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公開番号2025101109
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-07
出願番号2023217710
出願日2023-12-25
発明の名称タイミング調整方法および通信システム
出願人三菱電機株式会社
代理人個人,個人
主分類H04W 56/00 20090101AFI20250630BHJP(電気通信技術)
要約【課題】本開示は、装置数を増やすことなく基地局間の送信タイミングを調整することが可能なタイミング調整方法等を提供することを目的とする。
【解決手段】本開示によるタイミング調整方法は、複数の基地局と、各基地局に通信可能に接続された少なくとも1つの中継機とを備える通信システムにおける、複数の基地局のそれぞれから信号を送信するタイミングを調整するタイミング調整方法であって、複数の基地局のうちの第1基地局は、GPS信号を受信し、GPS信号に基づいて、自局が信号を送信するタイミングを示すタイミング信号を生成し、タイミング信号の遅延量を算出し、遅延量をタイミング情報として複数の基地局のうちの第2基地局に通知し、第2基地局は、第1基地局から通知されたタイミング情報に基づいて、第1基地局がタイミング信号を生成するタイミングと同じになるように自局でタイミング信号を生成するタイミングを調整する。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
複数の基地局と、各前記基地局に通信可能に接続された少なくとも1つの中継機とを備える通信システムにおける、前記複数の基地局のそれぞれから信号を送信するタイミングを調整するタイミング調整方法であって、
前記複数の基地局のうちの第1基地局は、
GPS(Global Positioning System)信号を受信し、
受信した前記GPS信号に基づいて、自局が信号を送信するタイミングを示すタイミング信号を生成し、
生成した前記タイミング信号の遅延量を算出し、
算出した前記遅延量をタイミング情報として前記複数の基地局のうちの第2基地局に通知し、
前記第2基地局は、前記第1基地局から通知された前記タイミング情報に基づいて、前記第1基地局が前記タイミング信号を生成するタイミングと同じになるように自局でタイミング信号を生成するタイミングを調整する、タイミング調整方法。
続きを表示(約 630 文字)【請求項2】
前記第1基地局は、前記第2基地局を含む前記複数の基地局に前記タイミング情報を通知する、請求項1に記載のタイミング調整方法。
【請求項3】
前記第1基地局が前記GPS信号を受信することができない場合は、前記GPS信号を受信することができる他の前記基地局が前記タイミング情報を通知する、請求項1または2に記載のタイミング調整方法。
【請求項4】
複数の基地局と、各前記基地局に通信可能に接続された少なくとも1つの中継機とを備える通信システムであって、
前記複数の基地局のうちの第1基地局は、
GPS(Global Positioning System)信号を受信するGPS受信部と、
前記GPS受信部が受信した前記GPS信号に基づいて、自局が信号を送信するタイミングを示すタイミング信号を生成するタイミング生成部と、
前記タイミング生成部が生成した前記タイミング信号の遅延量を算出する遅延量算出部と、
を備え、
前記第1基地局は、前記遅延量算出部が算出した前記遅延量をタイミング情報として前記複数の基地局のうちの第2基地局に通知し、
前記第2基地局は、前記第1基地局から通知された前記タイミング情報に基づいて、前記第1基地局が前記タイミング信号を生成するタイミングと同じになるように自局でタイミング信号を生成するタイミングを調整する、通信システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、複数の装置が信号を送信するタイミングを調整するタイミング調整方法および通信システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
従来、一方の装置と他方の装置との間にタイミングずれを検出する装置を設置し、タイミングずれ量に基づいて一方の装置および他方の装置から信号を送信するタイミングを調整する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-5171号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的に、基地局間におけるゾーンの境界では、基準クロック誤差および伝搬距離などの遅延によって、各基地局からの信号の送信タイミングがずれてしまうという課題がある。
【0005】
従来では、第1基地局で基準タイミングを生成し、中継装置を経由して信号を伝送する第1ゾーンと、第2基地局で基準タイミングを生成し、中継装置を経由して信号を伝送する第2ゾーンとを備えるシステムを構築し、第1ゾーンと第2ゾーンとの境界において、タイミング誤差が一致、または一定のタイミングずれ量以内とするためのタイミングずれ量検出装置を設置する。そして、タイミングずれ量検出装置が第1ゾーンと第2ゾーンとにおけるタイミングずれ量を第1基地局および第2基地局のそれぞれに通知することによって、基地局間における送信のタイミング誤差を小さくすることを可能としている。
【0006】
しかし、従来では、第1ゾーンと第2ゾーンとの境界にタイミングずれ量検出装置を設置する必要があり、装置数が増加してしまうという問題があった。
【0007】
本開示は、このような問題を解決するためになされたものであり、装置数を増やすことなく基地局間の送信タイミングを調整することが可能なタイミング調整方法および通信システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するために、本開示によるタイミング調整方法は、複数の基地局と、各基地局に通信可能に接続された少なくとも1つの中継機とを備える通信システムにおける、複数の基地局のそれぞれから信号を送信するタイミングを調整するタイミング調整方法であって、複数の基地局のうちの第1基地局は、GPS(Global Positioning System)信号を受信し、受信したGPS信号に基づいて、自局が信号を送信するタイミングを示すタイミング信号を生成し、生成したタイミング信号の遅延量を算出し、算出した遅延量をタイミング情報として複数の基地局のうちの第2基地局に通知し、第2基地局は、第1基地局から通知されたタイミング情報に基づいて、第1基地局がタイミング信号を生成するタイミングと同じになるように自局でタイミング信号を生成するタイミングを調整する。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、装置数を増やすことなく基地局間の送信タイミングを調整することが可能なる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
実施の形態1に係る通信システムの構成の一例を示す図である。
実施の形態1に係る基地局の構成の一例を示す図である。
実施の形態1に係る通信システムにおけるタイミング調整方法の一例を示すフローチャートである。
実施の形態2に係る通信システムにおけるタイミング調整方法の一例を示すフローチャートである。
実施の形態2に係る通信システムにおけるタイミング調整方法の一例を示すフローチャートである。
実施の形態1,2に係る基地局のハードウェア構成の一例を示す図である。
実施の形態1,2に係る基地局のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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