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公開番号
2025101815
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2023218848
出願日
2023-12-26
発明の名称
車両の空調システム
出願人
マツダ株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B60H
1/00 20060101AFI20250701BHJP(車両一般)
要約
【課題】空調装置によるエネルギー損失を抑えつつ、窓ガラスの曇りを防止することが可能な、車両の空調システムを提供する。
【解決手段】車両(1)の空調システム(100)は、車室外からの空気の導入及び車室内における空気の循環が可能な空調装置(30)と、車両へのユーザの乗車を検知する着座センサ(22)又はアンテナ部(21)と、車両の外部から送信された信号を受信するアンテナ部と、空調装置を制御するように構成されたコントローラ(10)とを備え、コントローラは、乗車検知装置により車両へのユーザの乗車が検知されず、且つ、空調装置の動作に関する所定の信号を受信装置が受信した場合に、車室外から導入した空気をフロントウィンドウ(2)の車室側の表面に向かって吹き出す乾燥制御を空調装置に実行させるように構成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
車両の空調システムであって、
車室外からの空気の導入及び車室内における空気の循環が可能な空調装置と、
前記車両へのユーザの乗車を検知する乗車検知装置と、
前記車両の外部から送信された信号を受信する受信装置と、
前記空調装置を制御するように構成されたコントローラと、を備え、
前記コントローラは、
前記乗車検知装置により前記車両へのユーザの乗車が検知されず、且つ、前記空調装置の動作に関する所定の信号を前記受信装置が受信した場合に、車室外から導入した空気を車両用窓ガラスの車室側の表面に向かって吹き出す乾燥制御を前記空調装置に実行させるように構成されている、
車両の空調システム。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記所定の信号は、前記車両の外部から遠隔的に前記空調装置を動作させるリモート空調信号、前記車両の外部から遠隔的に前記車両を始動させるリモート始動信号、及び、前記空調装置を動作させる時刻を予め指定する空調予約信号の、少なくとも1つを含む、
請求項1に記載の車両の空調システム。
【請求項3】
前記コントローラは、前記乾燥制御の実行中に、前記乗車検知装置により前記車両へのユーザの乗車が検知された場合、前記乾燥制御を終了させるように構成されている、請求項1又は2に記載の車両の空調システム。
【請求項4】
車室外の空気の湿度を測定する外気湿度センサを備え、
前記コントローラは、前記乗車検知装置により前記車両へのユーザの乗車が検知されず、且つ、前記受信装置が前記所定の信号を受信した場合において、前記外気湿度センサにより測定された車室外の空気の湿度が所定の閾値未満の場合に、前記乾燥制御を前記空調装置に実行させるように構成されている、
請求項1又は2に記載の車両の空調システム。
【請求項5】
前記車両用窓ガラスの車室側の表面に設けられた吸水膜の吸水率を測定する吸水率センサを備え、
前記コントローラは、前記乗車検知装置により前記車両へのユーザの乗車が検知されず、且つ、前記受信装置が前記所定の信号を受信した場合において、前記吸水率センサにより測定された前記吸水膜の吸水率が所定の閾値より大きい場合に、前記乾燥制御を前記空調装置に実行させるように構成されている、
請求項1又は2に記載の車両の空調システム。
【請求項6】
前記乗車検知装置は、前記ユーザが携帯するための携帯機が前記車両から所定範囲内に接近した場合に前記携帯機と通信可能になる通信装置を有し、
前記コントローラは、前記通信装置が前記携帯機と通信した場合に、前記車両へのユーザの乗車が検知されたと判定する、
請求項1又は2に記載の車両の空調システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の空調システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
車室内外の温度差や車室内の湿度により、車両の窓ガラスの車室側の表面温度が露点以下になると、窓ガラスの車室側の表面に結露が発生する。その結果、窓ガラスに曇りが生じ、ドライバの視界の妨げになる。そこで、従来、車両の空調装置により、車室外から導入した低湿度の空気を窓ガラスの車室側の表面に向かって吹き付け、結露した水滴を蒸発させることによって、窓ガラスの曇りを除去することが行われている。
【0003】
また、窓ガラスの車室側の表面に吸水性の被膜(吸水膜)を設けることにより、曇りの原因である結露の発生を防止する技術も知られている。このような吸水膜が形成された窓ガラスを有する車両において、吸水膜に吸収された水分を乾燥させて防曇性能を回復させるために、車両の走行中は部分的に外気を導入して吸水膜を乾燥再生させ、車両が駐車したと判定すると外気導入を所定時間行うことが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-298323号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、車室外の気温が車室内より低く、車両の乗員により設定された設定温度に従って空調装置が作動している状態において、窓ガラスの曇り除去や吸水膜の乾燥のために外気を導入すると、車室内の気温が低下してしまう。その結果、設定温度を維持するためにヒータ等の出力を増大させる必要が生じるので、空調装置によるエネルギー損失が増大する。また、駐車判定時に外気導入を所定時間行って吸水膜を乾燥させたとしても、ユーザが次に車両を使用するまでの間に、湿度の高い空気が車室内に侵入し吸水膜が水分を吸収してしまい、防曇性能が低下する可能性がある。
【0006】
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、空調装置によるエネルギー損失を抑えつつ、窓ガラスの曇りを防止することが可能な、車両の空調システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決するために、本発明は、車両の空調システムであって、車室外からの空気の導入及び車室内における空気の循環が可能な空調装置と、車両へのユーザの乗車を検知する乗車検知装置と、車両の外部から送信された信号を受信する受信装置と、空調装置を制御するように構成されたコントローラと、を備え、コントローラは、乗車検知装置により車両へのユーザの乗車が検知されず、且つ、空調装置の動作に関する所定の信号を受信装置が受信した場合に、車室外から導入した空気を車両用窓ガラスの車室側の表面に向かって吹き出す乾燥制御を空調装置に実行させるように構成されている。
【0008】
このように構成された本発明によれば、コントローラは、乗車検知装置により車両へのユーザの乗車が検知されず、且つ、空調装置の動作に関する所定の信号を受信装置が受信した場合に、車室外から導入した空気を車両用窓ガラスの車室側の表面に向かって吹き出す乾燥制御を空調装置に実行させるので、車室内に乗員がおらず温度調節のためにヒータ等を使用する必要がない状況において、空調装置の動作に関する所定の信号を受信したことからユーザが近々車両を使用する意図があると考えられる場合に、乾燥制御を実行することができる。これにより、空調装置によるエネルギー損失を抑えつつ、ユーザが車両を使用する時点で窓ガラスの曇りを防止することができる。
【0009】
本発明において、好ましくは、所定の信号は、車両の外部から遠隔的に空調装置を動作させるリモート空調信号、車両の外部から遠隔的に車両を始動させるリモート始動信号、及び、空調装置を動作させる時刻を予め指定する空調予約信号の、少なくとも1つを含む。
【0010】
このように構成された本発明によれば、車両にユーザが乗車しておらず、且つ、ユーザが近々車両を使用する意図があることを示す蓋然性の高いリモート空調信号、リモート始動信号、及び空調予約信号の少なくとも1つを受信した場合に乾燥制御を実行することができる。これにより、空調装置によるエネルギー損失を抑えつつ、ユーザが車両を使用する時点でより確実に窓ガラスの曇りを防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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