを反映し得る。
【0006】
ビデオエンコーダおよびデコーダは、例えば動き補償、変換、量子化、およびエントロピーコーディングを含む、いくつかの広範なカテゴリからの技術を利用し得る。
【0007】
ビデオコーデック技術は、イントラコーディングとして知られる技術を含み得る。イントラコーディングでは、以前に再構築された参照ピクチャからのサンプルまたは他のデータを参照することなく、サンプル値が表される。一部のビデオコーデックでは、ピクチャは、空間的にサンプルのブロックに細分される。サンプルのすべてのブロックがイントラモードでコーディングされる場合、そのピクチャは、イントラピクチャであり得る。イントラピクチャ、および独立デコーダリフレッシュピクチャなどのそれらの派生は、デコーダ状態をリセットするために使用され得、したがって、コーディングされたビデオビットストリームおよびビデオセッション内の1番目のピクチャとして、または静止画像として使用され得る。イントラブロックのサンプルは、変換を受け得、変換係数は、エントロピーコーディング前に量子化され得る。イントラ予測は、変換前領域におけるサンプル値を最小化する技術であり得る。場合によっては、変換後のDC値が小さいほど、およびAC係数が小さいほど、エントロピーコーディング後のブロックを表すために所与の量子化ステップのサイズで必要とされるビットは少なくなる。
【0008】
例えばMPEG-2生成コーディング技術から知られているような従来のイントラコーディングは、イントラ予測を使用しない。しかしながら、一部のより新しいビデオ圧縮技術は、例えば、空間的に隣接し、かつデコーディング順序で先行するデータブロックのエンコーディングおよび/またはデコーディング中に取得された周囲のサンプルデータおよび/またはメタデータから試行する技術を含む。このような技術は、以後「イントラ予測」技術と呼ばれる。少なくとも一部の場合には、イントラ予測は、再構築中の現在のピクチャからの参照データのみを使用し、参照ピクチャからの参照データは使用しないことに留意されたい。
【0009】
イントラ予測には多くの異なる形式があり得る。このような技術のうちの1つより多くが、所与のビデオコーディング技術において使用され得る場合、使用中の技術はイントラ予測モードでコーディングされ得る。ある場合には、モードはサブモードおよび/またはパラメータを有し得、それらは個別にコーディングされ得るかまたはモードコードワードに含まれ得る。所与のモード、サブモード、および/またはパラメータの組み合わせにどのコードワードを使用するかは、イントラ予測によるコーディング効率/利得に影響を及ぼし得、したがって、コードワードをビットストリームに変換するために使用されるエントロピーコーディング技術にも影響を及ぼし得る。
【0010】
イントラ予測の特定のモードは、H.264で導入され、H.265で改良され、共同探索モデル(JEM:joint exploration model)、多用途ビデオコーディング(VVC:versatile video coding)、およびベンチマークセット(BMS:benchmark set)などのより新しいコーディング技術でさらに改良された。予測子ブロックは、既に利用可能なサンプルに属する隣接サンプル値を使用して形成され得る。隣接サンプルのサンプル値は、方向に従って予測子ブロックにコピーされる。使用中の方向への参照は、ビットストリーム内でコーディングされ得るし、またはそれ自体予測されてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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